「足し算によるコントロールと引き算によるコントロール」インサイド・ヘッド2 ちゃいろいおうまさんの映画レビュー(感想・評価)
足し算によるコントロールと引き算によるコントロール
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作品全般の背景説明が細かく、テンポが非常にはやいので、
字幕ではなく吹き替えでの鑑賞が正解と思った。
ただ、劇中のビラとか看板とかまで、
日本語にリメイクしないでもよかったのでは?
(そこは字幕でもよかったような)
ちょっと世界観がボヤける感じがした。
思春期に現れる感情のシンパイは
シンパイになるシチュエーションを足し算することにより、
人格、人間形成をもくろみ、
その方法をヨロコビは否定していたけど、
ヨロコビたちは記憶から悪い思い出を引き算して、
よい記憶だけを残して、それだけでこれまでの人格を形成させていた。
最終的にはヨロコビはその方法はまちがっていたことに
気づくけど、
どっちもどっちやん!!というツッコミを鑑賞中中盤でいれていた。
結局、思春期だろうがそうでなかろうが、
これまでの全てのプロセスが自分をつくり、
全ての行動、記憶のすべて、そしてその相互作用が
あるからいまの自分がいる。
それは何人たりとも侵してはならない。
だからこそ自分を愛することが尊くもあるように思えた。
映画館にはキッズのお客さんもたくさんいたけど、
この内容は完全に大人向き。
子供はちょっと理解しにくいかも。
自分が以前に鑑賞した映画の中では、すみっコぐらしシリーズが
その範疇に入る。
キャラはかわいいけど、メッセージは完全に大人に向けられていた。
伝えたいことは明確に伝わったし、グラフィックもすばらしい。
ただ細かいところで、なんでそこでそうなる?
みたいな変なツッコミを入れたくなる無理な設定が、
若干マイナスとして、星3.5
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