劇場公開日 2024年2月2日

ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人のレビュー・感想・評価

全69件中、61~69件目を表示

2.5小刻みの後退が出来ません

2024年2月3日
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鑑賞方法:映画館

なんか悪くないが今一歩…歴史絵巻にしても陛下との愛にしても宮中のドロドロにしても子どもたちへの愛情にしてもどれも今一歩の印象やった。もう少し絞っても…
しかし久々にジョニーデップは良かったなー最近何かとお騒がせやったから…
それにしても主人公のあれほどの階段ダッシュはロッキー以来やね(^^;;両手挙げて小躍りせんで良かったわ(๑˃̵ᴗ˂̵)せんのか〜い

②E-4

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shige12

5.0どの趣旨で見るかでかなり評価は割れそう。世界史かベルばら好きなら是非

2024年2月3日
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鑑賞方法:映画館

今年49本目(合計1,141本目/今月(2024年2月度)2本目)。
(ひとつ前の作品「罪と悪」、次の作品「ダム・マネー ウォール街を狙え!」)

 さて、本作品です。
有名なベルばら、そのコミック、舞台版(宝塚版ほか)などを前提にするか、世界史の知識を援用するかによって理解はかなり差が出ます。ベルばらの筋で見るのが多分正解かな…というところです。高校世界史ではほぼ扱われない事項だからです。そのくせ、実は当時の法律(相続関係)の知識を実は要求する部分があるので(後述)、見方によっては苦労しそうです。

 結局のところ、高校世界史においてはメジャーな人物ではないので、2時間前後の本作品では描かれる範囲にも限界があるし、ある程度は自分で調べるなりパンフを買ってねというのが前提なような気がします。ベルばらを知っているか、あるいは大学でこの時期のフランス史を専攻していたなどの事情があれば別でしょうが、それ以上のことを求めようとすると一気に難易度があがります。ヒントになる描写がほぼないからです。

 もっとも、法律系資格持ちはある程度の「あたり」をつけてみるので、大体このあたりが論点になっているのかな…という点は把握して調べることはできるので、第三の筋はそれかなといったところです。

 個人的には、主人公の生涯が波乱に満ちたものであったため、当時としては男女同権思想ほかに見識があったと思われる描写がある一方で、対立したマリー・アントワネットは別の考え方を持っていたところ、実はその「別の考え方」が跳ね返ってきたのが彼女自身にほかならないという史実が存在し(後述)、「当時の男女同権の考え方の人それぞれの考え方」という第4の論点があるのかな…といったところです。

 採点に関しては以下まで考慮しています。

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 (減点0.2/マリー・アントワネットとの対立についての描写)

 この部分は、当時のフランスを支配していたサリカ法(後述)のことまで知らないと理解できず、なぜ2人が極端にいがみ合ったのかという理解が難しくなるところです。ここは一言入れておいて欲しかったです。
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 (減点なし/参考/サリカ法と当時のフランスの王位継承)

 日本が参考にしている民法はドイツ民法とフランス民法ですが、このフランス民法はナポレオン法典です。しかしナポレオン法典も当時の慣習を完全に排除することはできなかったので、当時、普通に行われていたことがらは大半取り入れられています。一方で、ナポレオンがあらわれるまでには「サリカ法」という法律がフランスを支配していたのです(そもそもは400年ごろからある古い法)。

 サリカ法はもともとは法分類は刑法・刑訴法に分類しえますが、それは形式的な分類で(そもそも当時は宗教が支配していた時代だったので、「神の答えが法の回答」というような、刑法自体は形式的にか存在していない考え方だった)、同法にごく一部存在していた「女性の土地の相続禁止」が女性の王位継承禁止というようにいいように拡大解釈され、実際にこれは百年戦争の勃発原因にもなった事情(のひとつ)でもあります。

