「1818」ジェントルマン kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
1818
ちょっと犯則っぽいストーリー展開。序盤では時系列混ぜこぜにしておきながら、主人公探偵の一人称でのハードボイルドタッチ。女子大生とのやり取りでさえ意味不明な感じで、いつの間にかカン検事に逮捕されていた。しかも短い事件の発端。あらすじすらミスリードしている犯則ぶり。
病院で目覚めてから一人称ストーリーが一転、観察が好きだという「いかれ女」ことキム・ファジンと対面してタッグを組んでからは視点が徐々に移っていく。大物検事クォン・ドフンの悪事が明るみに出てくるが、何しろ莫大な資金力によってなかなか切り込めない様子。
実行役のチャンモとピリョンの他、天才的ハッカーのイ・ランを部下に持つチ・ヒョンス。ミッション・インポッシブル風の展開もあったりするが、どちらかというとオーシャンズのような詐欺師集団のほうが似合っている。そんな所長が事件に巻き込まれて真犯人を捜すという展開にも騙されてしまった・・・まぁ、冒頭でファジン検事と刑事に問い詰められているから、命だけは助かることはわかっているので安心感もある。
やっぱりスカッとするどんでん返しは大好物。だけど、穴だらけの計画だったし、所々意味不明の展開もあったのは残念なところ。キム・ファジン(チェ・ソンウン)がどんどん魅力的な女性になっていくところも好き!
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