「この題材に必須なものがこの映画には無い」映画 からかい上手の高木さん GR13さんの映画レビュー(感想・評価)
この題材に必須なものがこの映画には無い
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・ここぞと言うときの西片の堂々とした男らしい態度
・高木さんをドキッとさせる西片のクリティカルな言動
・クリティカルを受けたときの高木さんのはにかむ表情
西片が【終始】フニャフニャしすぎで、クリティカルを放つ場面が無かった。ここぞの場面であるブーケを拾ったり告白のシーンはもっと堂々とした態度で高木さんをドキッとさせて欲しかった。
中学生時代(漫画·アニメ·ドラマ共に)でお互い恋愛感情がある認識で見ていたが、映画での告白シーンで西片が中学生時代ではそんなでも無かったような発言がモヤモヤする。
この題材の最大の萌え要素は「西片のクリティカル発動と、それを受けた高木さんの驚きと恥ずかしさと嬉しさが混在した何とも言えない表情」だ。それが無い時点で「からかい上手の高木さん」ではない何か他の恋愛映画だと思う。
ラストシーンの親子三人の演出は漫画「からかい上手の【元】高木さん」に繋がるが、高木さんの髪型が後ろで結いてなかった気がして(うろ覚え)、詰めきれていない感でこれまたモヤモヤ。
リアルな中学生子役を起用したドラマ版は良かった。撮影当時西片役は中学1年生、高木さん役は中学3年生。子供っぽさが残る西片と大人っぽい高木さんを表している様だった。ピュアな姿にキュンキュンしたいのなら、ドラマ版をご覧になられていない方は是非ネフリやTVerで。
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