ディア・ファミリーのレビュー・感想・評価
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ただただ残念
評判が良かったため期待して見に行った。
この映画に高評価の方には申し訳ないが、個人的には大失敗。
演技はクサく、浅過ぎる人物描写、噛み合わない上にわざとらしいセリフのやり取り、音楽はガチャガチャ、違和感だらけの演出、細かい設定の粗さ、明らかな配役ミス、何もかも鼻についてしまった。
細かく挙げると本っっっ当にキリがないので1つのシーンのみ取り上げるが、納得し難いシーンばかりであった。
映画の冒頭あたり、心臓疾患を抱える娘を助けるために父親が奔走するのだが、(恐らく)助かる唯一の治療法である人工心臓を作ってくれそうな機関が無く、技術的にも厳しい事が分かり「人工心臓は無理そうだ。どこも取り合ってくれない。」(確かこんな様なセリフ)を家族に打ち明けるシーンがある。
打ち明ける事自体は別に良いのだが、あろうことか、そんな残酷なことを娘を目の前にして打ち明ける。
本当にあり得ない。あの父親からこんな行動は不可解極まりない。人間関係において雑な父親という役ならあり得なくはないのだが、そういう訳ではないためそこともズレる。
そして「俺が人工心臓を作る!」と意気込み、そこに賛同して、これから頑張ろう!的な様子で家族皆が娘に近寄りマッサージをし始める。
なんかもう色々とありえない。
あえて強い言葉で言わせてもらうが、何もかもキモすぎる、人物描写も酷い、人間的行動をしていない、実に雑さ加減がうかがえた。
父親が「娘を助けたい、約束を果たしたい」という、終始娘のために奮闘していた姿はまだ良かったのだが(まぁこれも本作の元になった筒井氏の行動によるものだが)、先述した様に嫌悪感や違和感を抱かざるを得ないシーンが随所に見られ、映画内で俳優の起こす全ての行動とセリフが人間的な部分を排除させられ、観客を感動させるためだけの「道具」に成り下がっていた様に感じられた。
今作はIABPバルーンカテーテルを作られた筒井宣政氏の偉業の上にあぐらをかき、いかに感動的に仕上げるか、いかに涙を誘えるか、という非常に作為的で余計なモノを多分に含んだ、これほどまでにない大変残念な作品であった。
追記 ミセスの歌は良かった
追記 本作において大変良かった点は筒井宣政氏の偉業を教えてくれた事のみ
泣けなかった
すごく良い映画なのに番宣での大泉洋さんと菅野さんとの掛け合いが頭をよぎってしまいふと現実に引き戻されてしまい映画に入り込めなかった。
もう少し時間をおいてまた観たいと思います
最後の有村さんのエピソードは取って付けたようで個人的には不要な感じがした
どうしてもこのエピソードを必要とするならもっと知名度の無い方に演じてほしかった
最後に満島真之介さんの淡々とした演技が好きです
泣いた。父の娘を思う気持ちが世界に。
身内に心臓病だった人がいたので、見てみました。父の娘を思う気持ち、家族がお互いにお互いを思い合う絆にとても胸を打たれました。大泉洋の演技は当たり前に見事で、力強い。菅野美穂の母として、パートナーとして支える役どころもとても良かった。タッグを組んだ松村北斗の演技も繊細で、主張しすぎない、表情で訴えかけるお芝居が素晴らしい。光石研の嫌な役どころも医療界のタブーを凝縮したようで、話に必要不可欠な存在。最後は号泣し、余韻がすごい。
達川光男のように。
余命10年を宣告された娘を救うために、医療機器の知識が全く無い、ド素人の父親自らが、前人未到の人口心臓の開発に挑む話。
こんな感動的な話、涙脆いおっちゃんは、泣く😭に決まっている。
泣くために、あえて「ディア・ファミリー」を観に行った。
それは、例えるならば、少年の頃に観た、「珍プレー、好プレー」のカープ達川光男捕手のように。
バッターボックスに立って、自らボールに当たりに行き、しかも、派手に当たってケガをせず、かすり傷をおって主審に、デッドボールを蒙アピールする。
時には、自分で肘をつねったりして。コントのような一連のプレーに、少年の頃は笑っ🤣て観ていた。
中年になった今になって思うのは、達川光男捕手は、どんなことをしても出塁してやる!という気持ちが人一倍強い、プロの中のプロ野球選手だったな、ということ。
この達川光男を見習って私も、当たりに行った。
観て思ったのは、父親だけではなく、母親も肝っ玉の座った凄い人だった。
娘の余命が10年と宣告されて、夫に、「何にもしない10年と、出来る事は何でもしてみる10年、どっちが後悔しない?」と言葉をかけて、見事に夫を奮い立たせた。
人口心臓の開発にかかる費用が、いくらかかろうが、一切文句を言う事は無く、夫が壁にぶち当たるたびに、「それで、次はどうする?」と声をかけて、落ち込んでいる夫に前を向かせて、解決策を練るサポートをしていた。
父親は、人口心臓の研究をしているメンバーと共同で必死に、人口心臓の開発に没頭するが、娘の身体の悪くなる速さの方が速く、仮に人口心臓を完成させて取り付けたとしても、他の臓器が弱ってしまって手遅れの状態。絶体絶命の状態になってしまった。
ここで、娘が父親に語った言葉が、この映画の中で一番感動して、号泣😭😭😭💦した。
娘の命を救うために、必死になって奔走する父親の姿を見てきた娘は、真っ直ぐな良い娘に成長していた。
ここから父親は、さらに努力を重ねて、世界で17万人の命を救ったIABP(大動脈内バルーンパンピング)バルーンカテーテルを誕生させたのだ。
達川光男のように、かすり傷の上手いデッドボールにはならず、何度もまともにデッドボールを食らったかのように泣いた😭「ディア・ファミリー」だった。
医療現場で働く身としてはよく存在を目にするバルーンカテーテル。 映...
