映画 からかい上手の高木さんのレビュー・感想・評価
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なぜ高木さんにからかわれる西片を芹澤興人がやらないんだ???
私は本作の登場人物である高木さんや西片と同年齢の25歳なのだが、正直、彼らのからかいはきついです。掃除道具入れから飛び出したり、手を繋ぐふりをしてホウキを手に取ったり、片耳イヤホンにドキドキするとか、いつまでやってるんだ???だし、大人になれよと思ってしまう。中学生なら可愛いからかいですよ。しかし彼らが変わらず、そんなことをやっていたら「ピュア」ではなく、愚かです。島の長閑さとか関係ない。だって彼らの友人は、結婚をしたりと中学生からは前に進んでいるのだから。
西片をあの芹澤さんがやっているならまだ分かりますよ。中学生の好青年が、無情髭をはやしたいけ好かない男ー肯定的に捉えていますーになることだってあるだろうし、一番の恋の思い出が高木さんなことは十分にある。だから恋愛経験に乏しい彼が、久しぶりに再会した彼女にときめくことはあるだろうし、あのリアクションをするのも分かる。
しかし西片は好青年と言わざるを得ない高橋文哉が演じている。彼の演技は全く悪くない。むしろ15歳のままの高木さんを好演している。しかしきつい。それは人物造形と演出の失敗だと思われる。演出の観点で言えば、彼らの同窓会シーンも、今泉監督作品に特有の親密な時間は流れていないし、食べ物は「乾いている」し、誰一人として食べたり飲んだりしていない。
なんか「終わった」と思った。残りの時間は、西片を芹澤さんに脳内変換させてやり過ごそうとした。
だが、不登校の町田と彼に好意を寄せる大関が登場して私の見方は早計だったと気づかされた。「人物造形と演出の失敗」は撤回である。あの西片と高木さんの「ピュアさ」は、町田と大関と対等に話すためだったのだ。そしてそれは人と人とが誠実に向き合うことを可能にしてくれる。
以下、ネタバレを含みます。
誰の目からみても明らかなことだが、町田や大関は、西片や高木さんに比べて「大人」である。落ち着いているし、ちゃんと考えて、悩んでいる。大関はすぐに自分の想いを町田に告げる。西片と高木さんが自分の想いをちゃんと伝えるために10年以上しどろもどろしているのとは、対照的だ。町田にいたってもそうだ。彼は不登校状態ではあるけれど、風景画のスケッチは続けている。自分のやりたいことが明確だ。このような人物造形から明らかなのは、子どもは大人が思う以上に考えたり行動していて大人であり、逆に大人は、案外子どもっぽいということだ。
このような未熟な大人/大人しい子ども像で可能なのは、彼らが対等に話すことだ。
西片は学校の先生だから、大関に悩みを打ち明けられる。町田が不登校になってしまったのは、私が想いを告げたからだと。時を同じくして、高木さんと町田もスケッチを通して親しくなって、大関との出来事を話す。
西片ー大関の対話シーンと町田ー高木さんの対話シーンが同時進行で展開される。それは群像劇をやってきた今泉監督の作品らしい。そしてこの対話シーンをみて思うのは、話し合う二人が真剣に問題に向き合って、考えを伝え合っていることだ。西片は大関の悩みを「子どもだから」とバカにしない。「大人として」上から意見を言うこともない。それは上述の人物造形によって、不可能になっているのだが、だからこそ対等に向き合える。誠実に問題を解決しようとする。人と人との素晴らしい関係が映画として現前していると思うのは私だけか。
