劇場公開日 2024年3月15日

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12日の殺人のレビュー・感想・評価

全56件中、41~56件目を表示

1.5犯人の分からない推理小説

2024年3月18日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

難しい

えー😱やっぱりフランス映画と言った感じです…😢
男性との付き合いが多い女性(歳にして二十歳くらい…)が、帰宅途中にガソリン?を上半身にかけられ、火を着けられ…
その犯人を探すフランス刑事課の面々犯人らしき人物が(全て女優と肉体関係のあった男というのがこの女性の…)次々と容疑者としてあがるが、決定打はなく、時間が瞬く間に…
再捜査になり再度犯人らしき人物(男)が…でも…引っ張りに引っ張った挙げ句のこれでは…
犯人は厳格な父親ということで…オアとが全く宜しくない

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ろくさん

3.0放火殺人犯

2024年3月18日
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鑑賞方法:映画館

操作は難航、3年経っても犯人わからず。

犯人わからず終了でした。

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完

4.0犯人探しではなく、それを追う刑事の物語。秀作。

2024年3月17日
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鑑賞方法:映画館

 今年に入って約20本の新作映画をみたが、この映画は1番の作品だ。
映画ポスターの殺される女性が私好みの女性で、スケベ根性で鑑賞した。また、度々言っているように、映画鑑賞の目安とする週刊文春の映画評でも高評価を得ている。

 タイトルの書いたように、最初の30分を過ぎたあたりから、これは犯人探しではなく、それを追う殺人課刑事達の物語ではないかと思えてきた。勿論、犯人探しが物語を引っ張って行くが、刑事たちの苦しみがメインだ。俳優もうまいし、脚本も良くできている。また、流れる音楽もいい。映画好きな人には観てもらいたい。脚本書いている監督の今後に注目だ。

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いなかびと

3.0冒頭の文字情報

2024年3月17日
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鑑賞方法:映画館

劇場鑑賞前、出来る限り情報を入れないのが私の流儀。劇場鑑賞を決めるためにざっくり各レビューサイトの「点数」くらいは基準に確認しますが、あらすじすら知らないで観に行くことが多いため、鑑賞しながら「ああ、そういう映画だったのね」と気づくことも度々です。
で、本作は観始めてしばらく「ミステリー」と思いきや、案外事件そのものの情報性よりも刑事たちの捜査に取り組む様子を丁寧に、時に感情をぶつけたり、或いは、実生活を線引きしきれないような「人間らしさ」が垣間見えることに親近感や面白みを感じます。
それにしても、まだ「ミステリー」の線も捨てきれずに観進める中盤、なかなか進まない展開にじりじり。隣のおじさんは寝落ちしてるし、私自身もすこーし飽きてきます。そこで、なるほど冒頭の文字情報はまさにこの作品そのもののことを言っているのかと気づき、むしろ「にしちゃぁ長い。。。」と思い、私も作品より隣のおじさんに引き込まれそうになりつつも頑張って踏みとどまります。
結局のところ、この作品を「映画」にするために事件の被害者が若く美しい女性であり、且つ、殺害方法が残忍であることが「興味」を惹かせる(或いは持続させる)ためのただの「要素」になってしまってて、むしろこの結末に対して若干の騙された感は否めません。オチが欲しいとは言いませんが、それならもっと社会性に振って、たとえ地味になっても現状に対して訴えるような作品性の方が誠実な気がします。
刑事たちに対し同情や感謝も感じ、面白いし有意義な題材なので少々勿体なく感じます。何なら、前情報を入れておいた方がもっと味わいを感じることが出来たのかもしれませんが、基本は今後も流儀を変えることなく、出来る限り「初見感」を楽しみにします。
惜しい。

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TWDera

3.0潜在的な差別意識

2024年3月17日
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鑑賞方法:映画館

複数の男性と関係を持っていた若い女性が殺害されたという事件の捜査が行き詰まって行く過程において、関係者だけでなく刑事たちそれぞれの潜在的に持っている性差別意識、偏見、信条などがうっすらと見え隠れし、表面的には個人の自由や平等を尊重する代表のようなフランスという国の実状を浮き彫りにする縮図のような作品。

捜査をしているうちに関係者から「犯罪を起こすのは男性で捜査するのも男性」、「殺されたのは彼女が女性だから」などのキーセンテンスが出てくるが、それらを特に掘り下げるわけではなく、何気ない台詞の一つとして織り込まれているだけなので変な押し付けがましさは感じないが、見終わった後にそのテーマ性を深く考えるようになる。
無口で最も常識者と思われる主人公の刑事でさえ、新人の女性刑事に対して「首席で卒業したのになぜ所轄なの」と聞いてしまうところも救いようのなさを感じさせる。

因みに若い刑事が結婚するという話をした時に皆が不思議がっていたが、フランスでは離婚する場合は裁判になりお金と時間がかかるため同棲や事実婚がポピュラーなためだが、またそれを決めつけるような考え方にも一石を投じている。

