「タイトルなし」インサイド・ヘッド2 yukarinさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし
今作も、人の感情の多様な部分をこんな視点と切り口で表現することに、やはり驚かされる
前作の復習はしなかったけれど、思春期予告を思い出しながら、鑑賞開始
新たなキャラたち、感情たちが、今まで全く存在してなかったかといえば、そんなことはなかった気もするけれど、他の感情に寄り添うように存在していた感情たちが、個々に存在をあらわにしてきた、という感じだろうか
ヨロコビが今までしてきたこと、それが思春期というタイミングの到来で、いきなり崩壊するような本作
ライリーがライリーであることの意味
思春期がきて、今までのライリーが消えるわけでも、全く別の人格になるわけでもない
そのことが、キャラたちによって描かれていく
そしてまた、ヨロコビが良かれと信じて、築き上げてきたやり方や、ライリーに強く残す思い出の選別の仕方
それらが果たしてよかったのか?も問われる
各キャラの中に、名前の感情以外の感情もあるように、人ひとりのなかにもたくさんの感情がある
そして、たくさんのポジティブな記憶と経験、ネガティブな記憶と経験から、学び、築かれていくのだと、改めて、客観的に見せてくれる
それを、ユーモアと親しみやすさを軸に描く
前作に続き、楽しませてもらった
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