「何事もやり過ぎは良くない」映画 からかい上手の高木さん aliasさんの映画レビュー(感想・評価)
何事もやり過ぎは良くない
クリックして本文を読む
ラブコメといえば、お互い好きなのに言い出せなかったり、すれ違いがあったり、邪魔が入ったり、片方が好きとアピールしていのにもう一方が鈍感で気づかなかったり等々、とにかく、くっつきそうで中々くっつかず、観客を焦らすだけ焦らしておいて、結局最後はめでたく結ばれ、ハッピーエンドというのが王道だと思います。
ただ、物事には限度というものがあり、本作そのは限度を超えてしまっていると思います。高木さんがハッキリ「付き合って」と言わないのは許せますが、許せないのは西片。あれだけ高木さんから好きとアピールされているのに気が付かないのは、鈍感を通り越してバ〇なの?と思ってしまいました。挙句の果てに高木さんが勇気を振り絞って「好きだから付き合って」と言ったのに対し「好きってどいうことか分からない」とか「好きか分からないけど付き合って」とか、お前いったい何歳だよ、生徒から恋愛相談された時も「好き」が何だか分からないのに答えていたのかよと呆れるとともに、もうこの時点で二人を応援する気もすっかり失せてしまい、折角の感動的なシーンもドキドキではなくイライラしてました。
そもそも「好き」というのは考えて決めるものではなく、感じるものだと私は思いますが…
という訳で、話はながくなりましたが、一言でいうと本作は話を引っぱり過ぎたがゆえの失敗作でした。
追伸>
これだけつまらない脚本と演出にもかかわらず、永野芽郁さんは頑張っていたと思います。ただ、申し訳ないですが、他の役者さん達、特に生徒役は皆さんイマイチでした。
コメントする