フランスでは盗聴は合法だと言うことを思い出したが、予算とかそう言うレベルの話で規制される事があると言うことは初めて知った。

同じようなタイミングで上映された「落下の解剖学」同様に本作もミステリーではなく人間ドラマだが、「落下の・・・」同様に抑揚や驚き、感動が少なく、残念ながら自分にとっては観ていて面白い映画というわけではなかった。

グルノーブルの山の景色が非常に美しかったので、自分も自転車で走ってみたいと思った。

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カツベン二郎

3.0罪を犯すのも男、逮捕するのも男、BBQ引火するのも男

2024年3月17日
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鑑賞方法:映画館

鑑賞後、後ろの席の方から「ちょっと難しかったなー」と声かけられて、苦笑い(^^;)
確かに劇的な展開がそれほどなく、事件も解決しない。
描かれているのは、ただ男性目線での調査、取り調べ、レッテル張り、証言など
そう、あくまでも「男性」目線なのである。だからそこ解決しないのだと言いたげに。

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shige12

4.0犯人を見つけることのできないままのめり込んでいく… 容疑者が続々と...

2024年3月17日
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犯人を見つけることのできないままのめり込んでいく…

容疑者が続々と浮上しては消えていき操作が難航するイラ立ち、過剰な行動、普段の会話のユーモア…殺人の追憶と比較してしまいどれも今一歩に感じたけど、なんとなくラストであきらめるのではなく、また一歩踏み出すささやかな暖かみを感じられて良かった。

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いたかわ

4.0ポイントは?

2024年3月17日
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鑑賞方法:映画館

未解決事件のノンフィクションを元にした映画、ってことで冒頭から「未解決」に終わる宣言で始まるフィクション映画。
観てても予想以上の未解決っぷりで、この映画を作る意図を考えてた…
思うに以下2つのポイントがあったと思う。
1. 生きてても、死んですら、女の子は女の子というだけで殺され危ない目にあうのだということ。
2. 刑事が『事件に囚われる』とはどういうことなのか、ということ。
個人的には一つ目の点が本作のメッセージかとは思ったが、ラストシーンなどは二つ目を推してる気がする。でも特にそれは知りたいわけじゃないんだけど…ww

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ぱんちょ

3.0商業映画の企画として資金があつまるフランス映画の懐の深さに脱帽。

2024年3月17日
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鑑賞方法:映画館

迷宮入りになってしまった事件の顛末を淡々と描いていく。どこにそんなストーリーの需要があるのか不明だが、まあフランス映画っぽいというか。それでも映画賞を作品賞はじめ獲得しているのだから、不思議だ。どのくらいの興行成績だったんだろう。

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t2law

0.5ものすごく期待していただけに…がっかり。

2024年3月16日
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鑑賞方法:映画館

寝られる

申し訳ないけれど、全然面白くありませんでした。期待が大きかっただけに失望も大きかった。刑事さんらにも、誰にも共感できず。生きたまま焼かれた美しい少女の殺人事件がテーマということで、もっとミステリーサスペンス色の強い推理物かと思っていたのが間違いだったのかもしれませんが。捜査する刑事さん達の能力も高くなく、まあこれが現実なのかもしれませんけれど。結局この映画で何を見せられたのか・・・。エンドロールの歌はよかったです!

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銀色

4.0期待度◎鑑賞後の満足度◎ 未解決事件捜査映画の秀作。極力感情を排した静謐な演出の下に様々な感情が渦巻いているところが如何にもフランス映画。担当警部が忘れられない様に暫くクララを忘れられそうにない。

2024年3月16日
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①フェミニズムを表に押し出した映画では決してないが、犠牲者であるクララの親友の台詞『彼女が殺された理由?理由は彼女が女の子だったからよ!』、新たに班に配属された女性刑事の台詞『』

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もーさん

3.5「未解決」になる確固たる理由

2024年3月16日
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悲しい

難しい

あっ、彼が犯人だったんだ…と言う感想で終わると思っていたけど、本編は違った。
情報があり過ぎて、掴むべきポイントから逸れちゃったんだ。
だから、未解決事件って減らないんだろうな。

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ちゃ坊主

4.0「落下の解剖学」よりこちらの方が好き。

2024年3月16日
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鑑賞方法:映画館

フランス、グルノーブルの街なかと郊外を舞台とした物語。劇中、車を走らせるシーンで度々雪山が映る。ああ、あの山々の何処かに「落下の解剖学」の山荘がある(という設定)なんだなあと思いながら観ていた。
ほぼ同時期に制作され、同じ地区を舞台とし、ともに犯罪をテーマにした両作品だが全世界での興行という点ではかなり差がついてしまったようだ。カンヌでパルムドール、米アカデミーでも脚本賞をとった「落下の解剖学」が華々しい成功をおさめたといえる一方で、本作品は自国のセザール賞は独占したようだがやはり地味な感じは拭えない(セザール賞はかって「アメリ」とかが受賞しているので私自身は結構信用している)
「落下の解剖学」が印象的なキービジュアル(雪の上の死体)、派手な法廷の応酬、唯一、目撃の可能性があるのが視覚障害の少年といった道具建てに不足していないのに比べ、本作品は「12日の殺人」というタイトルが表しているようにナンバリングされる数多くの殺人の中の一つの捜査を丹念に追いかけるのみの筋書きで地味とといえば地味である。
でも映像もそうだしセリフ廻しもそうだが全体のトーンのダウナー系な感覚は嫌いじゃない。物語としては「ツインピークス」に似て謎が謎を呼び限りなく広がっていく感じが好きだなあ。解決しないことは既に冒頭で明らかにされているし。
カンヌに話を戻すけどやはり「落下の解剖学」はサンドラ・ヒューラーが出演していたのが大きく映画の評価に影響したんでしょうね。カンヌは最近、ちょっと役者の演技に甘いところがあるような気がする。逆に「Perfect days」には男優賞しか与えなかったところがカンヌの見識っていうものだとも思うけど。

