ディア・ファミリーのレビュー・感想・評価
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万人に刺さる邦画
闘病のお話しってどう描いたって辛くなるって思っていましたが、諦めない行動的な父親を主人公として描くことで前向きで夢や光を感じる作風に纏まっていました。
涙を誘うために悲痛なシーンなどを入れるみたいな演出は無く、唯々家族が病の次女と向き合いそんな家族の優しさを次女が素直に受け取り新たな夢を抱く。そんな優しさに満ちた家族達を見て自然と涙が流れるような映画だった。
では、家族愛がメインだったかというとそうでは無く町工場の社長が新たな医療機器を生み出す物作りの物語で、サクセスストーリーとしての見応えもありました。
俳優達の演技も良く違和感のようなものは特になかったです。
「邦画・闘病・家族愛」これらは個人的に苦手な組み合わせで普段なら観ない部類の映画になるが、レビューの評判がお涙頂戴な作風ではないという呼び声が高いため足を運ぶことにした。実際とても万人に刺さる映画となっていると感じたので予告で警戒している方も是非観に行って欲しいです。
スマホがない世界
ストーリーが素晴らしく、感動的でした。
編集も良く出来ていて、過不足なく作品を楽しめます。
2時間超を30分ほどに感じるほどよく作り込まれています。
製作陣の皆様に感謝します。
俳優陣はやや噛み合わない演技でした。
お互いやりたい演技をやっていて表現力は素晴らしいのですが、
大泉さん筆頭に自分の演技だけを観ていて、
共演者の演技を観ていない感じです。
これはいつも同じ演技のように見えてやや残念でした。
共演者とのインタラクションを目指した菅野さんは少しやりにくかったのではないでしょうか。
総じて素晴らしい作品でした。
製作に携わった皆様に感謝を捧げます。
誰かと一緒だからできること
よかったです。(平均評価に比べると評価低いですが)
以下を学べました。
・ひとりでできることは限られる
・難しい課題に直面してもとにかく行動する
・うまくいかないことがあっても次どうするかを考える
なお、号泣する覚悟で行きましたが、ちょい泣きくらいでした。
決して諦めない凄いお父さん!
実話で大ヒット上映中!という事で鑑賞。
とても印象に残る台詞が多い。
「お父さんは絶対に諦めない人です。」
「タイムリミットは10年」
「そして、次はどうる?」
「私の事はいいから、他の人を助けてあげて。」
そして娘の夢を叶える為に
17万人の命を救った!なんて!
とても凄い歴史的実話。
未来のある子供達に観せたい内容。
ぼーっと生きてられない
さあ、次はどうする?
という菅野美穂さんのセリフが印象的。必要なものがなければ自分で作ればいい、待ってたって何も変わらない、動かないと。そんな夫婦のお話。
三姉妹の関係性や性格もよく描かれていて、姉妹の場面は微笑ましかった。
心臓病の娘の命をどうにか救いたい父、そんな父から勇気づけられる娘の姿は涙なしでは観られなかった。
皆さん演技達者で素晴らしかったです。
実話の強さ
実話であることがすごい。
不自由や不便さから新たな発見や発明が生まれるとは聞くもののまさにその思いを貫いたからこそ。
菅野美穂さんとてもよかった。
時々テレビ的なお芝居を感じることはありましたが
現在の先生の時の大泉さんもよかった。
先生の周りに関わった人たちがラストの流れで伏線回収のようにもどってくるところに
感動の追い打ちが。
もっと早く助けてやれよとおもうが
医療の悲しい現実。人の命より体制。
でも人はその人の志しをちゃんと見ているし
本当の思いと行動は人を動かしていくんだという事実に感動があった。
さぁ、次は
予告から泣かす気満々なこの映画。
もうこれでもかと泣かすエピソードが満載で逆に引くかと思ったが思いっきり入り込んで号泣。
そして終盤、もう終わるかと言うところで更に追い討ちくらって号泣。
それでも最後まで娘のために奔走しきった姿を見て、スッキリしてスクリーンを後にしました。
とても面白かったです。
番宣&予告やり過ぎ
大体のあらすじがわかっていたので、やっぱり涙は出なかった。もっと気持ちが暗くなるイメージだったが、全体的にきれいにまとまっていて最後も明るく締めくくって見やすかった。
ただ…
後ろの席の若いカップルが耳障りで内容に集中できなかったのが残念。
持ち込んだ袋のガサガサ音と煎餅?硬い食べ物の咀嚼音。終わったと思ったら、今度は鼻水ズルズルうるさい!泣ける映画なんだからハンカチ、ティッシュ用意してくればいいのに。
娘の為から苦しんでいる人たちの為に懸命に抗う父親のすばらしさ(夢に向かって立ち向かう)
娘さんの病気のために必死に抗う父親。
医者の話ではもって10年だと言う。
娘を救うため人工心臓を作ろうとするが、そこには更なる壁がたちはだかる。
しかしながら娘から苦しんでいる人を救ってくれと言われる。苦悩する父親。ある若い医者の研究者のある言葉にすくわれる。
そして。この先は映画館にてご覧ください。
感動すること間違いなし。大泉洋さんと菅野美穂さんの夫婦の連携が素晴らしかったです。
次は何をする❓tamio
地元春日井の話ですよ、
と聞くまでは全く観る気も無かった。
馬力のあるお父さんと、
か弱い娘と、
それを支える家族。
ほぼ予告で予測のつく話だったので、
観なくて良いかな、
いや予想外に良い映画かな、
時間あるから観るか❗️
とまあモチベは低め。
結局、大泉洋は大泉洋でしかなく、
愛知のおっさん感は全く無し。
娘は心臓弱いのにとても健康そうで、
福本莉子のメガネには萌えた❤️
菅野美穂とか久々だがこんな下手だったか❓、
全体なんか会話下手じゃない❓、
有村架純無駄遣いじゃない❓、
粗は沢山あった。
娘の想い、日記のパートは涙したが、
加点はそこくらい。
背景とか時代考証は頑張ってるが、
演者への演出の粗さが目立ち、
脚本が雑、というか下手。
て思ってたら、エンドロールで、
「脚本 林民夫」
うわー❗️でたー❗️😱
あの林氏とは‼️
「ゴールデンスランバー」等等で
ボロカス書いたあの方😳
あれから私も大人になったので、
少しマイルドな表現にしますが、
あくまでも私には合わない脚本家です😤
良い話、すごい話ではあるので、
脚本家変えて
また作って下さい🙏
優しさが溢れている温かい映画 (泣)
「家族愛」だけでなく、「誰かを想う優しさ」が溢れ、その「優しさ」が繋がっていくところに胸が熱くなり、涙無しには観られませんでした。
素敵な作品なので、また観たいです!
