「正統派二作目」インサイド・ヘッド2 callさんの映画レビュー(感想・評価)
正統派二作目
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前作が幼児の脳内なら、今作は思春期。なるほど。
感情で揺れ動く人間の脳内をおもしろおかしく表現できていると思う。
シンパイに色々と押し付けすぎて、計算高さも世間体も全部シンパイの仕業。
しかも最終的にそれはダメだというメッセージが垣間見えてちょっとだけ共感しにくい。
「今から最悪のビジョンを想定する」→「それに対して心構えをする」というロジックが悪いイメージしか植え付けていない。いや、それって大切なことじゃないか?と考えていた。
で、映画が終わる頃に自分の中での結論が出た。なるほど13歳ができる「最悪のビジョンへの対応方法」はあらかじめ心構えをしておくくらいしかないな。
もうすこし大人になったら、最悪のビジョンをイメージしてそうならないように確認したり、準備したりするようになるのでシンパイは悪い事どころか中心部にやってくるのでしょう。
新たに出てきた感情が他の感情を追い出すのも「感情のままに行動するのは幼稚なこと。今は自分の感情は置いといて計算して準備しなきゃ」って形で、原始的な感情が"シンパイという感情"に追い出されていると表現できていそう。
うん、考え直すとよくできていると思う。
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