映画 からかい上手の高木さんのレビュー・感想・評価
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映画の評価って難しくておもしろいですね。
先日見たある恋愛映画と、つい比べてしまいました。
脚本もあっさりとしているし、美術も教師の姿をホイッスルとストップウォッチで表現するなど何か単純だし、演技もうまいのかそうでもないのかわからない。
先日見た映画は、多分お金もふんだんにかけ、美しい風景を背景に、演技も魅力的で、とてもよい映画でした。
なのに、私にとってはこの作品の方が泣けるし感動する。(私にとっての)評価も高い。
映画の評価(というか本質)って、難しくておもしろいですね。
終始笑っている永野芽郁さんはとても素敵でしたし、個人的に江口洋介の泣き顔に感動しました。
心のビタミン剤?
この題材に必須なものがこの映画には無い
・ここぞと言うときの西片の堂々とした男らしい態度
・高木さんをドキッとさせる西片のクリティカルな言動
・クリティカルを受けたときの高木さんのはにかむ表情
西片が【終始】フニャフニャしすぎで、クリティカルを放つ場面が無かった。ここぞの場面であるブーケを拾ったり告白のシーンはもっと堂々とした態度で高木さんをドキッとさせて欲しかった。
中学生時代(漫画·アニメ·ドラマ共に)でお互い恋愛感情がある認識で見ていたが、映画での告白シーンで西片が中学生時代ではそんなでも無かったような発言がモヤモヤする。
この題材の最大の萌え要素は「西片のクリティカル発動と、それを受けた高木さんの驚きと恥ずかしさと嬉しさが混在した何とも言えない表情」だ。それが無い時点で「からかい上手の高木さん」ではない何か他の恋愛映画だと思う。
ラストシーンの親子三人の演出は漫画「からかい上手の【元】高木さん」に繋がるが、高木さんの髪型が後ろで結いてなかった気がして(うろ覚え)、詰めきれていない感でこれまたモヤモヤ。
リアルな中学生子役を起用したドラマ版は良かった。撮影当時西片役は中学1年生、高木さん役は中学3年生。子供っぽさが残る西片と大人っぽい高木さんを表している様だった。ピュアな姿にキュンキュンしたいのなら、ドラマ版をご覧になられていない方は是非ネフリやTVerで。
遥か
原作は途中まで追いかけていて、アニメは映画含め鑑賞済み。ドラマは見る気が起きずにスルー。
実写版が発表された時は正気か?と思いましたし、なんなら原作で卒業後の話も描かれているから、この10年後の話って必要ではないよなおモヤモヤしていましたが、今泉監督だし、原作とはまた違った良さを引き出してくれるのではという一縷の望みに賭けて鑑賞しましたが…やはり名監督の腕を持ってしても実写映画の成功は困難なのか…というのをしっかり味合わされました。
原作の中学生たちがそのまま大きくなっていた感じだったんですが、20半ばでその感じは流石に幼すぎないか?と思うところが多く、なんだか演技してる感じが強くて、その辺も原作や過去の今泉監督作品と比較してしまって物足りなかったです。
友人たちの結婚式のシーンも、プロポーズしてない云々であんなにワタワタしちゃうのか…と観ていて苦笑いしていましたし、ブーケトスの花がプールに落ちたからって西方も高木さんも飛び込んで取らんでもと冷めた目で観てしまいました。
あれで関係性が深まるなら喜んで飛び込みますとも。
現在の中学生たちの恋愛模様は初々しく、これはオリジナル展開ですが、今泉監督らしい振り切れない感情に、葛藤する男女が観れてこれこれ〜!ってなりました。
それに対する西方と高木さんの接し方も良くて、大人になった2人だからこそ描けるものだなとこのシーンは見入ってしまいました。
ただラストシーンの教室での会話、正直言ってあれは学生だからこそ成立するものであって、立派な社会人になってあの会話はいくらなんでも…見ている側が小っ恥ずかしくなってしまうやつで大変もどかしかったです。
漫画ならコマ割りとかで1話丸々使ってのデフォルメされた表情の変化とかで楽しめるんですが、実写だとそういう風にもいかず、押せど押されど進まない焦ったい会話劇に胸焼けしちゃいました。
ラストはいい感じに原作に繋がっていきましたけど、これだったら原作だけで良かったよな…と思いました。もう別物としてカウントした方がいいかもしれません。
役者陣はとても良くて、高橋くんは西方がそのまま大人になったようなピュアさや挙動が素晴らしく、永野さんのからかう感じも高木さんがそのまま成長した感じで良かったと思います。
中学生組も素晴らしく、今泉監督の本領発揮と言わんばかりに学生だからこそ出せるオーラをこれでもかと引き出していて、多くのシーンでニヤニヤしていました。
役者の自然体の良さを引き出すのが上手い今泉監督だからこそ、演技強めの今作でもしっかり味を出していました。
小豆島のロケーション綺麗だな〜と見惚れてました。随分前に行ったっきりなので、機会を伺ってまた訪問したい限りです。
今泉監督の良さをやはり殺してしまっていたなぁというところに落ち着きました。
次回作ではオリジナルでまたのびのびと、めんどくさくて可愛いラブコメを撮って欲しいものです。
鑑賞日 6/3
鑑賞時間 18:45〜20:55
座席 G-5
恋愛なのに重くない&キュンキュンが止まらない
この映画を見て最初に出た言葉が「また見に来る」でした。私自身映画館で1回見れば満足できますがこの映画はあと何回か映画館で見たいと思いました
普段レビューを書いたりしませんがどうしてもこの作品を多くの方に届いてほしいといつも以上に思ったため今回レビューしました!
