同感 時が交差する初恋

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同感 時が交差する初恋

解説

キム・ハヌル、ユ・ジテの主演で2000年に製作された「リメンバー・ミー」を、時代設定を新たにして描いたラブストーリー。1999年に生きる男子大学生ヨンと、2022年に同じ大学に通う女子大生ムニが、1台の古い無線機を通じて交信し、時代を超えて心を通わせていく。

1999年、韓国大学機械工学科に通うヨンは、皆既月食の夜、無線機でムニという名の女子大生と交信する。ムニが同じ大学に通う学生と知り、偶然に驚きつつも翌日に大学構内で会う約束をしたヨン。しかし、約束の時間を過ぎてもムニは来なかった。一方、どしゃぶりの雨の中で待ち続けるムニの前にもヨンは現れなかった。その夜、互いに約束をすっぽかしたことを責めるヨンとムニだったが、どうにも話が噛み合わなかった。そして何度か交信するうち、2人は自分たちが違う時代を生きていることに気づく。

ドラマ「ホテルデルーナ 月明かりの恋人」「怪物」などで活躍するヨ・ジングが1999年に生きるヨン、「賢い医師生活」「今、私たちの学校は...」などの大ヒットドラマで知られるチョ・イヒョンが2022年に生きるムニを演じた。メガホンをとったのは、「告白」を手がけた女性監督のソ・ウニョン。

2022年製作/114分/PG12/韓国
原題または英題:Ditto
配給:KADOKAWA、KADOKAWA Kプラス
劇場公開日:2024年2月9日

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映画レビュー

3.5ヨ・ジング君を観るためだけに

2024年2月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

最近は、ドキュメンタリーや重めの人生ものが多かったので、久しぶりの恋愛映画で箸休め。ただただヨ・ジングくん目当てで鑑賞を決めていた本作品、20年ほど前に大ヒットした映画「リメンバー・ミー」を時代設定を新たにリメイクした作品だそう。
タイムリープものの映画はすでにたくさん存在しているし、少し見始めれば展開はすぐに想像がつくようなストーリーではありました。しかし本作品の見どころは(私の)、俳優ヨ・ジング様の演技です。韓国ドラマがお好きな方ならお馴染みの人気俳優さんですが、特にオススメな作品は「ホテルデルーナ」「王になった男」でしょう。「太陽が抱く月」では子役として大活躍、最近でいえばシン・ハギュンとダブル主演を務めた「怪物」が記憶に新しいです。前作では、いつものあのはじける笑顔を封印。息を呑むような存在感で魅了しました。まだ若干20代にしてキャリアは十分!!今後ますます目が離せない俳優さんなのです。もっと背が高くてイケメンな韓国俳優さんは山ほどいるのですが、彼の魅力はやはり類稀なその演技力。役を掴む才能が極めて高いように思います。これから鑑賞予定の方は、特に彼の顔の表情にご注目いただきたいです。一番の注目シーンは、逃げ出した亀を見つけた親友とハンソル(キム・へユン)を遠くから見ているシーン。ここでの彼の絶望した表情は是非とも見逃さないでほしい。個人的には、未来なんか変えるつもりで、ハンソルと幸せになって欲しかったですが、若い頃の恋愛ってこんなふうに自信がなくて、弱虫だったのかもしれません。
韓国における公衆電話や携帯電話、プリクラなど、時代背景的なものは日本と似通っていると思いますので、理解をこえることはありませんでしたが、時代による細かい言葉の面白さが今ひとつ理解できなかったのは、残念ではありました。とはいえ、不器用にも恋を成就させようと奮闘するヨ・ジングくん、幸せの絶頂からどん底へ切なくも突き落とされる悲劇のヨ•ジングくん、そっと陰ながら恋を応援するヨ•ジングくんと、様々な顔のヨ•ジングくんを観ることができたので、今宵は満足です!!
天才俳優ヨ•ジングくんを、もっともっと知ってほしい!その想いひとつで本日のレビューは書かせていただきました。

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ななやお

3.5自分の人生が過去や未来を知る誰かの支え(愛)によって成り立っているかもしれない

2024年2月16日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

楽しい

幸せ

 オリジナルは、ユ・ジテとキム・ハヌルの主演で2000年に製作された「リメンバー・ミー」。2001年には日本でも吹石一恵と斎藤工の主演、山川直人監督のメガホンで「時の香り リメンバー・ミー」としてリメイクされています。

 時を超えた男女の交流と言えば、韓国で大ヒットを記録した「イルマーレ」(2000)もあります。そして2006年にはキアヌ・リーブスとサンドラ・ブロックの共演でハリウッドリメイクされました。

 生きる世界=時代が違うのに、なぜか心が通じ合う男女。純粋な絆にピュアな恋心が絡み合い、そんな奇跡のような境遇の男女のときめきと痛みが人々の心を打ちます。

 現在の自分の恋人や人生の伴侶が、もしかしたら過去や未来と運命づけられた人なのかもしれない、自分の人生が過去や未来を知る誰かの支え(愛)によって成り立っているかもしれないと想像し、オリジナルとリメイクをあわせて見れば、より深く味わうことができるでしょう。映画はそんな可能性や記憶を映像化して見せてくれる素敵な装置なのです。

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和田隆

冷ややかに観ていたのにいつしか

2024年8月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 若い女性が父親の古い無線機を引っ張り出して「CQ、CQ」(今ではこんなの通じないのかしら)したら、20年前の同じ大学の男性に繋がってしまったというファンタジック・ラブストーリー。「現在では色んなパターンが出尽くした感のある時空を跨ぐラブストーリーかぁ」と冷ややかに観ていたのですが、巧妙な展開にいつしか見事引き込まれてしまいました。くぅ、年甲斐もなくキュンキュン来るなぁ。

 今や、こんなお約束映画も韓国映画の方が日本よりカラッと仕上げられるんだな。

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La Strada

3.5たまにはキュンキュンしたい

2024年4月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

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みき