さらに同時進行の二つの対話は一致する。4人の視線が合う。西片らの対話は教室で、町田らの対話は山頂で行われるから場所が全く違う。互いがどんな状況か知る由もない。ましてや同じ問題を話しているなんて。でも西片と高木さんの視線が、大関と町田の視線が合う。フィクション≒映画だから合ってしまう。それは西片と高木さんが大関と町田の問題を通じて、再び自身の問題に向き合うきっかけになったことの証左であるだろうし、大関と町田が関係改善の兆しを受け取ったからでもあろう。他人の関係ない問題に向き合うことが自身の問題に変化を与えることは往々にしてある。
そして視線の合致は彼ら4人だけではない。彼らと私たち≒観客の視線もまた合う。この時、言いようのない幸福感に包まれる。私たちはそれでも対等に向き合え分かり合えるのだと知って。
彼らの対話は、ひとつの展開を迎える。町田は学校に登校し始め、町田と大関は実際に対話する。あの対話の時間こそ「ピュア」だろう。誤解は解かれ、さらなる誤解が生まれた気がするが、それでも彼らの関係は改善する。
彼らと対等な会話をした西片と高木さんも、再び自身の問題に向き合い始める。彼らは教育実習が終わった放課後に、教室で対話する。1シーン1カットではないが、重要なカットは長回しである。これはいかにもすぎる今泉監督作品のショットなのだが、その中で西片と高木さんは対話する。自分の気持ちをちゃんと話す。誠実に相手の話を聞く。
西片の気持ちは、正直、めっちゃ分かる。高木さんのことは大切だけど、世間一般の好きではなくて、だから好きかどうかは分からない。けれど嫉妬することはあるし、よくよく考えるとそれは「好き」かもしれない。世間一般の好きではない「好き」。この誠実さこそまさしく「ピュア」だ。西片も高木さんもピュアな気持ちを伝え合えた。誠実に自分自身と相手に向き合えた。それならば西片と高木さんは、ホウキではなく手を繋げる。付き合うことを飛び越えて、結婚ができる。それは多分に笑える展開だけど、誠実な帰結とも言える。
高木さんは自身の結婚式で誓いの言葉を告げる。その時、彼女の目線はカメラであり、私たち≒観客と高木さんの視線が合ってしまう。ならば、本作に誠実に向き合った者がやるべきことは言うまでもない。
ある意味、非常に困難な映画化だったのでは
とかく近年、人気原作の映像化に批判的ですが、この作品にはあまり厳しい目を向けたくないです。何故なら、一話短編で二人きりのシーンで綴られる漫画を2時間程度の実写劇場版にするなど、非常に構成が困難であったと思うから。どのシーンも二人きり、せめて必ずどちらか一人は画面にいないと成立しないお話なので、通常の実写ドラマで構成するとなると、物足りない内容になってしまわないだろうか。そうと判っているだけに集客も大変でしょう。
そうであるだけに、これぞ「高木さん」の真骨頂、クライマックスは二人トークの超ロングカット。台詞を覚えるだけでも大変。むしろスタントマン無しのアクションシーンのほうが楽なくらいだったんじゃないでしょうか。
内容的には原作と被らない年齢層の時代背景で原作と比較するストレス無し。それでも一応は原作再現のシーンもあって、クスッと笑える。大人になった二人が中学生達との触れ合いと通して、自分達の頃を振り返るようなお話と、そして期待の結論、二人の決着。最後は一粒種までも特別出演。特別、無理なく予想を超えることのない内容で、美しい島の風景を舞台に、肩の力を抜ける心地よい映画だったと思います。劇場版だからと言ってドッカンドッカンした超絶バトルと奇想天外な大どんでん返しは他の映画にやって貰いましょう。
それにしても、小さな島の中学校だからって、今時もあんなふうに純朴なのでしょうか。合唱コンクールの練習とか「ちょっと男子!」と揉める風景。私には懐かしいんですが、今もやってるのかな?
