「良作だが、都合よく「避けたな」とも思った。」インサイド・ヘッド2 やまちょうさんの映画レビュー(感想・評価)
良作だが、都合よく「避けたな」とも思った。
前作は映画館で視聴済みでしたが、よく出来た話の割にはなぜかあまり共感できず、ラストに関しては全く記憶に残ってない作品でした。
今回2は、アメリカ本国で歴代興行収入TOP10を塗り替える様な記録的な大盛況らしく、期待に胸を膨らまして臨んだ次第です。
ただ最初に結論申し上げますと、私の評価では良作の域を出ない、終わった後に爽快感がちょっとあるか、みたいな薄い印象です。
今作はおそらく全世界共通に同世代の子供(特に女子)は共感を得られるが、私みたいな擦れっ枯らしの日本人の大人の男性にはまるで刺さらないんじゃないかと思います。まあ、対極にあるものの意見、あくまで主観ですのでお許しください。
ライリーは前作では11歳、日本だったら小学5年生くらいでまだ精神的に不安定、性格もこれから固まっていく世代です。
今作2では彼女が13歳、来年はハイスクール?に通うことになるらしいです。日本とはちょっと制度が違いますね。
彼女が今後の学校生活を有意義に過ごすために、今取り組んでいるアイスホッケーにおいて憧れの女子チームに選抜されるかがこの作品のストーリーの主軸になっています。
自己実現の為に、交友関係においてもある選択を迫られるライリー、また、顎のあたりにニキビらしいおできもできて思春期パトランプが明滅し、おそらく名前からして歓迎しない仲間が押し寄せるインサイド・・・なかなかカオスな状況です。
ライリーのちょっと「らしくない」行動がインサイドの新参者の活躍=思春期由来は、まあ納得できるところなのですけど・・・思春期とは全世界的にスタンダードなのは「異性を恋愛対象として認知してしまう」なんじゃないかな、と思います。
「春ばっかり考えちゃう期間=思春期」というのは日本語の訳し方が欧米のそれとは違うんでしょうか?それともライリーは、まだ実際のソレには突入してないのか・・・あまり設定でも言及していないし、そんなストーリーにならぬ様、意図的に避けている様にもみえます。
ある意味自己実現に関わる個性の成立、ということを扱った非常に優等生な作品ではあるが、まるで日本の女子校みたいな周囲の環境の描き方に、実は違和感がありました。
とはいえ良作!3に期待します!
ジョブチェンジ!
振り切りますねー。
確かに、そばで影響しあってるうちに予測してなかった化学反応的なことも起こるかもですね。
いずれにせよ、ライリーにはまた会えそう^_^
3があるならメインはライリーの〝トキメキ〟かな?という感じですね。
シンパイもヨロコビもカナシミもみんな忙しくなりそうですね。
大変!大変!
パパママも、観客も!
共感ありがとうございました。
アメリカはちょっとわからないのですが、カナダは13歳の学年までプライマリースクール、14歳の学年以降からセカンダリースクールといい、一気に大人びる年頃で、その直前のギリ境の心境を描いたようです。