劇場公開日 2024年9月20日

「母親に甘えて反抗した若い日々。 今のうちに感謝の想いを伝えよう。後悔しないように。」ぼくが生きてる、ふたつの世界 ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0母親に甘えて反抗した若い日々。 今のうちに感謝の想いを伝えよう。後悔しないように。

2024年9月27日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

全てをかけて育ててくれた毎日への感謝を伝えられなかったこと。
それどころかうるさがって歯向かっていたことへの後悔。
きっと誰にもあることを、思い出させてくれる。
間に合ううちに、ひとりでも多くの子供たちに、
母への感謝を伝えるきっかけになれば、
この映画はとてつもなく価値がある!

聴覚障がい者の両親を持つ青年の生活のリアルを描く。
両親役の俳優がともに実際の聴覚障がい者であるため、とても自然に観れる。
しかし、そこに描かれるのは特別なことばかりでなく、普通の母と子の想いと変わらない。
何もわからないまでも、子供がやりたいことができるように思ってくれている。
ちゃんと食べているか、常に気にしてくれる。
とてもシンプルな母親の愛と、その感謝を伝えられていない後悔が詰まっていて、泣けた。

ITOYA