からかうのは気のある証拠・・
高木さんと西方君、小豆島で暮らす中学生の初恋の二人、中3の時、高木さんは親の仕事の都合でパリに行ってしまう。10年後、母校の体育教師を務める西方のもとに高木さんが教育実習生として戻ってきました。相変わらず煮え切らない二人だが生徒の初恋、告白に悩む姿に触発されハッピーエンドへ・・。
おそらく、初恋に悩む少年、少女が観たら、きっと告白の勇気をもらえる映画でしょう。
どおってことない青春ラブコメディですが、島から眺める海の美しいことや、ラストの生徒たちの合唱シーン、「変わらないもの」が素晴らしかったです。めでたし、めでたし。
面白かった。よく出来てます。
Amazon Prime Videoでやってるのを偶然見つけたので見てみました。
からかい上手の高木さんを漫画版から読んでる私の目からしても大変良く出来た設定だと思いました。
高木さんが美術科の先生を目指すという発想はなかったので驚きです。
最後の方で、教室で西片が高木さんに告白するシーンがありますが、これに15分以上の時間を使っているのです。
何度も告白を口にするタイミングが来たにもかかわらずうまく言葉がまとまらず何度も仕切り直しをするのです。
これが高木さんと西片の関係をよく表してたと思います。
中井と真野が順調にゴールインしたのに、そのとき高木さんと西片はまだ正式に交際さえ始めていないのです。
同じ同級生カップルでありながらスピード感が全く違う対比が非常に面白いです。
永野芽郁さんの高木さんが予想以上に良かったです。
最近、はたらく細胞、かくかくしかじかと永野芽郁さんの作品をよく見かけます。
良い女優さんだと思うのですが、この先どうなっちゃうんでしょう?惜しいな。
おもしろすぎる西片くん
…本当の気持ちを伝えることの
大切さ
…西片は
好きという感情がちょっとわからない
でも高木さんと居ると楽しいし
嬉しい気持ちなる
相手を分かり過ぎない
ちょっと単純なところが良いのかも
相手に寄り添い相手を傷つけないところ
そんな西片を十年以上
想い続けた高木さん
何度も"好き"と言って
からかい続けたのに……
へなちょこパンチは届かなかった
自分でも思いもよらないくらい
この二人の
相手を思いやる優しさに
…じんわり感動しました
まず最初に。
ドラマを観てないと話にならないと思う。
そして映画の高木さんは、
からかい上手ではなくなってます。
まぁ続きものだから、、
ドラマの続きで最終回が、これなら良いけど。
ドラマは、とても面白い。
映画は、ただのその後の確認。
だからドラマ観てない人には
からかい上手の高木さん?
ってなるんじゃないかな。
ハッピーエンドだから、まぁ良かったけど。
永野さんと、高橋くんがドラマの2人の
印象を壊さないようにして演技してたと
思いますが、
同級生の高木さんじゃ、、ね。
初めて観る人に気を使ったのかな、、
原作読んでないから分からないけど。
きゅんきゅんMaxで長回しにやられた
永野芽郁さんも高橋文哉さんもとても透明感があり、小豆島の景色と合わさり、二人のやりとりにきゅんきゅんさせられた(当方、おっさんですが・・・)
映画を通して徐々にきゅんきゅんが高まっていき、そして教室の席に並んで座っての告白シーンの長回しがとても効いた。ストーリーに没入していたので、カット割も音楽も無く、二人のやりとりが、自然と心に沁み入ってきた。
恋愛映画のジャンルは苦手ですが、この作品は観てよかった。
設定が・・・
永野芽郁さんが好きなので観ました。
しかし、元教員として学校設定が気になることだらけでした。
まず、前日に教育実習の指導教員指名はしません。もっと前からでないと準備できません。
つぎに、指導するのは中堅からベテランの先生がほとんどです。
絶対あり得ないのは、美術専攻の実習生に体育教師はあり得ません。指導できません。
服装は、体育教師はジャージとかもあり得ますが、実習生はもっとちゃんとした服装です。
放課後に学校外で、実習生が生徒とかかわることもまずありません。まだ教育のプロにもなっていないので、ただ一人で会うのはよくないです。問題がよくなる方へ行くとは思えません。最後に、主役の二人が、どうしても大学生に見えました。
ピュア100%のからかい
隣の席の女子・高木さんにいつもからかわれている男子・西方。からかい返そうとするが、いつも失敗し…。
見た事は無いが、何となく知っている。だって、
人気コミック→アニメ化→その劇場版。実写ドラマ化→その劇場版。
出来る映像化を全てクリア。人気のほどが窺える。
だけど、この実写映画化のキャスティングを聞いて、アレ…? 永野芽郁と高橋文哉。
設定って中学生だよね…? 高校生ならまだしも(いやもう無理か、ギリセーフか…?)、二人が中学生…?
