劇場公開日 2024年8月1日

「1は未視聴!解説あるから大丈夫!」インサイド・ヘッド2 トウマ(20代/女)さんの映画レビュー(感想・評価)

4.51は未視聴!解説あるから大丈夫!

2024年7月31日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

話の内容よりも、多部未華子 上手くなかった!?!!という感想のほうが勝った。話としては思春期に私もこういう経験したな〜と主人公に共感できる部分が多かったけどそんなことより多部未華子ちゃんよかったよね?!!に結局なっちゃう。

そもそもこの作品 キャスティングが上手いな〜と思う。
イイナーは花澤香菜ちゃんの可愛さがぎゅぎゅっと詰まった声だし、ダリィは坂本真綾ちゃんのダウナーで中性的な声で惹かれる、ハズカシのマヂラブ村上は長台詞は少ないものの発したときの声が体格とも感情とも とてもマッチしていた。多部未華子ちゃんは振り切れた演技で観ていて楽しかった。
今作からのキャラクターはちょっと悪者っぽくも見えやすいけど 各キャストの演技も合わさって愛おしくなる。
前作はヨロコビが竹内結子さんだったようなので小清水亜美さんへ変わったことへの感想は割愛しますが、これだけキャスティングが良いのできっと竹内さんのヨロコビも素敵なんだろうな〜と思わずにいられない。大竹しのぶさんのカナシミももっと観たくなったので機会をつくって前作も観ます!

話は子供の頃からいる感情チームが冒険をする内容だけど、頭の中を冒険するからこそスケールも大きくて映像もワクワクした。
途中で違う作風のキャラクターも出てきて「そんなんありなんだ?」と驚きつつ そこも含めて見飽きない。

ヨロコビが冒頭で「ライリーは“特別”!」って言ったところで スゲーいい関係〜と思って軽く泣いたけど、各感情が自分の主人を大切に想うように、自分自身も各感情を大切にするべきなんですよね。
日本では感情を「喜怒哀楽」に当てはめようとするけど、感情はそれだけじゃなくて他にもあること、いま自分がどんな感情なのかを知るだけでも楽になることがあること、大人になってもいろんな感情と共存していいこと。改めて感情に関して学ぶことができた。

トウマ(20代/女)