「人は夢を二度見る」トラペジウム あらP★さんの映画レビュー(感想・評価)
人は夢を二度見る
もともとアイドルというのは舞台裏を見せない存在だったのだが、
古くは「アイドル天使ようこそようこ」でアイドルの成長譚を描き、ハロプロでリアリティーショー化し、「アイドルマスター」で体験型エンターテインメント化した、
その延長に小説「トラペジウム」があるのだと思う。
主人公の東ちゃんは、自身がアイドルを目指しつつ、アイドルグループのプロデュースもする、という設定が独特。アイドル目指す子なんて多かれ少なかれセルフプロデュースするンだろうけど、あくまで大人に引っ張ってもらう前提。グループをセルフプロデュースするのは、まぁファンタジーか。でも最近、アイドル部があるらしいから、そういうのも現実になってきたか。
思い通りいかないこと、確執や葛藤があって、主人公のネガティブな面も描かれていて、というかソレがこの話のキモなのだけど、観ているこっちも、アイドルが最終ゴールじゃないんだ、と気付かされる。
中の人の切り口でアイドルはそう見えてるンだなぁ、と。
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