ドラマ(及び原作)から10年後という設定。
たまに実写映画化にある名のあるキャストで話題集めだけのやる必要の無いオリジナルストーリー…?
原作にも二人が結婚した10年後の話(からかい上手の(元)高木さん)があるらしい。なら、OKかな…?
結婚はしてないけど、10年ぶりの再会から始まる…。
母校の中学校で体育教師をしている西方。全く体育会系に見えないけど…。
ラブコメアニメにニヤニヤしたり、おそらく恋愛経験もナシ。童貞100%の草食系。
でも、生徒たちからは好かれているようで。中学時代のクラスメイトとは今も付き合いあり、近々元クラスメイト同士で結婚も。
平凡だが、それなりに満ち足りた日々。
そんなある日、教育実習生が。何と、高木さん…!
ドラマのラストで絵の勉強をする為にパリに旅立ったという。
パリ行きもまたからかいと思ったらしいが、本当。淡い想いと突然の別れ。中学時代の甘酸っぱい思い出…。
そんな高木さんが帰ってきた。こちらには3週間だけいるらしい。
嬉しい反面、大人になってもまたまた高木さんのからかいに翻弄される西方で…。
ドラマや原作を見てなくてもすんなり見れる作りなのは有り難い。
が、ドラマや原作を見ていないと、キャラへの感情移入のほどがなかなか…。いきなり10年後と言われても…。
ちなみにドラマ版のキャスティング。画像で見た月島琉衣と黒川想矢が原作(及びアニメ)に似せていて、フレッシュ&キュート。
まあそりゃあ同年代キャスティングには敵わないけど、こちらだって。
登場人物にヤな奴は一人もいないファンタジーだけど、その分超好感。
永野芽郁の小悪魔的魅力大爆発!
高橋文哉もいい意味で平凡。
にしても永野芽郁がからかってくるなんて、男の超絶願望である。
元クラスメイトより現中学生役の齋藤潤(今年は大活躍!)や白鳥玉季らがフレッシュ&キュート!
監督が今泉力哉なのもミソ。恋愛映画の名手だが、『アイネクライネナハトムジーク』『mellow』『ちひろさん』などハートフルドラマもお手の物。
とにかく、この作風に癒される。温かくて、心地よくて、ほのぼのして。
島の雰囲気も最高。外界から隔離されたようなしあわせ島。この世界に飛び込みたい…。
島の雰囲気や作風に合わせて、劇的な展開は無い。淡々としたエピソードが続く。
西方と高木さんの10年ぶりの再会や、元クラスメイトや現中学生ら周りの関わる人たちとの交流が紡がれていく。
かつての自分たちのような男子と女子にアドバイスするエピソードは大人になったドラマ面の白眉。
だけど、それだけ…? 10年ぶりに再会して、昔と変わらずからかわれるだけで、進展ナシ…?
ちゃんと大人になった成長の展開が。
教育実習3週間が終了。高木さんが帰る時が…。
このままお互い想いを伝えられぬまま…。
遂に、意を決して。教室で、あの時のように隣同士座って。
青春が戻ってきたような教室へ射し込む陽光、その場の雰囲気までもが二人を温かく優しく包み込む。長回しが効果的。
高木さんは何故西方をからかうのか…? 高木さんにとって“からかう”は、“好き”を超える“好き”。
だから昔から、何回も何回も想いを伝えていたのだ。
高木さんのからかいのお陰で今の自分がある。
ありがと。
そして、好きです。好きって気持ちがよく分からないけど、好きです。
昔からも、再会したこの3週間も、楽しかった。これが、好きって気持ちなんだね。
高木さんも戻りたかったのは、西方の隣。
たどたどしく、不器用ながらも、実直に。晴れてお互い告げた想い。
そしたら西方、好きとか付き合って下さいを通り越して、結婚して下さい…!?
