インサイド・ヘッド2のレビュー・感想・評価
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字幕版?吹替版?
夏休みのこの時期、海外アニメーション作品はどの劇場も「吹替版」中心の番組で、人気作品であっても「字幕版」の上映規模は意外なほど小さく案外選択肢がありません。特に本日の公開初日は「ファーストデイ」に合わせた繰り上げ公開と言うこともあって、TOHOシネマズ日比谷の中でも2番目の座席数のSCREEN1も平日昼にしては結構な客入りでした。
劇場で本作の予告が流れ出した数か月前、正直それほど興味はなかった本作ですが、先行で上映していた米国での興行成績や評判が非常に高いことを知り、無視できなくなって劇場鑑賞を決めました。ちなみに前作も劇場鑑賞し、いい作品だと思うもののそれほど思い入れもなかったため、念のため前日にも自宅TVで復習しての参戦です。
本作、全体的な話の構成は前作と概ね同じ「ザ・王道」な展開ですが、前作以上にハラハラさせてからの終盤の克服に大きなカタルシスとなる要因が「思春期(前作の最後にフリがあります)」という複雑で面倒な精神状態。そのため前作からの5つの「感情」に加えて新たに、4つの「感情」が加わります。この「感情のキャラクター化」についてはとてもよく考えられた設定ですし、勿論それぞれのキャラクターはとても可愛らしい。ただ、正直言うと話に当てはめるには少々強引さも感じていたのが前作における私の評価のネガティブ要素。ところが本作ではその点を含めて巧く結論に落とし込み、より納得度が高まっているように感じました。
とは言え、前述のとおり展開そのものは前作とほぼ同じで中盤はやや冗長。また、思春期なりの複雑な感情の揺れ動きを対応するため、字幕に出てくる言葉は思いのほか難しい。そのため、より理解と共感を高めたいのなら字幕版にこだわらず吹替版の方がよかったかな、と。
なお、Disney+契約の方なら配信開始を待つのもありかもしれませんが、キャラクターたちのテクスチャーは前作以上に微細で動きも滑らか。折角なら大きな画面で観ると、よりその愛らしさに魅了されるのではないでしょうか。ちなみに、本作もエンドクレジット後に一シーン入ります。少々長くて大変ですが、席を立たずにお待ちくださいませ。
オトナになって体感できなくなった、サルトルの実存主義。
むずかしい事を、かんたんに、
かんたんな事を、より深く、
深い事を、おもしろく、
おもしろい事を、
スピーディに、テンポよく、ダイナミックに、
鮮やかな色彩と躍動感あふれる映像で、
私たちの心の奥底を覗かせてくれた前作。
その続編である本作は、
主人公ライリーの成長と共に、
より複雑化する感情の世界を描き出す。
青い髪のヨロコビとカナシミ、
お馴染みの司令室など、
前作からの魅力的な要素はそのままだ。
だが!
新たな感情キャラクターの、
予想以上の数の多さに驚く。
その多さが物語に深みを与える。
特に印象的なのは、
ライリーが思春期を迎えることで現れるシンパイやハズカシといった、
より大人っぽい感情たちだ。
これらの感情は、
単に喜怒哀楽を表現するだけでなく、
人間が成長する過程で必ず直面する複雑な心の動きを鮮やかに描き出す。
更に感情たちは指令室を飛び出してライリーの心の奥底にある記憶を辿って冒険をする。
まるでパズルを解くように、
過去の記憶と現在の感情が繋がり、
ライリーの成長を促していく。
この過程は、観客も自身の記憶を辿り、
自己を深く理解するきっかけとなるだろう。
本作は子ども向けアニメーションでありながら、
サルトルのような問いを投げかけてくる。
例えば、感情のバランスとは何か、
私たちは本当に「自分」を理解しているのか、
シンパイもカナシミもネガティブやマイナスな感情ではなく必要な仲間だ、
シンパシーからエンパシーへ、
など。
理想的な、◯◯すべき、◯◯しないとイケナイは3の次、
論理的な解決策なんて2の次、
大事なのは今気持ちを寄せるエンパシー。
これらの問いは、
大人も子供も共感できる普遍的なテーマであり、
観る者の心を揺さぶる。
人間関係や自己肯定感といった、
普遍的なテーマが隠されている。
まさに、
むずかしいことをかんたんにふかくおもしろく、
エンターテインメントしているいつものピクサー作品だった。
様々なカラーがまだ分離されていない子どもたちが、
夏休みに本作を観る・・・イイナー
EDロールに、
シナリオアーティスト等、
シナリオ関連だけで20人はクレジットされていた。
アイスホッケー仲間と父母と、
最低限のセリフで、
原題『Inside Out』という意味の、
ヨロコビとカナシミの一心同体に華を持たせる、技術の高さに・・・イイナー
前夜祭には参加できず 公開初日の字幕版初回で観てきました 素晴らし...