私はアニメの『からかい上手の高木さん』について名前は聞いたことあるけど見たことない、キャストファンで今回の映画も見にきました
ドラマが原作オリジナルのためドラマから拝見し映画を見に、、ドラマも途中までしか見れてないという、、監督も仰ってたように映画からでも楽しめるような映画になっていたと思います🙌
①西片プールに飛び込み、高木さん追いかけ飛び込む
このシーンでの2人の関係性にキュンキュンしました
高木さんがゲットしたブーケがプールの中に落ちちゃってあーあってなってるところにいきなり西片がすかさず取りに入るんですよ、好きでもない人のために自分のスーツを濡らしにいき助けてあげるんですよ、、
もう西片は高木さんのことが好きに決まってるじゃないですか、
でもって、ブーケを無事濡れずに取り戻せたのになぜ高木さんはプールの中に入ってくー?!ってなりました笑もう西片を追いかけてるようにしか見えません笑
相思相愛なのに鈍感な西片は気が付かない😂
②お祭り
お祭りの見回りなのに高木さん浴衣姿で来ちゃうの可愛すぎませんか?💕
ちゃっかりかき氷食べて、花火見て満喫してるじゃないですか!
③エンドロール
エンドロールの合間で映像を流し、バックで曲が続いてます
そしてサビの「遥か記憶の空」のタイミングてエンドロールに戻り画面には『主題歌 Aimer 遥か』と、
普通にありそうな演出だけどエモすぎました🫧
④ラスト教室のシーン
台本15ページ?も続く2人の長めのお話するシーン
ふたりの会話のシーンは実際に自分がその場にいるかのような臨場感を味わえキュンキュンしました
長いのシーンなのに長いとも思わないこれが恋の力かな?() 恋って素晴らしい!笑
色々素敵なシーンはありましたが私の推しポイントはこの4つです!またドラマを全て見てから行こうと思います😊
ファンタジー
あまりにも原作に忠実なドラマ版が良すぎてね。その10年後ではあまり...
ほっこり!
からかわれ下手の四片君
タイトルなし
原作はあるが、今泉の世界だった。爽やかな映画とされているが、そんな単純な世界ではない。ただ、臆病で告白できなかったのかと思いきや、ラストシーンで彼は発達障害かと思えるような鈍さを見せる。まだ、人との関わりが苦手な不登校の子のほうがずっと繊細に人の気持ちを読んでいる。からかい上手は相手を支配してるかと思いきや、実は寂しくて相手に近づけないという意外な展開。でもその気持ちを不登校の子に打ち明ける展開はうまい。実話なのかな?
海も島も美しい。情熱大陸を見たけど、不登校の子とのシーンで永野の後ろに海を置く設定にしたのはやはり美しかった。
愛がなんだは、病的な世界だった。この映画も微妙に病的ではある。しかし恋愛とは思いこみだし、冒頭の片思い100%の歌もそれを彷彿させる。高木さんの思いがそこにあったことを観客は最後に知る。
人と人のコミュニケーションにこだわる。しかしそれはすれ違いでもある。今泉監督は不思議な人だと思う。
二人の間の緊張感、すれ違いそのものが恋愛の隠喩でもあり、胸キュンの映画ではあった。
隣にいるのが好きでそこに帰りたいから、二人が隣同士、教室の椅子に座って話す設定はうまい。
また、ラストで二人が10年越しを反復するシーンもまるで小津の映画を見ているようだった。それは現在の中学生の二人のシーンとも重なる。告白することそのものが大事だと彼女はからっとした顔で言ってのけるからだ。
ドラマの方が圧倒的にいい。西片のこどもっぽさと高木さんの悲しそうな感じがよくわかる。からかいのシーンもたくさんあるし。クリスマスシーンは少しかわいそうだし。 ドラマの方はあまりにも切ない。何度も高木さんがサインを出してるのに。からかいの中に本音を含ませてるのに、それが逆に本当だと受け取られない淋しさ。その繰り返しが切ない。それで西片をいじめてしまう。それはますます西片をからかいの関係に閉じ込めさせていく。そのもどかしさ。
何といっても西片くんがいい。怪物の子役だったのにあっと言う間に大きくなってしまうんだな。このキャスティングで成功している。
ドラマも今泉さんの監督で、ドラマの方はとてもナチュラルにできているので、確かに他のレビューの人達が言うようにドラマを見てから見たほうがいい。今泉さんもそれを意識したのかもしれない。だけど、永野さんはとても好きな俳優さんだけど、少し違う感もあった。ファンタジー的で力強い感は永野さんなんだけど、西片が好きで切ない感は少し弱い。文哉さんの方は誠実さと素朴さがあってよかった。ドラマでは、最後にずっと手を振るシーンが好きだ。ここでまたフライングがあるんじゃないかとヒヤヒヤしてしまう。ラストの消しゴムのシーンも切ない。原作がわからないけど、今泉さんはこういうのが描きたい人なんだろう。
映画では確かあの海を見渡す場所はいかなかったことになっていないか。
ドラマでは、サブストーリーもとてもかわいく切なかった。
普通にありきたりな恋愛映画だと思いきや....?!