西方、混乱からか飛躍し過ぎ!
だけどお互い、これ以上の相手はいない。
結婚式での恩師(江口洋介好演)のスピーチ。好きって気持ちだけじゃ続かない。自分にとって特別な存在。
西方にとって高木さん。高木さんにとって西方。
一緒にいて楽しいし、ずっと隣にいて欲しい。
隣同士の席だった昔から、収まる席に収まったハッピーエンド。
まずは手繋ぎから。キスどころか、それすらまだかい!
そもそも付き合い始めたばかり。
そんないじらしい二人へ。
これからもずっとからかい、からかわれ続けます。
まんまで良い
漫画から抜け出したみたいに、高木さんと西片の話し方がすごいよかった。
最後の告白も二人らしくてなんだかほのぼの。リアルに考えるとちょっとこの歳まで恋知らないとか怖いけど、しかもイケメンなのに(笑)……でも西片ならあり得るかなって納得してしまった。キュンとできる最高のラブストーリーでした。今から好きな人をからかいに行きたくなるような、そんな映画(笑)
からかい上手の永野さん
西片、イケメンすぎ。
研修生が高木さんであること、内緒にするってありえないよね。それは言わなくていいやん。
あと、浜口と北条さん、ちがくね。浜口イケメンのハズなのに、酒癖悪いダメ男すぎ。
と、原作との違いにツッコミを入れてました。
西片は、しっかりとした先生やってるのに、高木さんと話すときは、
急に幼くなったりするのはどうなん。
しかし、もろもろ突っ込みながら
高木さんと西片の関係なら、高木さんの前なら中学生にもどる西片もありだよね。そうなったりするよね。素の自分を見せれる相手なんだよね。と、途中から全てを許せる気持ちで見れました。
プールに飛び込んで花束を取りに行くシーンの永野さんの表情、あぁ、高木さんは、西片が好きなんだな、
とすごく感じました。
からかい上手の高木さんは、長い映画にするの難しいと思います。
でも、この作品を大事にして作ってくれた監督、役者さんに感謝したいです。感動しました。
Aimerの主題歌もすごく良かったです。
好きになるよね
ただ永野芽郁がかわいい映画。
原作もドラマもアニメも見てないので、繋がりとか原作読者向けのサービスとか全くわからなかったが、いやこんな子いたら好きになるだろって思いながら見てました。
細かいことたくさんあるが、長い教室の告白だけでお金払う価値あったかと思います。
しかし、10年は待ち過ぎ。笑"
高木さん世界に羽ばたいちゃうかも
色んな人が思う、色んな高木さんの一人を観た気がした。
告白のシーンはイライラしたけど。
大人の可愛いは、中学生とは違っても良いと思う
少し無理してた。
僕は可愛いじいちゃんを目指す
そういう方向性がいいな。
一番良いと思うのは
西方さんと高木さんの良いセリフが多くて
見て欲しいなと思う。
大人の可愛いは、作れない。みてくれは別でも。
作れないことが可愛いのかも。
いやぁ、純愛っていいなぁ。
原作が大好きなので鑑賞。高木さん実写版はちょっとイメージ違ったけど西方をからかうさまは、ぶっちゃけ羨ましかった。こんな幸せな学生時代をおくっていたなら、匿名映画感想掲示板で毒づくという人に誇れない趣味を持つことはなかったでしょう。
ラスト近くの誰もいない教室で高木さんと西方の告るシーン。あんな長回しでワンカットで、長い台詞よく覚えれるよなぁ。
エンドロールでは…
ドラマを観て面白いと思い映画も鑑賞!
とある島の中学校
隣の席になった女の子・高木さんに、何かとからかわれてしまう男の子・西片
どうにかしてからかい返そうと策を練るも、いつも見透かされてしまい失敗
そんなかけがえのない毎日を過ごしていた二人だったが、ある日離ればなれになってしまう…
それから10年一、高木さんが島に帰ってきた!