モーフボールは役に立つ技なんよ
コントロールルームに戻る話
前作と同等、いや前作超える面白さ。
めちゃくちゃ楽しくて共感出来て感動して希望のあるいい映画でした。
スーパーマリオが記録抜かれるのも納得ですわ。
個人的に一番好きなカナシミも大活躍だのもうれしいし満足度高かった。
前作で最後に出てた思春期アラームが今回ついに鳴ってしまって物語が動き出すのもいい導入ですね。
大人の自分からしたら思春期来たか~ってなっちゃうけれど、同時にワクワクしちゃうんですよね、経験者だから(笑)
新な感情達も曲者ぞろいだし、よくまぁこんなにいいキャラクター化できたもんですわ。
制作陣の童心を忘れない感覚の鋭さや大人の目線でのストーリーの運び方、どれも超一級なんだなと感服いたしました。
前作同様ライリーパートと感情パートでどっちも見ごたえあるのもよかったし、なんならライリーパートだけで一本映画つくれそうな濃いストーリーでしたね。
ヨロコビたちがコントロール室に向かって旅をするのは前作とおんなじではあるんだけれど、頭の中が大分変ってるし新たなスポットもあって全然飽きない。
物語の根本はほとんど変わってなくて、「行って帰ってくる話」これマッドマックス怒りのデスロードと同じや!
ヨロコビはフュリオサだった!?
キャラクターとストーリーが素晴らしければこんなシンプルな行動もいくらでもドラマチックにスリリングに最高に楽しくできるんですねぇ。
成長と共に大事な物が変わっていく→大人になる。
なんだけれども幼児番組のキャラやゲームのキャラ(イケメンだけど弱い)など高校生になるから大人ぶらなきゃなライリーですが、まだまだ幼くてかわいいんですよね。
憧れや向上心と友情を天秤にかけたり、悪いと知りつつもノートを盗み見したり。
ヨロコビたちが「そんなことライリーはしない」「ライリーに何てことさせるの」ってなるシーンも思春期の上手な描き方でしたね。
知らない感情達に好きかってされちゃうけれど、最終的ににはみんな仲良くなるしみんな良かれと思っての行動だから仕方ない。いい事も悪い事もライリーの一部になっていくのだ。
旅を通して感情達の成長が現実ライリーの成長にもなっていく、いやほんと物語が上手くできてるわ。
ディズニーの今後の方針として、自社の潤沢な過去作品からリブートや続編制作に重きを置く方向に舵取りするらしい。
シリーズ作品はなかなか1作目を超えられないことが多い中、今作は見事に超えてきたしディズニーは変にポリコレ意識した新作よりこの方が性に合ってるのでわないだろうか。
過去の名作の蛇足にならないような良質の続編群に期待したいですね。
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劇中セリフより
「アヒルもカエルもダイナマイトもだしてやっただろう?」
いざとなったらダイナマイトでぶっ飛ばしちゃえば解決!
案外悩み事ってのはきっかけさえあればクリアできるのかも知れませんね。
どれも大切な感情たち
おまけ映像あるョ、帰っちゃダメ
ヨロコビ前夜祭 字幕版で鑑賞
今回もIMAX版は吹替しかないので仕方ありません、通常字幕版です。でも今日これの前にIMAX見てきたのでスクリーン、ちっちゃ。
私は原語派なので字幕版で見ましたが、字幕版に強いこだわりが無いのであれば、吹替版の方が良いかもしれません。
脳内のキャラクターが前作よりも増えていて、そのキャラクターが結構早口。どのキャラが話しているのか視線が動きっぱなし。ついて行くのがやっと。
主人公のライリー13歳はアイスホッケー🏑が得意な女の子。しかし思春期になり新たな感情が芽生えます。
脳内のでは新しい感情が支配し、今までの感情が抑え込まれます。合宿で新たな出会いや感情、 どう乗り越える?
