もしも徳川家康が総理大臣になったらのレビュー・感想・評価
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何か焦点が定まらず中途半端な作品
おふざけ的な作品なのは明確だが主役 主人公は東宝看板に偽りあり娘浜辺美波か!竜馬 家康 聖徳太子 それぞれ時代がバラバラなので話を合わせるのは無理がある どうせなら翔んで埼玉の様なドタバタ劇かNHK再現ドラマみたいな教育番組的のどちかにした方がよかったかも!
メチャメチャ面白いです
ワイドショーを小馬鹿にし、国会議員をおちょくり、トランプ前アメリカ大統領をからかい、ジャーナリストやマスコミをこき下ろしています。
そんなドタバタの中に、現代の日本人に対する大切なメッセージがたくさん隠されています。
日本人(特に若い方)はこれからの日本のため、観たほうがいいと思います。いや、浜辺美波さん目当てでもいいから観るべき映画です。
そこここに名言が散りばめられていますが、特に家康、秀吉、龍馬のセリフは聴き逃せません。それから最後の浜辺さんのセリフ。暗記したいです。
それにしてもこのお祭りコメディ映画に「リアリティがない」とか「時代考証がしっかりしていない」とかいう人がいるんですね。ちょっとびっくり。
もしも徳川家康が総理大臣になったら
何も事前把握せずに鑑賞。タイトルからして笑えるのかな?という気持ちで…前半は奇想天外な発想だったのが、後半になると現代の世相を反映してるかの如く。
社会派の映画となりました。
「面白くなかった」というレビューも多々ありますが、私は人々の心に凄いメッセージを残した映画だと思いました。
割りと感動作で驚いた
まさに現代を風刺していると思う
政治に無関心なくせに悪いものは政治家のせい、うまくいけば手のひらを返したようにチヤホヤして、自分で考えない、物事を見るのに客観性を持つことができない、ネット上の情報に簡単に踊らされる、現代日本人の特性を強調、デフォルメ化したような劇中の国民達は、世の中を風刺していると思いました。
ホログラム映像で、モノに触れることができないはずの過去の偉人が実際に研究してコロナの薬を作ったり、御用改めだといって取締りをしたりしていたのはおかしかったし、いろいろと不自然な部分はありました。
CG構成の部分の映像に迫力があって度肝を抜かれることも、コメディ要素があって面白かったとも思いません。
特別に良い映画だとは思いませんでしたが、社会風刺としては的を射ていると感じたし、ほどほどに悪くないストーリーで、最後がきっちり主人公の女性の成長と、めでたしで終わるわかりやすさは好感が持てます。
すごく面白そうに見えたが、終わってみると中途半端だった。
コロナで内閣が壊滅したので、A Iを使って過去の偉人達を復活させて、政治を任せる。
アイデアと偉人達が登場する所まではとてもワクワクしました。
ですが、だんだんと地味な内容になっていき、見た感想としては「徳川家康が総理大臣になって、閣僚が伝説の偉人だとしても、今とあまり変わらないんだ・・・本当に誰がなっても一緒なんだな。。」というものでした。
家康、信長、秀吉を時代がかぶってるので共通の話題があるけど、あとの人達はあまり会話が成り立たずに単なるギャグキャラになってる。
でもギャグに振り切らずに、けっこう真面目な話に持っていく流れが、何とも中途半端に感じました。
ただアイデアは面白かったし、もしかしたら成功者の偉人よりも無念の内に亡くなった偉人の方が面白くなるかも?と思いました。
菅原道実、源義経、天草四郎、西郷隆盛らが出てきたら、頑張ってくれそうな気がします。
世界中の首脳がA I偉人になって、国連会議をするのも面白そうですね。
中国なんか偉人が多すぎて、誰が国家主席になるのか決まりそうにないなぁ。
三英傑へのフォーカスが重かった
こんな全国民が関心を持つ内閣ができれば
令和日本全方位パロディ
コロナ禍令和日本全方位パロディ。
徹子の部屋とか、暴れん坊将軍とか、大江戸捜査網とか、元ネタ古いんで高齢層向けですかね?