「西片、ただいま。」
母校で体育教師として奮闘する西片の前に、教育実習生として突然、現れたのだった!
10年ぶりに再会した二人の、止まっていた時間と、止まっていた「からかい」の日々が、再び動き出すー
というのがあらすじ!
原作は読んだことないです…
ですがドラマが良かったので映画も鑑賞しました!
とても良かったです😊
ドラマの時も思いましたが撮影場所はどこもとても綺麗な場所が多いですよね
行ってみたいです!
10年後でも相変わらず高木さんから揶揄われてて変わらないなと思いました笑
2人をみてて微笑ましかったですね☺️
そしていつも揶揄ってる高木さんが町田くんから揶揄われてるのはドラマではなかったので新鮮でした!
西片くんでは見ることができない表情がみれてよかったです
最後の告白するシーンは長めでしたがとてもいいシーンでしたね
お互いの気持ちを語り合っているのはよかったです!
高木さんから告白した時に西片くんがまさかの言いたいことはそうじゃなくてって言った時はちょっとびっくりした笑
でもその後の台詞でなるほどと納得できました🧐
告白のシーンは見入ってました…
あとエンドロールでは子供がいて幸せそうでよかった☺️
素晴らしい映画をありがとうございました!
そっか
本作と出会ったのは
5年前くらいかな
あの作品の雰囲気に
やられました。
映画化されると知り、
さらに
原作 からかい〜、
監督 今泉力哉、
主演 永井芽郁
って
全部がお気に入りの宝箱。
待ちましたね。
楽しみで。
宝箱の蓋をあけたら‥
んー
子供の頃の花火大会でのやりとりが
無いことになってたり、
主役二人のこそばくなるような
心の距離感やニヤニヤ感が、
ない‥‥‥
まぁ、
ほのぼのしてるのは◯だし
美しい景色がいいし。
あのファンタジー感は
難しいですよね。
無いものねだりでした。
ハッピーエンド
アニメとドラマを見ていたので、10年後のシ-ンは楽しく見れました。
お互いの中学生の相談シ-ンは2人の過去を見てるようでよかった。最後の告白は付き合ってを飛び越して結婚には驚いた。最後までプラトニックは良かった。
手をつないで帰る所は2人らしいシ-ン
だと思う。最後結婚式で終わって良かった。
期待外れ
テレビドラマと原作がかわいらしく、アニメ映画がとても良かったので期待が高かったせいか、この実写版の映画は設定に有り得ない事が多過ぎてストーリーに入り込めなかった。
まず西片が体育教師なのにヒョロイ(腕立て伏せあまりやってなさそうだ)し日焼けしてない(教頭の英語教師(江口洋介)の方が日焼けしてる)し、何よりも部活を持ってないというのが有り得ない。
教職2,3年目なのにヒマそうだし、体育と美術で専門外なのに指導教官になるのもおかしい。体育教師とはいえ、7月の期末試験でテストの作成もしてない。
高木さんも教育実習に来てるのに、指導案作成やその修正、研究授業とかで忙しそうにしてない。
2人とも明るい内に帰宅してるけど、そんなのあり得ない。
6〜7月で梅雨時なのに全然雨が触ってない。
友人の結婚式のブーケを高木さんがキャッチしたが
前田旺志郎君がぶつかってきてプールに落としたのはまあいいとして、それを取りに西片が飛び込むのはワザとらしいし、高木さんまで飛び込むのはさすがにない。
ただ、教育実習最終日の前日に西片と高木さんがお互いに告白し合って交際や結婚を申し込むシーンと、からかわれた時の西片の反応は髙橋文哉さんの演技が上手だと思った。
原作ファンも納得。「間」を楽しむ甘酸っぱさ100%映画
原作で全巻読んでいるファンです。
正直、漫画の実写化は、原作ファンとしては複雑です。
しかし原作のもつ「間」を継承した、非常に
クオリティの高いおすすめ映画でした!