でもこんな短時間で自分を見つけられる子。ライリーはやっぱり優秀な子です。
アメリカが……、世界が……。 相当 良作に飢えているんですね。かわいそう。
1は未視聴!解説あるから大丈夫!
話の内容よりも、多部未華子 上手くなかった!?!!という感想のほうが勝った。話としては思春期に私もこういう経験したな〜と主人公に共感できる部分が多かったけどそんなことより多部未華子ちゃんよかったよね?!!に結局なっちゃう。
そもそもこの作品 キャスティングが上手いな〜と思う。
イイナーは花澤香菜ちゃんの可愛さがぎゅぎゅっと詰まった声だし、ダリィは坂本真綾ちゃんのダウナーで中性的な声で惹かれる、ハズカシのマヂラブ村上は長台詞は少ないものの発したときの声が体格とも感情とも とてもマッチしていた。多部未華子ちゃんは振り切れた演技で観ていて楽しかった。
今作からのキャラクターはちょっと悪者っぽくも見えやすいけど 各キャストの演技も合わさって愛おしくなる。
前作はヨロコビが竹内結子さんだったようなので小清水亜美さんへ変わったことへの感想は割愛しますが、これだけキャスティングが良いのできっと竹内さんのヨロコビも素敵なんだろうな〜と思わずにいられない。大竹しのぶさんのカナシミももっと観たくなったので機会をつくって前作も観ます!
話は子供の頃からいる感情チームが冒険をする内容だけど、頭の中を冒険するからこそスケールも大きくて映像もワクワクした。
途中で違う作風のキャラクターも出てきて「そんなんありなんだ?」と驚きつつ そこも含めて見飽きない。
ヨロコビが冒頭で「ライリーは“特別”!」って言ったところで スゲーいい関係〜と思って軽く泣いたけど、各感情が自分の主人を大切に想うように、自分自身も各感情を大切にするべきなんですよね。
日本では感情を「喜怒哀楽」に当てはめようとするけど、感情はそれだけじゃなくて他にもあること、いま自分がどんな感情なのかを知るだけでも楽になることがあること、大人になってもいろんな感情と共存していいこと。改めて感情に関して学ぶことができた。
大人でも楽しめる
We love you the way you are.
アニメーション映画史上最大のヒットというのにつられて、観ていなかった前作を観てから鑑賞。
8月1日から公開と思ってたら、前日の夜から公開してたので早速駆けつけた。
初日に観ようと楽しみにしてチケット予約していた人たちはショックだろうなぁ。(ファンのこと考えてないな)
カナシミの声を大竹しのぶがしてるってすごいことだなぁって、言われてみないと全然わかんないけど確かに大竹しのぶだ。大竹しのぶってあらためてすごいや。
竹内結子さん、もういないんだなぁ。
内容に関係ない感想ばかり出てくるけど、このストーリー、イメージ、考えた人の頭の中が見てみたい。
技術的なことは詳しくないけど、ライリーのパートとかイマジネーションの世界とか、ストーリーだけでなくアニメーションの表現も抜きん出ているんだろうな。
日本語版の主題歌はそれほど響かなかった。(ファンの方ごめんなさい)
個人的にサンフランシスコが舞台の作品はそれだけでも嬉しい。
いわゆる「ポリコレワールド」ではないもののわかりにくい(字幕版)。
今年274本目(合計1,366本目/今月(2024年7月度)37本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
(前の作品 「劇場版モノノ怪 唐傘」→この作品「インサイド・ヘッド2」→次の作品「このろくでもない世界で」)
前編は見たかな…。レベルです。いずれにせよ前編の知識が前提にされることはありません。
