劇場版　僕と時々もう1人の僕　トゥレット症と生きるのレビュー・感想・評価

トゥレット症候群という病気があって、自分の意志とは関係なく、体のどこかが突然動いてしまう、チック、が現れ、奇声を発してしまう症状とのこと。
チックには主に2種類あり、同じ言葉を繰り返す音声チックと、瞬き.首や肩を動かす.などの動作を繰り返す運動チックに分けられる。これらのチックのうち、1つ以上の音声チックと複数の運動チックが1年以上にわたってみられる状態をトゥレット症候群というらしい。
そんな3人のトゥレット症候群の患者を紹介していく作品。

栃木出身で東京で就活生の酒井さんは奇声と手や首が動くチックが酷くて大変そう。マツノケアに就職されたようで、今後の活躍を祈念してます。
名古屋でUberの配達員と日本料理店の片付けアルバイトをされてる魚屋さんあいよこと棈松怜音さんは奇声だけみたい。千葉大学の田辺希さんの計らいで小学校5年生の授業をされたのは感動的だった。
TikTokを配信してるののかさんは奇声が出るが運動してる時は出ないそうで、1番軽症にみえた。
理解される事が嬉しいんだ、ということがわかった。
優しく無視してくれませんか、くしゃみのようにとの事。
もし、トゥレット症の患者に出会ったら、まず理解する事を心がけようと思った。
そして、本作を少しでも多くの人が観て、この病気のことを知るきっかけになれば良いな。そう思った。