「終わらない愛のへなちょこパンチ」映画 からかい上手の高木さん Uさんさんの映画レビュー(感想・評価)
終わらない愛のへなちょこパンチ
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多分癒されるだろうと言う予測で観賞したのですが、癒しを越えた幸せを、胸一杯にもらった感じです。
プールに落ちたブーケトスの花束を飛び込んで拾った西片と、飛び込んでその西片を抱きしめた高木さんに、不覚にも泣きそうになりました。からかいの文体に、不意に当たり前の純愛の文体を差し込むのは止めて欲しい。
高木さんは西方の反応込みでからかう。ピュアな男子の困惑ぶりに気を遣いながら、それを抱き込むようにからかう。
松田君は恋心由来ならば、へなちょこじゃなくてマジのパンチでしょ…と言ったけれど、優しいから、やはりへなちょこと言ってよい。
それが、西片のことを大好きだったからと言うシンプル過ぎる高木さんの心理であり、これは、思いのほか捻りはないんだと、少しビックリでした。
力強い恋とも言えるかも知れないですね。しかし直球過ぎて、鈍な西片は気づかない。このくすぐられ感で、心が満たされてしまう。安心感。観る側が甘やかされていた感じもありました。
島の通りや家並みも、海岸も桟橋も夜の街も美しかった。それは物語の早々の時点で、二人の関わりを見て、私の気持ちが薔薇色に染まっていたからだと思うのです。
しかし。
10年の間に西片に相手が出来たら、高木さんはどうしたのかが気になったし、プロポーズの時に、いや恋とかじゃなくてなんて口走った西片には、高木さんがどんな反応するか、正直ハラハラしっ放でした。こう言うのも止めて欲しい 笑
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