また、ディズニー映画特有の「日本語吹き替えばっかり」に関してもテレワークのフレックスタイムをうまーく利用して字幕版で見たのですが、字幕版は特有の落とし穴があります(なお、字幕版をうまく選べたのですがやはり大阪市とてその手の映画を「原語で」見たいというのか外国人の方多めでした)。
および、ディズニー・ピクサーシリーズで時々ある、いわゆる「ポリコレ論」に関してはほぼ感じられず。コーチの方が黒人の男性の方だったと思いますがその程度です。ほか個々出ていたのかもしれませんが特段強調する部分はなし。
ストーリーとしては、アイスホッケーの強化試合の集まり?に参加することになった主人公の女の子ライリーの悩みと、その「心の中」を操る精霊(?)を描いた物語…といったところですが、前編を読んでいないとちょっと読み取りづらい部分があります。
アイスホッケーに関するルール(ペナルティに関することなど)は常識扱いなので注意です。
そしてこの映画、「ポリコレ論はあまりない」と書きましたが、「各国のことを取り上げすぎ」な部分があり、映画内だけでラテン語、フランス語、スペイン語が出ます。スペイン語に関してはかなりわかりづらく、前提となる知識を持っていればわかりますが、この映画は全編英語であり(一部ラテン語等も出る)、スペイン語圏の方が積極的に見ることはないと思いますが、おそらく理解ができないのでは…と思います(この点後述)。
総じてみると字幕版はこの「言語ネタ」(特にスペイン語ネタはある程度の知識を要求する)が厳しく、その点で難易度が跳ね上がりすぎで理解が難しいのが難点です。この映画に関しては、無難に吹き替え版を選んだほうが良いだろうというところです。
採点は以下まで考慮しています。
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(減点0.5/「オルビダモス」の意味するところが理解しがたい)
後述しますが、カタカナでしか出ませんが、 olvidamos とあてられるところ、この意味を理解するのはもう知識勝負大会ではないのか(リアルクイズ大会状態なのではないのか)といったところです。ただ、アメリカでは南米ではスペイン語が普通に使われるほか、スペイン系移民も一定数いるため、スペイン語は一定程度常識扱いで(だから、高校にもスペイン語は第二外国語にもあるし、展開上もそうなっている。後述)、日本では逆にスペイン語をそうそう使うことはないので(愛知・静岡西部などで南米系の外国人を扱う行政書士はある程度わかるがという程度)、ここは知識・文化の差が出ます。
なお、減点対象からは外しましたが、エンディングロールは脅威の16分(スマホにて確認)。13分ごろと16分ほどでいわゆる「おまけシーン」があるので注意です(いつ終わるのか謎でスマホ等取り出している方が他にもいましたが仕方がないと思います)。
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(減点なし/参考/「オルビダモス」とは何か)
エンディング近くになって登場する「オチ」のシーンです。誰が話しているかは本質論ではないので、A/Bなどで表します。聞き取れた範囲です。
A: Oh! Riley has a Spanish test tomorrow.
(そういえば、ライリーは明日スペイン語のテストがあるんだっけ?)
B: Oh! You’re right! We totally "olvidamos", meaning "forgot"!