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あんちゃん

3.512日の殺人 殺人事件の未解決事件のリアルさを描いた作品。解決でき...

2024年3月15日
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12日の殺人

殺人事件の未解決事件のリアルさを描いた作品。解決できない、犯人を特定できないもどかしさが終始残るのがこの作品の特徴でありそれが凄く魅力的に描かれていた。
登場してくる容疑者候補の連中がどの人たちも怪しく見え、被害者の気持ちに偏ってしまえばしまうほど推定無罪を無視した盲目に陥ってしまいそうになるのをうまく誘導してくるのが良い。
こちら側も色々考えさせてくれる2時間で面白かった。

個人的な2024年洋画新作鑑賞ランキング
1 ネクスト・ゴール・ウィンズ 4.8
2 Firebird ファイアバード 4.8
3 コット、はじまりの夏 4.7
4 ARGYLLE/アーガイル 4.7
5 アリバイ・ドット・コム2 ウェディング・ミッション4.5
6 デューン 砂の惑星 PART2 4.5
7 ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ 4.5
8 アクアマン/失われた王国 4.5
9 ニューヨーク・オールド・アパートメント4.3
10 異人たち 3.7
11 ミツバチと私 3.6
12 12日の殺人 3.3
13 コヴェナント/約束の救出 3.0
14 僕らの世界が交わるまで3.0
15 ストリートダンサー 3.0
16 カラーパープル 2.9
17 弟は僕のヒーロー 2.8
18 RED SHOES レッド・シューズ 2.8
19 関心領域 2.6
20 ジャンプ、ダーリン 2.5
21 エクスペンダブルズ ニューブラッド 2.3
22 マダム・ウェブ 2.3
23 落下の解剖学 2.3
24 ダム・マネー ウォール街を狙え! 2.3
25 哀れなるものたち 2.3
26 DOGMAN ドッグマン 2.2
27 パスト ライブス/再会 2.2
28 ボーはおそれている 2.2
29 ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人 2.2
30 瞳をとじて 2.2
31 ゴースト・トロピック 2.2
32 葬送のカーネーション 2.2
33 Here ヒア 2.1
34 ハンテッド 狩られる夜 2.0
35 サウンド・オブ・サイレンス 2.0
36 ポーカー・フェイス/裏切りのカード 1.9
37 アバウト・ライフ 幸せの選択肢 1.8
38 サン・セバスチャンへ、ようこそ 1.8
39 VESPER/ヴェスパー 1.5
40 フィスト・オブ・ザ・コンドル 0.5

番外
QUEEN ROCK MONTREAL 5.0
π〈パイ〉 デジタルリマスター 2.0

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ego

4.0殺人事件の捜査の中で刑事たちが抱く疑惑、推理、確信、被害者への思いと共に、私生活とのはざまで揺れる心情を並行して描く社会派ドラマ。

2024年3月15日
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鑑賞方法:映画館

各自が自制しながらも時に爆発し弱さを露呈する一人の人間であるという生々しさ。男女関係、結婚への考え方、男性社会での女性が持つ不満や人間関係の難しさは「事件」だけにとどまらず誰にもつきまとう問題なのだ。

事件は未解決のままだが、それが現実であるという終わり方もまた良し。

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jollyjoker

5.0推理ものとは違った、味わいある─

2024年3月15日
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知的

衝撃的な事件を扱った作品でしたが、内容はかなり淡々としていた印象です。
事件解決に向けてサスペンス的な要素を持ちつつストーリーは展開していくけれど、焦点が捜査する側に当てられていて、なかなか味わいがあるものだと感じました。故に事件を解決するという推理的な要素は少し希薄さを感じるのですが、個人的には推理小説とかはそれほど・・・といったところなので、それがかえって作品の見やすさに繋がっていました。逆に、物足りなさを感じる人もいるかもしれませんけど。かといって、事件そっちのけで推移するわけではなく、その謎もしっかりと絡めながらドラマとか世相を反映させて語られるので、かなりハマりました。
タイトルからは想像できない内容でしたが、率直に非常に堪能できました。映像でも引きつけようとしていたように思いますし、台詞なんかもかなり練り込まれている感じがします。とにかくめっちゃ面白かったです。

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SH