医療現場で働く身としてはよく存在を目にするバルーンカテーテル。
映画を見るまで、地元の愛知で創り出され、出来上がるまでにこんなドラマがあったとは全く知らなかった。
地元が舞台ということで、方言や地域色が出てるのを少し期待したけど、そこは意外と薄味でした。
心臓病を患うよんちゃんが健気ですごく良い子すぎて、登場する度に泣けた!!
見て下さい
ストーリー良し、俳優さん良し。
予告を見た時から、見ようと決めていました。
家族愛だけで泣かせるための映画だと思って鑑賞しましたが。イヤイヤ、全然違いました。
メインは家族愛ですが、ブレない信念。
そのブレない根拠は、何でなのか?
その信念を支える、仲間達。
ありがとうと言いたい。
こんな素晴らしい映画を作ってくれた
関係者のみなさんに😭
あきらめない
予告を見た時から見たい映画として期待していました。
予測では、もっと家族愛ありお涙有りの映画と思っていましたが、予想を反してというか、それ以上に気持ちを前向きにさしてくれた映画でした。
主人公の強い意志とあきらめない気持ちは、
今の私自身に強い印象を与え、勇気をもらった気分になりました。
見終わった後に見てよかったと思える作品です。
ぜひ、中年の社会人に見てほしいとおもいます。
明日からの仕事への活力になるでしょう。
リアル光石
原作読まず、予告編も極力見ず、大泉洋のプロモーションは少し見て映画館での鑑賞を楽しみに行きました。のっけからアフリカ営業、大成功!そんな始まり、、、だんだんとシリアスに、難病の娘を救う、その一心に邁進し続ける父親の姿。妻と子ども達家族。そして、最大の障壁は人間、医学界のテリトリーと上下の真ん中にリアル光石!あなたがいてこそのこの映画です!憎たらしい演技あって、腹立たしく、何度も何度も、そして終盤に大転換、
本編最高、エンドロールも素晴らしかった。何度も涙を拭いながら、最後まで隙なく鑑賞できました。心模様の映像表現もしみました、感謝。
全てのあなたへ向けた愛と勇気の物語
全編通して最初から最後まで涙が溢れてきて仕方がなかった。映画から離れても思い出しただけで泣きそうになるほど深く心に刻まれている。感動なんて言葉ではとてもじゃないけど表せない。どんな状況に置かれている人が観てもきっと生きていく力を貰える作品だと思う。全人類に自信を持っておすすめしたい。
親子、夫婦、三姉妹それぞれの関係性がとても暖かくて微笑ましくて切なくてたまらない。
この家族にとって何気ない日々さえもとてつもなく尊い日々なんだと思うとたまらなく涙が込み上げてきて、人生の1日1日の尊さを噛み締めた。
主人公と家族だけではなく、彼らを取り巻く人々も皆がそれぞれに力強く生きていて励まされるし、描かれない所でもたくさんの人たちの思いや力が結集していることに胸が熱くなった。
誰かを思う気持ちに突き動かされた人が、また他の誰かを突き動かしていく。その先に思い描いた未来があろうとなかろうと、諦めない限りどこまでも人の思いや夢は繋がっていく。そこに終わりはないのだと、まだまだその先へいけるはずだと希望を抱かずにはいられない。
ラストシーンからのエンディングが完璧すぎる。
「こんなの泣くじゃん、生きよう、まだまだこれからだ」と心に誓った。
わかっていても
スジなど端からわかっているし、実話ベースであるためか演出も奇をてらうことはない。それでも泣かされてしまうのは17万人が救われたという実話の重みだ。数億もの私費を投じて開発を続ける家族。逆に家族でもなければできない投資・努力だったのかと思わされる。
撮影はオープニング後の70年代名古屋駅などのCGも自然でいい出来。スジでおねだりするなら、光石教授のくだりはあそこまで恨ませることなくもう少しいい人でも良かったんじゃないかなあ。
なお、通常なら食指が動かないファミリーものだが、実家の近くでロケが行われたと聞き鑑賞。ほ〜んの少しだけだけどわかりました。
Team Japan
病院という組織は風通しが悪く最低ですね。
匠だらけの日本でチーム ジャパンになればつくれないものはないでしょ。
ぜひ made in Japan の 人工心臓 を完成させて頂きたい。
すばらしい映画でした。
実話なのがすごい