元々,永野芽郁ちゃんのファンということもあるけど,高木さんと西片のやりとりが尊すぎる...
高木さんと西片は,遠回りすぎたり,急に近づいたり,最後の30分のやりとりは高木さんと西片が他の誰でもない2人だからこそ,できる特別な関係なんだなと思わされるシーンであると共に,ツッコミ所がたくさんありましたw
最後の方のシーンで,高木さんが『自転車は?』って聞いた時,西片が『高木さんと手を繋ぎたいから,自転車置いてきたよ』って普通に返した時は,さすがに西片が,予想外の回答すぎて,『え?』ってなりましたw
終始,ずっと笑みがこぼれてましたw
そんな笑いばっかりの映画と思いきや,
西片が生徒の悩みを相談するシーン,教頭先生の格言『初恋は叶わないことが多い。人を好きになるだけで,それは素晴らしいこと。』、刺さりましたw
教頭先生は,結婚式のスピーチシーンでも,『他の誰でもないその人との特別な関係。特別だと思える人にみんな出会うんだぞ。』
すごい名言をたくさん残してました。
笑いあり,学びあり,普通の恋愛映画では感じることのない別の甘酸っぱさ,最高でした!
この映画をきっかけに,アニメを見ようと思いましたw
他人の自慢話を聞いたり、イチャイチャカップルに見せつけられている感覚
以前アニメ版の映画を鑑賞しているだけです。
逆に幸せ過ぎて、タイトルのような感覚になってしまいました。決して他人の不幸が好きというわけではないのですが、今回の作品はあまり心が動かなかったです。穏やかな気分にはなりました。
今回も高木さんと西片は、モジモジしてじれったい恋愛を展開していきますが、西片がいきなり「結婚してください」にはビックリしました。あれ?「付き合ってください」ではなかったですね。プロポーズしてからは、あっさりと結婚、エンディングでは女児と手を繋ぐシーンとハッピーエンドでした。
穏やかな気分にはなったけど、盛り上がらず、満足感があまりなかった感じです。
個人的にはアニメ版の映画の方が好きです。
待ちに待った…辛め評価ごめん
からかい、からかわれの中学時代を過ごし、いい感じを共に持ちながらも、親の仕事で遠く離れ離れになった主人公2人が、10年後に、生まれ故郷の島で、かたや体育教師かたや美術の教育実習生として再び出会う話。
原作コミックはあれど、舞台は、マンガにはない二人の10年後を描いたもの。それなら、稀代のストーリーテラー今泉監督の脚本も躍動できるってものだ、と観る前から楽しみでした!!
というわけで、以下のレビューは原作知らずが、今泉監督作品を観て勝手に書くものなので、「原作とテイストが違う」とか「原作のエンディングで終わりでいいじゃないか」などと感じられている方は、無視してくださいね。
そして、映画はちゃんとほのぼのできるので、ぜひ観てください!
