「シリーズの細部を知らなくても楽しい◎函館大狂乱!」名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ) キャプテン・ポップコーンさんの映画レビュー(感想・評価)
シリーズの細部を知らなくても楽しい◎函館大狂乱!
【映画星取ポイント】・・・[各0.5point]
●テーマ構成・題材がわかりやすい
●映画としておもしろかった!
●万人へオススメできる
●「観て良かったな」と思う・出会えてよかった
●映画館の環境で観ることをお勧めしたい
●パンフレットが欲しい
●Blu-ray・DVDが欲しい
●特筆すべき魅力orポイントがある映画→すごく北海道映画でありがとう!
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映画コナン、一つのアニメーション映画、
そして北海道映画として、完成度に満足。
コナンのキャラクター(東西の探偵とキッドサイドの)がたくさん出てくるが、
どのキャラクターも役割がきちんと活かしきれていた。
コナンシリーズを知らない人でも楽しめると思う。
<シリーズを俯瞰してみて>
キッドとの、青子や銀蔵の関係など銀幕で繰り広げられること自体が、ファンサービスになっていた。
筆者のように1月の劇場公開されたTV総集編を観るまで「まじっく快斗」周辺の話は知らなかった者ですら、その辺の展開が観られたことに「おお!」となった。
知らない方でも、蘭ねーちゃんと青子の見分けさえつけば、問題ないかと。
「ファンしかわからない」という声も目立つが、
約30年続いているシリーズ(+毎週テレビ)なのだから、
ファンサービスぐらいないと、
シリーズを追いかけている人にとっては酷だと思う。
とりあえず、人気シリーズ作品は特に誰もが納得。
みたいな作品は難しいことから完成度は高いかと!
<北海道が舞台>
函館のほか、札幌、稚内とロケーションに選び、
大泉洋さんをゲストボイスキャストに起用。
観光地ムービーになりがちな映画にならず
きちんとエンタメ映画として楽しませてくれた。
にも関わらず、きちんとシティプロモーションに繋がっているのも素晴らしい。
函館に今すぐ行きたくなったもん。
北海道民として、自慢できる1作品になった。
ラッキーピエロも出て嬉しい。
函館市は公金2,000万円は納得である。
宣伝費として出す価値(・必要)あるし、回収できると思う!!
行政と映画のタッグが上手くいったモデルケースになってほしい。
<アクションシーンについて>
一時期、コナン含めた主要キャラクターの劇場版時の超人化が凄まじかったが、今回のアクションシーンは、割と堅実的で違和感なく楽しめた。
セスナのシーンは、劇場版ならではのボーナスパワーと考える。
五稜郭下のバトルシーンでメインテーマの流れ方に鳥肌。
<映画のキャラクター>
カドクラが武器商人という展開と、
もしかして、電話の相手船の上の人も外国人だし、
黒の組織と繋がっていて…と想像。
川添刑事の挙動もおかしいので
特に中盤以降から怪しいと確信したので
一瞬、公安の安室さんか?
と思ったが違った(笑)
<キッドサイド>
ということで、キッド側のオチも納得。
てか、オチ、服装黒かったなあ…。
撃つ時、ニヤってしてたし、黒側なのか??
今後の伏線だろうし妄想は止まらないっ!
<最後に>
閃光手榴弾のオチ、蘭ねーちゃんの配慮(笑)
ラストのエンディングの入り方、すべてGOOD!
本編、テンポよくあっという間な時間だった。
世界最速上映で鑑賞。
劇場では上映後、ざわつき、拍手が湧き起こった!
一体感はライブそのもの、映画館で観る魅力のひとつ。
それにしても、銀翼のマジシャンといい
キッドは北海道と縁があるな。
そして、近年は戦争の惨さをテーマに絡めることも多いな。
20240412_02:35