「エンターテインメント歴史映画」ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人 ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
エンターテインメント歴史映画
ジャンヌ・デュ・バリーを主人公にルイ15世との恋愛をドラマティックに描くのだろうと思いきや、
割と淡々と歴史絵巻として綴られていく映画作品でした。
とはいえ、ジャンヌ・デュ・バリーのキャラクター造型を緻密に描いていたり、
ベルサイユ宮殿内における慣習・風習・礼儀作法といった所作、そして圧倒的に素晴らしい衣装等、
見どころは満載です。
個人的な好みになろうかと思いますが、
監督・脚本・主演のマイウェンは、主演は張らない方がよかったんじゃないかなーと思いました。
もっと女性を敵にまわすような、敵視されそうな役に向いている俳優はいたんじゃないかと。
しかしながら、ルイ15世を演じたジョニー・デップの演技は素晴らしかったです。
ジョニー・デップとわからない程、役に入り込んでいたと感じました。
実はもうひとりの主人公と言っても過言ではなさそうな、ラ・ボルド役のバンジャマン・ラベルネが
最も素晴らしい演技をしていると思いました。
ルイ15世もジャンヌも支える彼あっての物語でしたね。
コメントする