さて、上のように推奨したにもかかわらず、のっけから失礼な書き方になるが、本作、俺にとっては、今泉監督全開って感じじゃなかった。永野さん(芽郁)の映画って感じだったなあ。
ごくわずかな出来事を、119分に渡って、ゆっくりゆっくり語る映画。島の時間で撮った映画ってことかなあ。
もちろん、今泉監督にしか出せないほのぼの感は満喫できるし、光溢れる絵は相変わらず爽やかだし、文句があるわけじゃない。でもなんだろう。クセがないっていうのかなあ、なんだか物足りなかった。
もしかすると、「原作の空気を見事に再現した映画」なのに、原作を読んでない俺だけがわかってないのかもしれない。原作読んでこよっと。
大関さんと町田くんのくだりで、恋愛感をみせてくれている。伝えるタイプとそうでないタイプ。伝えられた側は、どう受け取るかが千差万別。町田くんのように告白されたのに好きでなかった場合に「ああ、めんどくさい」と人と人の関係を重荷に感じる人もいる。相手の気持ちや明日からどう対応すべきかを考え過ぎるってのは、基本、いいやつなんだと思うけどね。
「そうか、返事してないな(というか、その時には返事するチャンスすら与えられなかったけどな)」、と気づき、返事をしに行く。何かを直接言うではなく、町田くんにそう考える機会を与えた主人公二人。大袈裟な動きがあるわけではないけれど、少しだけ変わっていく感じ。今泉監督の本領だ。それだけで変わる世界もあるよ。いや、ではなく、お互いの心は少しスッキリするよ。という町田くんも味わったであろう開放感は、俺にも十分伝わってきた。
今泉監督、情熱大陸での様子からすると、告白する大関さんタイプだよね。(ちなみに俺、もろ町田くんタイプ)
今回の話って、主人公二人とも大関さんタイプじゃなかったよね。監督と違ったタイプの主人公二人だったから、必要以上に間延びした感じになっちゃったのかな。それとも、これもデフォルメの一つとして楽しむべきだったのに、俺が歳をとってせっかちになってるだけかな。
ありえなそうな恋愛関係を描いて見せて違和感を持たせない、という今泉監督の "腕" としては、今回も10年間を跨いだ主人公二人を見事に描ききったとは言えますね。その点は、もう、さすが、今泉監督! これからもたくさん映画撮ってください!!
おまけ1
町田くん、「カラオケ行こ!」だったんだ、気がつかなかったよ!
おまけ2
みんなのレビューを楽しく読んでいたら、「主人公二人の関係は原作の香りに忠実に。一方、監督の工夫や思いは、大関さんと町田くんの関係に込めてみた」のかな、と思えて来ました。
おまけ3
「へなちょこパンチだからいくら打っても相手には効かないの。自分の手も痛くないの」 は、監督が描きたかった主人公たちの関係 の中心ですよね。
2024/6/7 追記
ドラマ版、見ています。
声をかけられると「うわ」とびっくりする西片。
ロッカーから出てくる高木さん。箒のシーンは、第二ボタンのシーンの相似だったんだね。
ドラマ観てから映画だったら、そのシーン、楽しかっただろうな。ドラマ版つまり中学生時代は6巻が最新巻だった「100片」が10巻くらい揃ってたのも、より印象的だっただろうし。同じ海、同じ浜、同じ桟橋の上、(さらに10年前と同じスマホ!)で聞く、かっての新たな主題歌。
神社の境内は大切な場所だったんだね。
そして初詣。「来年こそ、おみくじ勝つから」「来年も初詣、一緒に来れたらいいね」 この会話、その後を知ってると深いね。
そうか、浜口くんと北条さんはちゃんとこの頃から。そしてこっちが、中井くんと真野さんか。たしかに真野さん面白いね。
歌う時に鏡を見るのは、口角を上げて歌うための先生の指導だったのか。
そしてからかわれた分だけムキムキ腕力になってる西片。ちゃんと成績も体育が伸びてるんだね。
「島に帰って来たら、また会おう」という女子たちのセリフ。
「自転車は家に置いてきた」これも相似だったんだね。
そして、…高台。415段の階段。
うわ。当たり前だけど、もう、次から次へと。映画。もう一度、あらためて観に行こうかな。
このドラマの帰結としての映画なんだね。いや、堪能しました。西片の気づかさなぶりも、ここから観たら、それ自体が大切なことだったんだね。
泣かないでよ。笑っててよ。西片には元気でいてほしい。
ドラマがあること、教えてくれただるまんさん、ありがとうございます!! ドラマ版、入りは映画同様、なんだか入り込みにくい感じだったけれど、さすが今泉監督。クセになる味わいは、2日で一気に観ちゃいました。また寝不足だ。
う〜ん。純愛、というか若き恋、淡い想い。
ドラマ版とあわせたら、最高の5点だけど、映画単独で観た印象は残しておきたいから、スコアは変えませんでした。「ドラマ版のあたしが良かったってことかな?」って、高木さんにからかわれちゃうかな?(笑)
思ってたのとちがーう
アニメが好きでしたので大変興味深くみました。
思ってたのとちがーう😭
最後の告白もからかいであってほしかった。なんだよーラスト・シーンの子供連れはハッピーエンドがいいのだろうけど
あれで完全にからかい上手の高木さんは終わってしまったではないか?
あれはないわぁ
なんか他になかったかなぁ
かわいらしい映画
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