「帝王の真実。」リトル・リチャード アイ・アム・エヴリシング ラーメンは味噌。時々淡麗醤油。さんの映画レビュー(感想・評価)
帝王の真実。
全くもって事前に情報入れてなかったがために、得られたショック。
映画の冒頭に振りはあった。そして、その時は「なるほどねー。だからなのね。」という、いわゆる伝記的知られざる的なやつかと思ったぐらい。
ただ、これがメインテーマだと過去映像をうまく繋いで、とあるメッセージを形作られていく。ロックンロールの帝王は、あの時代のあの環境の中で、ことあるごとに発する真実の言葉は、オーディエンスの笑いとともに消えていく。その笑いにかぶせるようにシャットアップのツッコミ。一連のマジな表情さえもテレビショーの文脈で消費される。
ただ、オリジネーターとしての凄みを持って歌い続ける彼の姿に撃たれた。
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