「からかう」という非常に複雑な愛情表現を
直接的な言葉ではなく、「間」と俳優陣の演技力で
表現しているところが高く評価できます。
二人の気持ちのキャッチボールのリズムが
小豆島の持つ特有の時間の流れとマッチしており
この「間」が、なんとも心地よいけど、むずむずさせる。
原作も絶妙な二人の掛け合いの「間」を楽しむ
のが魅力と感じているので、この部分がしっかり
取り入れられているところが流石だなと感じました。
さらに中学生の男女のエピソードが非常にうまく挿入
されており、自分のエゴと他人のエゴの関係をどのように扱うか?
という哲学的な問いを立てているところが、映画に深みを
もたらしています。
特筆すべきは、クライマックスシーンの長回しは圧巻の演技力。
「好きです」⇨「はいつきあいましょう」という
単純な(好き)Likeという感情を押し付けるエゴ
が人間関係の本質ではなく
仏教における「縁起」的な人間関係を提起して
お互いが幸福でいられる「関係性」
こそが本当の「愛」であるという提案に感じました。
二人の単純な「好き」という表現にとどまらない
告白シーンは本当に素敵でした。
日本の瀬戸内の穏やかな風景で繰り広げられる
まるで、レモネードのようなシュワシュワ甘酸っぱい
純度100%の映画でした。
おすすめ。
弱点は感じながらも、映画的な場面もあり面白く観ました
(完全ネタバレですので必ず鑑賞後にお読み下さい!)
個人的には、この映画の冒頭を見て、大人になった高木さん(永野芽郁さん)の、西片(高橋文哉さん)を含む、あらゆる周りの人たちに踏み込んでいく人物像は、魅力的と同時に一方でどうなんだろうとは思われました。
もちろん中学生同士が無防備に、特に精神的に男子より勝っている女子が、関係性に踏み込んで接するのは全然ありだなとは思われます。
しかし、互いに自意識や他者への認識が形成された大人が、それでもなお関係性の距離感を詰めて踏み込んで行くには、それでも踏み込む側が相手に嫌悪を持たれないという、自己に対する非常に高い自己肯定感が必要になると思われます。
実際は永野芽郁さんが演じる高木さんは、魅力的な人物として感じられ、その点のマイナス面はかなり映画の中でも軽減されていたとは思われます。
しかしながら、非常に高い自己肯定感の、時に感じるこちら側の小さい違和感は、この映画に不安定さを与えていたのは一方で事実だと思われました。
ただ、映画の中の、絵が上手い不登校の町田涼(齋藤潤さん)と、町田に告白した大関みき(白鳥玉季さん)の、互いが高木さんと西片(先生)に町田の不登校と大関の告白に関する話をする場面は、秀逸で質高い映画的なシーンだと思われました。
大関の、自身が町田に告白したことが町田の不登校に影響したと考えたいエゴと、町田の、大関の自分にした告白は一方的な暴力だ、とそれぞれ発言するくだりは、恋愛に関して一つの凝縮した解答を与えていて、美しい映画的なシーンになっていると思われました。
また、最後の教室の場面の、高木さんと西片との、なんともまどろっこしい長回しを含んだシーンは、入り組んでいて嘘を感じさせない、これまた映画的な2人の関係性を現わすシ非常に良いーンになっていると思われました。
であるので、高木さんの大人になっても様々な人に踏み込んで行ける高い自己肯定感の魅力的ながら危うさをはらんだ点を作中で感じながらも、今作の映画『からかい上手の高木さん』は、映画として個人的にも面白く観ることが出来る作品になっていると思われました。
(p.s. ところで、町田涼を演じた齋藤潤さんは『カラオケ行こ!』の主人公・岡聡実を、大関みきを演じた白鳥玉季さんは『流浪の月』の更紗の幼少期を、それぞれ演じていて、そりゃ2人とも上手いはずだよな‥とあとで分かって納得感はありました‥
今後さらなる活躍が期待できる2人だと僭越ながら思われました。)
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