「ラスト、怒涛の展開に茫然自失?!」映画 からかい上手の高木さん Haihaiさんの映画レビュー(感想・評価)
ラスト、怒涛の展開に茫然自失?!
2024年公開、配給・東宝。
【監督】:今泉力哉
【脚本】:金沢知樹、萩森淳、今泉力哉
【原作】:山本崇一朗〜『からかい上手の高木さん』
主な配役
【高木さん】:永野芽郁
【西片】:高橋文哉
【大関みき】:白鳥玉季
【町田涼】:齋藤潤
【田辺先生】:江口洋介
1.原作と比べすぎてはダメ
教師となった西片のクラスに、教育実習生としてやってきた高木さん。
原作アニメの高木さんを、実写に置き換えるとしたら永野芽郁一択だろう。
一方で、西片はあんなカッコ可愛いキャラではなかろうもん笑
からかう高木さん ― ドキドキの西片
告白した大関さん ― その後不登校ぎみの町田
後半は、二組の若者たちを軸に話が展開するが、
無理やり感は否めない。
2.「好き」を科学する?
大胆な解釈や変更を加えて実写映画化した。
◆物語の舞台が、島になった。
◆西片をイケてる感じに描いた。
※さらに、原作マンガでは、
西片はただ、からかわれて終わりではなく、
高木さんへの仕返しを企図していた。
◆原作では、仕返しは読まれて成功しないが、たまに意図しない西片の言動で高木さんが可愛く赤面するような場面もあるが実写版では割愛。
永野芽郁のキャラクターは、高木さんと見事に重なる。
田舎の風景をバックに、
どこまでも不器用で誠実な若者たちのやりとりが自然だ。
→自然すぎて眠くなりかけた。。。
3.100分くらいから怒涛の展開
正確に言うと、高木さんの教育実習が終わった直後、
その日を待ってたかのように西片が攻勢にでる。
しかも、教室で(笑)。
◆おれ、人を好きになるって気持ちがよくわからないんだ。
◆高木さんの隣にいる自分が好きって思えて。
ここからの展開が、10倍速になり圧倒された。
なんやねん。
どうしたん?
くらいに早い。
ダイジェストすぎる。
4.まとめ
可愛い高木さんが、何かとイケてない西片をいじってからかう、でも二人はいつも一緒。
そんな純粋な甘酸っぱい青春純愛ストーリー、
ではダメだったのかなぁ?
最後は、なぜそんなに急いだんだろう?
と言いたくなるラスト10分、駆け足の展開だった。
余韻もなにもなかった。
なんか、もったいない。
二人で一緒に聴く『キュン♡せっきん』良かったので、0.5加点。
☆3.0
コメントありがとうございます。
永野芽郁さん頼りはそろそろ限界?自分はキャスト被りと呼んでますが、公開予定のかくかくしかじかなど凄い違和感があります、ついでに大泉氏も。
共感ありがとうございます。
西片=イケてない、優柔不断に寄せ過ぎなんじゃ?とも思えました。ゆるゆると日常が流れていく中、ちょっとずつ進展していくお話のスピード感は急加速させるのが難しそうですね。