何もしない10年と何かをする10年。
多くの人は全く知らない分野の開発を歳を重ねてから始めるのは不可能だと思うのではないだろうか。
それでも諦めずに歩みを進めたこと。
完治は不可能という現実を突きつけられた絶望のとき「お父さんの知識を困っている人に役立ててほしい」とIABPバルーンカテーテルの誕生、実用化へと背中を押したのが病気を患う娘だったこと。
無謀だと思われることを始めた人に周りが少しずつ手を差し伸べたこと。
これら全てが物語ではなく、期限のある娘の未来を変えたいと願った家族の実話であることが本当に素晴らしいと思った。
きっと、この家族だから繋がった軌跡ではないだろうか。
幼い頃にIABPバルーンカテーテルのおかげで救われた人が大人になり、元気な姿で「ありがとう」と言ってくれたら、どれほど嬉しいだろうか。
それでも1番救いたかった娘を救えなかった後悔はずっと心の中にあるだろうし、娘との夢が叶い何万人もの人が救われる手助けが出来たことや「ありがとう」と言ってもらえたこと、名誉ある賞の受賞を一緒に喜べたらどれほどよかっただろう。
中盤からずっと勝手に涙が止まらなかった。
ミセスのDearが映画とつながっているようで、1人でも多くの人に観てほしいと思う最後の最後まで素晴らしい作品でした。
泣きすぎてしまった。
実話を基にした作品で、あらすじはなんとなく予想できるけれど、それを上回る皆さんの演技と映画の見せ方で、涙が堪えられませんでした。
人はいつかは死ぬ、救えない命もある、なんてありきたりな言葉では、なぐさめきれない想いを、感じさせてくれました。
後半の一言一言が、まさにその人だから言えることだと感じました。
続きが読めるからこそ、見ていられない気がするけど、死では終わらない物語が、とても心に響きました。
出会えてよかったと思える作品です。
エンドロールに合わせて流れるDearは、振り返りながら、気持ちを静めてくれる良い曲でした。
ピュアな原動力は凄まじい
父母、3人娘の5人家族。時代は1970年代から始まる。次女が心臓疾患を伴って生まれてきて、余命10年と言われながらも20年余りを生きる。その過程で、人工心臓をつくろうとする父親。
その父親は町工場の社長で、もともとモノづくりの環境にあった。資金繰り、医学界との壁、とてつもない技術と試行錯誤が必要な人工心臓。やがて挫折はするが、その経験を活かして今度は血管を補助するチューブづくりを目指して、これが実用化される。愛娘は亡くなったが、その愛娘との約束、人を救うことは果たした。
きっかけはただひたすらに愛娘を救いたい一心でやってきたピュアな原動力に感動する。こうした映画をみると、やっぱり家族っていいなと。独り者の自分を鑑みてふと思う。自分の子どもができる、その子どものために頑張る。子どもをもつ親たちの原動力は少なからずそこにあるような気がする。それが無い自分は、何を原動力に求めるのか。ちょっと考えされられた。
大泉洋の存在感、声の張りは安定の演技。菅野美穂はしっかり夫をささえる良妻を演じ切ってる。何度も何度も挫折する中で諦めない、前向きな姿勢は生きる姿勢そのもの。あとは、光石研は相変わらず安定の存在感。医者とはいえども医学界の中では権威にさからえず、さらに時勢によっては態度を変えていく庶民感覚な人間を演じたらピカ一。
それと、1970年代の時代背景を映像にとらえていて、さすがは自主映画とは違う予算をかけた作り込み。あの当時は新幹線でタバコ吸ってたんだな(いまじゃそれだけで乗車したくなくなる)。それに、父親、母親の若かれし肌感から老いていく時代の流れもあって、メイクや美術の技術にも感心させられた。
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