(そうだった。私たちは完全に "olvidamos" 、つまり「忘れいていた」よ)
…です(この点、かなり海外版でも意味が分からないと話題になり先行公開のアメリカ等では質問が多い部分)。
「忘れていた」ということから推測がつくように、この「オルビダモス」は olvidamos で、原形(辞書形)ではolvidar になり、英語でいう forget の過去形にあたるものですが、forget 「忘れる」からスペイン語のこの動詞は類推がまずできません。かつ、forgot とあるので過去形ですが、過去形の中でも、スペイン語には「点過去と線過去」があり(この点後述)、その「点過去」(ある過去の一つの時点に着目した過去)の、動詞 olvidar の「1人称複数・直説法・点過去」の形ということになります(これらの点は他の評価サイト等からも確認済み)。つまり、「(私たちは)(ある過去にある一つの時点で)忘れていた」ということ(点過去)になります。
※ 紛らわしいことに、動詞 olvidar は直説法現在/直説法点過去の1人称複数が同形で olvidamos になります(-ar動詞では共通して起きる)。よって、 meaning "forgot" (つまり、「忘れていた」ってことだよ)の部分がないと解釈は一意になりません。
ただこの点、日本ではここまでわかるのはスペイン語を専攻している学生さんか、日本ではその趣旨的に愛知静岡などで南米外国人を扱う行政書士くらいしかおらず(ほか、広島市など車工場がある街でもおきるが、最大のマーケットは愛知静岡の労働者と、それを支援する行政書士)、この難易度は無茶苦茶厳しいです(というか誰がわかるのこれ…まぁ、実はポルトガル語とスペイン語は似た言語で、この動詞の活用形もそっくりなので、ポルトガル語話者(実質、日本では日系ブラジル人の方々)でも類推ができる)。
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※ 英語には、「現在形」に対して「現在完了」というものがあり、「過去形」に対しては「過去完了」というものがあります。同様にスペイン語にも現在形に対しては、「現在完了」というものがあり、未来形に対しても「未来完了」という時制があります。
しかし、スペイン語ではもともと、「点過去・線過去」の「2種類の過去の使い分け」が細かく発達したため、「点過去完了・線過去完了」という概念は理論上存在しますが(後者は特に断りがない限り過去完了で、「時制の一致」以降の中級以上では登場しうる)、実際には初級中級では出てこない事項です(NHKのテレビ・ラジオスペイン語講座などでもこれらの時制は省略されるのが普通)。
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いろんな意味で前作より踏み込んでいた
どんな感情も愛そう
試写会を観るにあたって、1を見直してみたけど、『感情ってここまで類...
試写会を観るにあたって、1を見直してみたけど、『感情ってここまで類型化できるものだったっけな…?』という違和感が当時よりも強くなってしまったわけだけど、思春期になって、感情も増えて、オチのつけ方もこの疑問にちゃんと答える内容だったので、最後スッキリしました。
後任の方も頑張っておられますが、やはり竹内結子さんではないカナシミは大きかったです。
アニメ内アニメに出てくる勇者のキャラクターに爆笑(会場内もむっちゃ笑ってました)!ズートピアのナマケモノみたいなコメディーリリーフで、音楽まで変えちゃう心地よさ。
自分自身も心配性なので、前半の「シンパイ→先回り→悪」っぽい描写が気になったけど、ラストでセーフかなと。あと、「よくわからない職業」っていう表現も少し気になった。
鑑賞後は自分自身をちょっと好きになれる作品!
「ヨロコビ、ライリーが呼んでるよ。」
9年ぶりの感情達の大混乱!鑑賞後は自分自身をちょっと好きになれる作品!
▼感想
映画.comの試写会に招待頂きました!ありがとうございました!
この映画のテーマは「欠点があってもありのままの自分を愛すること。愛されるために完璧である必要はないこと。」このテーマに合った素晴らしい作品だった!
ストーリーは前作の正当な続編といった感じで、様々な感情の変化が起こる思春期は感情達の物語にぴったりに感じた!
またもやライリーの頭の中をヨロコビ達が冒険するけど、前作とはまた違ったロケーションでヨロコビ達の冒険に魅了された。
ライリーの思春期による態度や言動の変化に共感性羞恥を感じ、ちょうど13歳の頃の自分を思い出したりして少し悶えた。
キャラクターは前作を見直した直後ということもあり、特にカナシミが好きだった!シンパイ達から隠れるところが特にかわいくて笑っちゃった。新しい感情達も映画としては少し悪い描かれ方になるけど、この感情達もライリーに必要な感情でさらに自分の頭の中にもいると思うと決して憎めなかった。
子供も大人も楽しめて、大人の心に刺さるピクサーらしい作品だった!
エンドロールでSEKAI NO OWARIの主題歌で余韻に浸って劇場を後にした。完璧でない自分をちょっと好きになれる...この映画はピクサーから私達へのプレゼント。
▼お気に入りのシーン
終盤のヨロコビ達がある物を抱きしめるシーン!
ヨロコビ達のライリーを想う気持ちと、自分自身も色んな感情が混ざり涙が止まらなかった!