 ひるがえって本映画の描写を見ると、2人には対立が見られますが、アントワネット側からはしいていっても「(生まれや職業の)身分が低い女性なのに…」程度であった一方で、同法が支配していたフランスにおいて、アントワネットには男の子に恵まれなかった(ルイ16世が「子作り上手ではなかった」(表現は緩和しています)とされる)ため、2人の間に無関係な争い(争いというより、言いがかりあるいは八つ当たりとでも言いうるもの)が生じていたといわれます。

 最終的にアントワネットは2女2男を出産しますが、その後に起きたフランス革命とナポレオン戦争の勃発ほかによって、天寿を全うしたといえるのは、長女のマリー・テレーズ・シャルロットだけであった(残りの3人は戦争に巻き込まれたり、戦争に伴って流行した病気で早死だった)というのも皮肉なところです。

 ※ なお、サリカ法自体はフランスだけでなく、同趣旨の規定は他国にもありましたが、近現代になるにしたがって男女同権思想が当たり前になるとこれらの法は自然と消えていきました(あるいは、現代民法ほかの基本法が優先されるようになった、ともいいうる)。

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yukispica

4.0フランスの歴史の一幕驚くばかり!

2024年2月3日
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悲しい

知的

監督・脚本・主演女優と大活躍のマイウェンさん、思うがままに国王(J.D)を操り18世紀のヴェルサイユ宮廷を舞台に熱演!

皇室に入ると堅苦しいマナーを無視して自由奔放に生きる彼女は宮廷内で嫌われ者となるが国王の計らいで皇太子の妻マリオから声が消されて嬉しさの余りかけ出すシーンが印象的でした。

庶民と掛け離れた王室や貴族たちの生活ぶりがのちに弾劾される訳が分かる様でした。

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倭

3.0ゴージャスなベルサイユ宮殿 シャネルの息を呑む程の美しいドレス、た...

2024年2月3日
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ゴージャスなベルサイユ宮殿 シャネルの息を呑む程の美しいドレス、たまらないのですが、なぜ主演をマイウェンに… 綺麗ですがこの役じゃないよー。角度によって皺や筋張った輪郭が強調されかなり熟女感が増しまし。うーん、残念。10代の小悪魔でキュート女優を使えばもっと納得。こんな女性ならジョニデも惚れても仕方ないよねって。

ジョニデは個人的に役にハマってたかなと思います!圧が控えめで良い!

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コチョ

3.5内容は悪くないが物足りない。

2024年2月3日
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鑑賞方法:映画館

知的

マリーアントワネットは絵から出てきたようにイメージにピッタリだったが、肝心のデュ·バリー夫人は大勢の中で目の引くような存在感がなく、抱き心地も悪そうな今どきの女だったのが残念だ。
彼女の無邪気さ、王への愛などが日本での評判とは違う所(笑)
某漫画が有名すぎて悪女のイメージが日本では強いけど、ポリニャック夫人のようなズル賢いタイプの悪女じゃないですからねw
ヴェルサイユを経ったあとの暮らしや、処刑されるシーンなどは全くなく、ナレーションで淡々と終わってしまうのは残念。

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くまたろう

2.0ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人 ジョニーデップ演じるルイ1...

2024年2月2日
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ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人

ジョニーデップ演じるルイ15世の公妾を担ったジャンヌの話。
ヴェルサイユ宮殿の再現性は高くこの時代の作品が好きな人にはおすすめしたくなる。
ストーリーも最下層で育ち若い頃は娼婦となりお金を作り劣悪な環境下でも独学で知識を得てきた苦労人。そんな彼女が王の公妾となるシンデレラストーリーは魅力的に描かれていた。
作品の終わりには最後にマリー・アントワネットと共にギロチン刑で処刑される説明があったがこの史実は初めて知る。2ヶ月ほどまえに公開されたナポレオンにほんの少し前の時代の作品となるためセットで見るとより面白い。

