「主人公の強引さが目立つ」トラペジウム トダー・オートマタさんの映画レビュー(感想・評価)
主人公の強引さが目立つ
原作小説を未読です
本作は主人公の東ゆうが
東西南北のそれぞれの学校の美少女を見つけ出して
彼女たちをアイドル活動をすることを狙う
主人公がメンバーを集めるときに
本当の目的を隠して
友人になろうと言って近づくのはちょっと強引に感じる
そして、
西(ロボット好きな女の子)
南(お蝶夫人っぽいお嬢様)
北(主人公の昔のクラスメイト)
の3人をあつめて、地方テレビ番組から
アイドル育成計画的な番組からデビューし
本格的にアイドル活動をしてくる
しかし、アイドル活動がもともとの目的でなかった
3人はアイドルでやっていけなくなってしまい
結果として、アイドル活動を解散になってしまう
解散したあとは主人公もアイドル活動をやめ
学校にも行きにくくなった
その後、メンバーと再会をし和解して
主人公はもう一度アイドルを目指して頑張る
そして、みんなそれぞれの夢をかなえて
10年後に4人と再会するという感じで終わる
本作を観ると
主人公の強引さが際立つ
メンバーも含めてすべてアイドル活動をするための踏み台というイメージ
そもそもアイドルになりたいらしいが動機がわかりにくい
さらに主人公は外国に行った期間があり(英語も堪能)
日本のアイドルに触れていない時期があったのに
なぜ、日本でアイドルになろうと思ったのか本作でもよくわからない
集めた3人は普通にいい子だな
アイドル活動に巻き込まれた感じなのに主人公の悪口言わなかったし
「目に狂いはなかった」というセリフがあったがその通りだ
それとアイドルに向いているかは別ということか
モブとかも悪口を言っていた人もいたという描写もあったので
それを考えると3人はまとも
ただ、お嬢様とかロボット好きの女の子とかの設定は
序盤くらいでしかあまり意味がなかった
さらにアイドル活動についていけなくなって
解散をしたのにCDを買った主人公のところに集まるのは驚いた
普通だったら、メンタルやばかった子もいたので
4人集まらずだれかは絶交していると思った
そもそも、なぜこんな回りくどいことをして
アイドルになろうと思ったのかというと
主人公はオーディションに全部落選をしたことでこの作戦をとったらしい
でも、一度オーディションで全部だめだった人が
ラスト再チャレンジでうまくいくのかとラスト疑問に思った
どう考えても「東西南北」での知名度があったからだろとしか思えなかった
本作ではアイドルになるには
容姿や才能よりも、アイドルに対する異常な執着がないと
アイドルになれないというメッセージを感じた
原作者もアイドルなのでこれが事実なんだろうか?
ただ、10年くらい前ならともかく
現在だったらyoutubeとかネットからアイドル目指すのだろうかと思った
主題歌にVtuberがかかわっているのもそういう意図があるのだろうかと感じた
作画や声優は基本的に不満はなかったが
爺さんトリオの声に違和感があった
しらべたら、原作者含む乃木坂メンバーがゲスト声優やっていたのか