まっ、おちゃんは楽しんで笑いましたけど(笑
最後の方は結構説教臭い
もっともっと偉人達を……
説明的終結
ギャグ映画と侮ることなかれ。かなり笑えますが、さすがは「翔んで埼玉」の武内英樹監督と脚本・徳永友一のヒットメーカーコンビ。社会派作品と言ってもいいほど、痛烈なメッセージが込められていたのです。
2021年に出版され大ヒットを記録した同名ビジネス小説を原作に、AIで復活した偉人たちによる最強ヒーロー内閣の活躍を描いたコメディ映画。
●ストーリー
映画の舞台は2020年のコロナウィルスが猛威を振るい日常を奪われた日本。国内どころか世界中が大混乱に陥る中、新型コロナの感染爆発に直面し、政府はなすすべもなく立ち往生します。内閣支持率が27%まで下がり、首相官邸でクラスター(感染者集団)が発生、首相が急死してしまうのです。
未曽有の危機に「最後の手段」として、「AI・ホログラムにより歴史上の偉人たちを復活させ、最強内閣をつくる」という前代未聞の計画を実行します。
かくして誕生した内閣の面々は、内閣総理大臣に徳川家康(野村萬斎)、官房長官に坂本龍馬(赤楚衛二)、経済産業大臣に織田信長(GACKT)、財務大臣に豊臣秀吉(竹中直人)農林水産大臣に徳川吉宗(髙嶋政宏)、総務大臣に北条政子(江口のりこ)、厚生労働大臣に徳川綱吉(池田鉄洋)、外務大臣に足利義満(小手伸也)、法務大臣に聖徳太子(長井短)、文部科学大臣に紫式部(観月ありさ)など偉人たちが集結した通称≪偉人ジャーズ≫による夢のような内閣が1年という条件で誕生します。政治的立場も時代もバラバラの「呉越同舟」極まる最強内閣が日本を救うことに。
さらに閣僚を補佐する人材も招集されました。財務大臣の秀吉の実務面を支える財務副大臣として石田三成(音尾琢真)、首都の治安を守る守備隊として新撰組の面々と土方歳三(山本耕史)が任命されます。
コロナ禍のなか、何も決められない政治に辟易していた国民は、圧倒的なカリスマに加え、政策を推し進める“えげつない”実行力に驚愕し、日本中が熱狂していくのです。
そんな中、アナウンサー志望の新人テレビ局政治部記者・西村理沙(浜辺美波)はスクープを狙い、政府のスポークスマンを務める坂本龍馬に接近します。そしてひょんなことから偉人ジャーズの活躍の裏に渦巻く黒い思惑に気付いてしまうのです。果たして、陰謀の正体とは?そして、日本史に新たに刻まれる“事件”の真相とは?! 続きは劇場で!
●解説
ギャグ映画と侮ることなかれ。かなり笑えますが、さすがは「翔んで埼玉」の武内英樹監督と脚本・徳永友一のヒットメーカーコンビ。社会派作品と言ってもいいほど、痛烈なメッセージが込められていたのです。財務大臣の秀吉を中心に閣内に不協和音が広がります。ドタバタでコミカルな展開には現代政治への風刺も利かせ、「大衆心理を含めた政の危うさ」も描かれます。
《民の主体性を信じる家康》
野村萬斎演じるラストの徳川家康総理の演説中の金言には、多くの人に耳を傾けてもらいたいものです。
野村は、国公立の劇場などで作る「全国公立文化施設協会」の会長を勤めていることから、政治との距離が近い公共の仕事をしてきたからこそ、思うことがあるといいます。「何のためにやるのかという本質からずれて、利権絡みになっていないか。この映画も、そこを直接的に批判しているわけです。政に携わっている人、それをジャッジして動かす民意も両方が問われている」と。
非常手段を使って、権力奪取を図ろうとした秀吉は、人任せで無責任な民意を批判します。現在の投票率の低さを見よと。自ら投票にも行かず、お上から何かして貰うことばかりで、自ら考えようもしない数多の愚民達には自分のような強きリーダーが必要なのだと。それには家康も賛同するものの、家康は民を信じると熱く語るところが感動的です。無駄からこそ国民一人一人が、自分の可能性を信じ、行動してほしいと家康は国民に期待をかけるのでした。現代人にバトンを託すような演説シーンだったのです。
《あっと驚く偉人内閣の目玉政策》
