「やっぱり一緒。」三日月とネコ SAKURAIさんの映画レビュー(感想・評価)
やっぱり一緒。
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2016年4月福岡在住の本屋で働く猫好きな戸馳灯の話。
仕事を終え自宅マンションに帰り、愛猫マユゲと過ごすなか突然襲ってきた震災級の地震、停電の為マンション外の広場へ猫と一時避難すると…、猫を連れた女性鹿乃子との出会い、猫が好きで寄ってきた仁、「猫好き」という共通点から一緒に住み始める3人のストーリー。
鹿乃子の余震が怖いからもう少し一緒にいようから始まり、2年が経った時、愛猫マユゲは亡くなって、鹿乃子の愛猫三日月と猫譲渡会で譲り受けた猫2匹(フーとギー)を持ち帰り、灯、鹿乃子、仁の3人と猫3匹の暮らしが始まる。
冒頭から流れる優しいBGMと猫と過ごす優しい描写で掴まれ、日々の日常と恋愛、40歳独身(灯)の悩みみたいなものを絡ませながら進んでくんだけど、原作未読でしたが面白かった。
ただ本作を観て分からなかったのは網田すみえ先生と鹿乃子の関係性が略され過ぎてるのかよく分からなかった。書店でのサイン会で出会い、その後の食事会後の食事と、それで何で2人が一緒に住むって話になるって感じだったけど、同性愛者か何か?とも、思ったけど、後々皆と住みたかったのね。
仕事絡みで出会った編集者の彼と出会い、実はSNSでフォローしてるアマ料理家と知り、恋愛から疎遠気味な灯に光が見えたけれど、上手くいってる事に浮かない顔の鹿乃子に何で?と思ってたけど結局この生活を終わらせたくないと分かって納得。原作は分からないけど本作の雰囲気と3人の素敵な関係性はもう少し観てたかった。
灯演じた安達祐実さん、子役で活躍してた頃よりも今の方が好きだな~
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