「小豆島の色」映画 からかい上手の高木さん 旅行者さんの映画レビュー(感想・評価)
小豆島の色
悪人が一人も登場せず、悲しい出来事も起きないのが何より良い。小豆島の風景と相まって癒される。初老の身には、何とも眩し過ぎる話で、序盤観ているのが恥ずかしくなったが、後半になるにつれて、隣町のひなびた映画館に電車で1時間かけて通っていた自分の中学時代を思い出した。その映画館はもうとっくに無くなってしまったが、軋む座席に座って角川映画を観ていた中学生の気持ちが甦ったようなきがした。歳のせいか感傷的になることが度々ある。そこには心地良さも同居している。とにかくこの映画、最後もハッピーエンドで穏やかな心持ちで劇場を出ることができた。明日から仕事の日曜日によい作品でした。
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