吹替完成披露試写会で鑑賞
ガ〜ラスの十代〜〜〜♪
推定予算約2億ドル、北米興収は公開3日で1億5,500万ドル。これは『インクレディブル・ファミリー』(1億8,260万ドル)に次ぎ、アニメーション映画としては史上2番目のオープニング成績だそうです(ちなみにオープニング週末興収としては、1億6200万ドルを記録した2023年の「バービー」以来の大ヒット作品です!)。
公開3日で世界興行収入約2億9500万ドル、昨年の『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』を抜いて、アニメーション映画の史上最高デビュー記録を立ち上げたほど、すごい人気です。
この作品のヒットで、ここ数年苦戦を強いられてきたピクサーは復活を印象づけました。ピクサー社のジム・モリス社長は先月のインタビューで、当面の再建戦略として、「モンスターズ・インク」や「ファインディング・ニモ」のような人気シリーズの続編やスピンオフ作品と新たなコンセプトのバランスを取ることだと語っていたそうですが、久々の大ヒットでホッとしていることでしょう。
IMDbの評価8.0/10、ドチャクソ期待して、約18ドルの4Dで鑑賞しました。9年前に公開したインサイドヘッドも劇場で観たんですが、レビューを残しておらず、みなさんのレビューで復習して臨みました。(全体的な評価は高かったけど、刺さらない人には全く刺さらなかったようですね😅…)
今回の声優陣の目玉は何と言ってもイーサン・ホークとユマ・サーマンの娘マヤ・ホーク。最強遺伝子の名に恥じることなく、それはそれは美しい女優さんに成長しました。今回最悪の未来を想像してしまう、今作の鍵となる「シンパイ」役。ぶっちゃけ、感情の中でも一番可愛くないルックスでw、声も気持ちハスキーで、特徴的な声でした。字幕だと読むだけで大変なほど早口で情報量も多いので、苦手な方は無難に吹替えをお勧めします。
ちなみにAnxiety はWorry より心配し過ぎてイライラするニュアンスも含んでいるので、大人ならではの感情でしょうか。心配症過ぎて荷物が多くなりがちな私と重なるキャラクターでしたwww。
チーム80'sには今作も登板のパパ役カイル・マクラクラン、ママ役ダイアン・レインの方がエモい感情を呼び起こしてくれますが、メインキャラではないので、ほとんど印象に残らずw。実写で拝みたいお二人ではあります。
今作では、D boxじゃない、ちゃんとした4DXだったため、いつもの背中ドンドンだけのショボイヤツとは違い、風や光も感じる、日本と同じような迫力で楽しめました。
主人公のライリーちゃんはアイスホッケー選手の役のため、特に試合のシーンの椅子の振動もかなり激しく、観客もワーキャー盛り上がりました!ぜひ4Dをお勧めします♪カナダ人、アイスホッケー好きすぎるんで、最初から盛り上がりました!
ライリーちゃんは13才、数字にteen がつくteenager と呼ばれる思春期になりました。子供の頃の単純な喜怒哀楽だけでなく、他者との関わり方で色んな複雑な感情が入り混じる時期を、見事に作品化に成功しています。この監督さん、かなり学術論文を読んでいると推測します。つくづく人間は社会的な動物ですよね。思春期はね〜、マジで難しいんですよ…(^◇^;)。自分のわがまま勝手な感情を親にぶつけてたあの暗黒の時代、どんなに楽しかった青春だとしても2度と戻りたくない、私にとっては反省と後悔でいっぱいの時期でした。
ライリーちゃんは勉強もホッケーも全力を尽くして、めっちゃいい子ですが、それでもやっぱり自己嫌悪になったり、人間関係がうまくいなかったり…、なんで思春期から一気にストレスが溜まるんでしょうか。
そんな不安定なライリーちゃんに寄り添いながら、そして自分の不安定さを支えてくれた家族や友達に感謝しながら観てください。クライマックスのシーンでは、後ろから啜り泣く音が聞こえました(ちなみに、欧米人は鼻をすすらないのがマナーです)。ピクサーならではの安定のハートウォーミング劇場wを、ぜひ迫力の4Dでお楽しみください。
あ、エンドロール後にちょこっとありますので、ぜひ最後まで座っててくださいね!
追記
前作のヨロコビ役、竹内結子さんだったんですね。改めてご冥福をお祈りします。
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