このあたりは本作の見どころの一つでもあります。コロナ対策で偉人内閣は外出禁止令を出し、ロックダウン(都市封鎖)を断行します。もちろん経済活動は止まります。政府は国民全員に給付金50万円を、あっと驚く方法で、極めて迅速に支給するのです。家康首相は「一度、口にしたことはやり切る。それが偉人内閣じゃ」と自信たっぷりに宣言します。いわゆる「決断と実行」だ。独断ではありません。閣僚たちがそれぞれの強みを生かして政策を進言します。家康を演じる野村は「周りの意見を見聞きしてジャッジしていくというのは少し自分自身の日常と重なる部分もあります」とコメントしています。
今年は現実の世界も選挙イヤーの年です。米国ではバイデン大統領が再選を断念し、「もしトラ」こと、もしもトランプ氏が大統領に返り咲いたらが現実味を増してきています。英国で政権交代が起き、フランスでは「あわや極右内閣発足」でした。日本でも年内に衆院解散・総選挙があると見られています。
《岸田首相が徳川家康だったら》
もしもポスト岸田首相が徳川家康だったとしたら。武内監督の答えはこうでした。
「列島改造論を掲げた田中角栄さんのように、高度成長期の首相は剛腕でした。今は時代が違うので政治家が萎縮しているようにも見えますが、そういう意味では偉人内閣のような首相のほうが国民は喜ぶのではないかという空気を感じます」
つまり、家康首相のように強いリーダーシップを感じさせる人物が、現実の世界でも待望されているというのです。監督の念頭には、マスコミの報道姿勢に対する違和感もあるようです。
「もし徳」には民放の情報番組で「次々と改革していくのは、あっぱれ」と偉人内閣フィーバーをあおる司会者が登場します。政策を冷静に分析するのでなく、改革という名の熱狂を扇動するような番組づくり。それに呼応して、徐々に暴走していく偉人内閣。戦国武将出身の重要閣僚が豪語します。「民が求めているのは強きリーダーじゃ」。まさにこれ、21世紀の世界を席巻しつつある「ポピュリズム」そのものではないでしょうか。
《家康は剛腕だが独裁ではない》
武内監督は「徳川家康は剛腕だが独裁ではない。原作小説でもそういう人として描かれています」と説明します。「400年前から来た家康が、ものすごく苦労して造った江戸城の現在の姿や東京のビル群を見て何を思うか。現代の日本をどう見るか。これは映画を見たそれぞれの人に感じてほしい部分です」と語るのです。
●感想
NHK大河ドラマなどで過去に5回、秀吉を演じた竹中はさすがの存在感で、爆笑必至のシーンが盛りだくさん。また龍馬が語尾の「ぜよ」を世間にいじられ、信長はアイドル的な人気を博すなど、中盤まではコミカルなテイストで物語が進み、何も考えずに楽しめました。
ただ、人々の内閣への熱狂が高まっていくにつれ、風向きが変わっていきます。少し説教くさい部分もありましたが、周りに流されるばかりになっていないか。自分の考えを持っているか。深く自省させられました。
政治に興味を持たない国民が、誰かに踊らされてしまっている。その滑稽さに気づきが与えられる展開。この映画は、歴史上の偉人が現代によみがえり、奇想天外な奇跡を生み出す英雄物語だと思って見始めると、予想外の展開にしびれることでしょう。
よくある議論に政治家が悪い、マスコミが悪いという方向にすぐ行きがちですが、本作ではそこが問題ではありません。映画を見終わったときに有権者の意識が変わるとか、何かを考えるきっかけになればいいなと思います。
あまりに酷い、観る価値ナシ
中学生が鑑賞したら夏休みの思い出になりそう。
荒唐無稽だが面白かった。
実力者俳優陣の振り切った演技が印象に残る。説教臭い箇所も多少あるが作品から若者たちへのメッセージと思えば受け止められる。
この後「赤羽骨子のボディガード」を続けて鑑賞しました、こちらもあり得ないストリーだけど友情等をテーマにして楽しめた。
両作品とも中学生ぐらいの方が鑑賞すれば良い印象が残り夏休みの思い出になりそう。
主観ですが「もしも徳川家康.....」の武内監督、「赤羽...」も制作等にフジテレビ関連の元・現関係者が携わっており同局のテイストを感じました。特にフジテレビ関連の「スイング・ガールズ」「ウォーター・ボーイズ」を思い出しました。トレンディドラマ等勢いのあったフジテレビが懐かしい。
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