「ふれる。の優しさと3人の成長」ふれる。 ゆきとうさんの映画レビュー(感想・評価)
ふれる。の優しさと3人の成長
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後半から心に響き、気分爽快な映画でした。個人的な感想ですが、謎の生き物である「ふれる。」にふれることによって、相手の手を触れることで相手の心が読み取れるようになる話です。
根本は、本音と建前に行き着くのだと思います。秋ら3人は、本心を読み取ることで友情を深めていったのですが、実はふれる。が相手が傷つく本音の部分はフィルターをかけており、結果建前の心しか相手に伝わっていなかったのです。これは、ふれる。なりの優しさなんだと感じました。
しかし、そうなると、この物語のように実際にはズレが生じ、大きなトラブルの元になる危険性がはらんでいるわけです。
ですので、私達の日常社会は、本音だけの世界も建前だけの世界も成り立たないことが分かり、面白かったです。
ふれる。は、あまり目立たなかったですが、あくまでもこの物語の主役はあの3人なので、この立ち位置でよかったと思います。
ふれる。の涙が心に響きました。
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