個人的な2024年洋画新作鑑賞ランキング
1 ネクスト・ゴール・ウィンズ 4.8
2 コット、はじまりの夏 4.7
3 アリバイ・ドット・コム2 ウェディング・ミッション4.5
4 アクアマン/失われた王国 4.5
5 ニューヨーク・オールド・アパートメント4.3
6 異人たち 3.7
7 ミツバチと私 3.6
8 僕らの世界が交わるまで3.0
9 弟は僕のヒーロー 2.8
10 ジャンプ、ダーリン 2.5
11 エクスペンダブルズ ニューブラッド 2.3
12 ダム・マネー ウォール街を狙え! 2.3
13 哀れなるものたち 2.3
14 ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人 2.2
15 葬送のカーネーション 2.2
16 サウンド・オブ・サイレンス 2.0
17 サン・セバスチャンへ、ようこそ 1.8
18 VESPER/ヴェスパー 1.5

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ego

4.5主演への違和感も吹っ飛ばす豪華絢爛

2024年2月2日
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主演マイウェンが本物から余りにも遠いが、彼女が監督してこの豪華絢爛な歴史絵巻のような映画を作ったと知れば許せるようになる。ジョニー・デップは何を演じさせてもそれらしく見える天才だが、いかにも国王らしく、脇役は王太子(後のルイ16世)もマリー・アントワネットも、意地悪な王女たちもキャストは完璧。ヴェルサイユの慣習やマナーの再現、有名な「王は没した、王万歳」の場面など、歴史の教材にもなる優れもの。昨年エールフランスの機内で見たが、その時から日本で公開されたらまた見ると決めていた。二度目でも、一秒も退屈しない。

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Boncompagno da Tacaoca

3.5デュ・バリーという人物像

2024年2月2日
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ベルサイユのばらの中のデュ・バリーという人物しか知らなかったため、今回デュ・バリーに焦点をあてた映画が公開するということで興味が湧き鑑賞。

貧しい家庭に生まれ育ち、成長とともに娼婦同然として生きていたが、自分の知性と美貌で上流階級の人達と関わっていくうちに高い地位を手に入れていく。だが彼女の中には少しも心の穢れや汚さを感じず、逆にその自由な心持ちが、縛りの中で生きてきたルイ15世の心を奪っていったのだろうなと思った。

彼女の生き様、周りがなんと言おうとへこたれない根の強さ、そしてリアルなベルサイユが描かれていた。

内容の難しさや、キャスティングなどで個人的に評価としては低めだが、一度は観てみるといいのではと思う映画であった。

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りー

4.0マイウェンの才能に脱帽

2024年2月2日
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主役兼監督マイウェン、フィフス.エレメントのオペラを歌う青いエイリアン役だった女性がこんな才能豊かな人だとは!リュック.ベッソンの元奥様と聞いてなるほど!と思いました。
今作はジョニデ演じるフランス国王ルイ15世と公妾デュ.バリー夫人のラブストーリーです。
マイウェン演じるジャンヌ、娼婦時代はゴツくて
ヤボくて決して美しいと言わんけど(どっかの政治家の失言のようで失礼)宮廷に召し上げられて豪華絢爛メイク衣装セットのトリプルマジックでしたたかさ滲み出る美女に変身します。
その後宮廷のしきたりや女子あるあるのイジメを乗り越えて、いやぶち壊して国王の公妾に上り詰めるサクセスストーリーです。
デュ.バリー夫人の事は歴史モノで名前くらいの知識しかありません。国王を惑わす悪女か国王を一途に愛する献身的な女性かはわかりませんが少なくとも国王の愛を留めるためいろんな努力を惜しまない人なんだろうと察します。
国王の娘の1人ルイーズ役はもしかしてジョニデの実娘リリーローズ??(似てるなあ)
ジョニデもいろいろなトラブルのあまり表舞台に立つことが少なくなりオワコンだと揶揄する人も多かった。しかし最近ではエンタメ性の高い派手な作品の出演はないにしろ面白いというより観て良かったと思える作品が多くなりました。今作もそうですがMINAMATAやグッバイ、リチャードなど、
彼も既に還暦、若い時から好きな俳優さんですのでこれからも体に無理ない程度に活動してほしい。

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ミケ