「同じ高校生だからこそ」インサイド・ヘッド2 やきにくさんの映画レビュー(感想・評価)
同じ高校生だからこそ
未成熟で不安定な思春期がテーマのインサイド・ヘッド2。レビューがとても良かったので見に行ってみたら、ライリーだけでなく見ているだけの私達も色んな感情にさせられ、考えさせられる映画だった。
序盤にあった友達の島と家族の島。思春期に近づく程、家族の島に比べて友達の島は遥かに大きくなってしまうことを表していて、思春真っ只中の高校生ながらに寂しく感じてしまった。
今回は高校入学をキッカケに親友とのいざこざがあり、憧れの先輩達と親友との狭間で揺れるライリーがとてもリアルで複雑な気持ちになる。つい数ヶ月前までの私も、ライリーと同じように高校生活への不安を抱いていた為とても感情移入してしまった。
また、ライリーだけでなく感情達の絆がとても素敵だった。ヨロコビが珍しく弱気になり、落ち込んでいるとき、新しいライリーの性格が形作られようとしているとき、感情達がお互いに寄り添いあっていて、1番感動したと思う。
思春期の学生、まだ小さい子、そしてその子達の保護者の方に必ず見てもらいたいと思う映画だった。
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