「辛い過去が.....」Saltburn チラ見ヶ丘キネ太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
辛い過去が.....
正月休みに拝見しました。
プロミシング・ヤング・ウーマンの監督とはつゆ知らず.....
まず見始めて思ったことは、もうこれ自分じゃん...て感じでしたね。
陰キャでどうしようもなくて、陽キャの輪に入りたいけど入れず、遠くから羨望の眼差し。
なんやかんやでグループに取り入るも、自分の居場所ここにあらず.....。飲んでてもふっかけられるし、挙句に合コン的なのには呼びたくないと女性に陰口言われ、おこぼれの女性とヨロシクやってる時には空気読めない発言で女性途中退場...。
今作の主人公はまだ(展開変わるまでは)イケメンと仲良くなってよかったし、優等生で頭もいいけれど、自分の学生時代とか若い時とか...とても見ているのが切なかった...初めて友達になったやつは奇人だしね。あるある.....。
ところが途中から雰囲気が変わって怒涛の展開&ラスト。
面白かったです。
あのイケメンの豪邸にいた(学校の同級生)パーマの男って、従兄弟?友達?
わからずままだけど、彼の言葉もチクチクと嫌なことを言ってきて、あー...こんなやつ居るよなー...なんて暗い正月を迎えておりました。でも総合的に良かった。
主役のバリー・コーガン、好きな俳優です。
〜劇終〜
イケメン豪邸にいたパーマ頭の男の子は、イケメン=フェリックスのいとこだと思います。フェリックスの姉だか妹(アメリカに行ってしまってイギリス不在)の息子。オリヴァーが大学新入生として指導教授の研究室で面談というか話してる時、遅刻してきた男の子です。パーマ頭のママはその指導教授と同級生(もちろんオックスフォード大学)ということで盛り上がり、オリヴァー、かわいそうに置いてけぼり、と理解しました。それからパーマ頭の母親はソルトパーンから多分、経済面の援助も受けていたんだと思いました