淡々と事実を伝えてきているから、感動出来る。こんなお父さんがいる事がすごい。
自分の子供が同じような病気だとしても、こんな行動力はなかっただろう。
また、皆んな優しいのがいい。
懐かしい風景を沢山観られたのも良かった。
レビューに書くべきか悩み、当初はやめたのだが、やっぱりしっくりしないので、追加記入
以下ネタバレ要素ありなので、これから観る予定のある方は、ここまででお願いします。
違和感があったのは、通っている学校が公立中高校になっていた事。
本当は、この地域では屈指のお嬢様学校であり、中学から入学した生徒は「純金」高校から入学した生徒は「18金」と揶揄されるような学校だ。
貸し渋りにあっていたり、お金の調達に苦労している町工場を思わせる描写があったが、3人の娘をこの学校に中学から通わせられるのはよほど余裕のあるご家庭だなので、そこが事実と違うのではと感じた。
「ディア・ファミリー」に涙が止まらない
お涙頂戴の難病映画は敬遠ですが「ディア・ファミリー」は、大切な子供を失くした家族の話ではなくて”誰かのために何ができるか”という、未来を感じる勇気あふれる愛の物語です。生来の心臓疾患で余命10年を宣告された次女・佳美(福本莉子)。知識も経験もない町工場を経営する父親(大泉洋)が医療界を動かす。世界で17万人の命を救った医療器具バルーンカテーテルの誕生にまつわる実話に涙が止まりませんでした。この素敵な家族に大泉洋(父・宣政)、菅野美穂(母・陽子)、川栄李奈(長女・奈美)、福本莉子(次女・佳美)、新井美羽(三女・寿美)。みんな好演です。共演の上杉柊平、徳永えり、満島真之介、戸田菜穂、松村北斗、光石研などのベテランが脇を固め、監督(月川翔)、脚本(林民夫)の手腕が、約2時間の上映時間の最後まで観客を引き込みます。小さな町工場の家族が挑む実話。ラストの講演会場で、記者(有村架純)が主人公(大泉洋)に語る場面は涙のダメ押しでした。観終わった後に、勇気をもらえる映画です。
お涙頂戴ものではない泣ける話
泣きました
このお話知っていました
心臓の病気を抱えた娘のために頑張る家族の話
以前NHKでも放送してたから泣き所はわかっていた
でも泣いた
ただ泣いただけじゃない
ずっと我慢していたのだ
でも病院でスミちゃんが泣き始めたとき
わたしの涙腺も限界を迎えた
そこからはずっと涙が出っ放しだった
娘への余命宣告を覆すため走り出した疾走感と
希望が形になる高揚感
突きつけられた現実と信頼していた人の手のひら返し
そして新しい約束
何度も心を揺さぶられた
その度に涙が出た
でもこの映画は単純なお涙頂戴ものではない
直接的な描写は避けている
だからこそ余計に胸にくるものがある
多くの命を救っても自分の娘は救えなかった
父親の抱えた想いはずっと消えないのかもしれない
それでも娘との約束が多くの命を救い続けている
切ないけれど悲しいラストではない
そんなところもとても良かったと思う
ありがとう
実話だからこそ感謝の言葉が溢れてしまう
そんな映画でした
無難にいいです
ファンじゃない大衆にはいい映画で、一緒に誘って鑑賞しても無難なんです。
逆にいえば、何か特段に超えるモノがない。
時が経てば印象や心を揺さぶるワクワクザワザワは皆無かと、、
あとまた一言同じ事を書きますが、舞台は愛知なのに標準語、、
引っ掛かり、心の中でツッコミまくっている、、
冒頭、主人公が記者に問われて言葉に詰まる場面がある。ここが後半に大...
冒頭、主人公が記者に問われて言葉に詰まる場面がある。ここが後半に大きくからんで来て、全体が美しくまとまってくる。あまりにも過酷な運命が主人公家族に襲いかかるのだが、それが画面中の細かい小物に現れている。豪華なソファがあるが建具はアルミサッシではない木造。富岡医師は流行りのシティに乗っているが、主人公は単身新幹線。その理由。娘の為にお金を使うがどう使っているのか。
ラストの痛みと回収が救いである。
伝染する諦めない心の強さと家族の愛に泣いた
思い出すだけで泣けてくるのですが、このご家族とご家族に協力する方々の、心が何度も折れても折れても立ち上がる諦めない気持ちの強さに、大きな感動をおぼえました。泣きます。泣きじゃくります。どんなに泣いても、前に進める涙なんです。本当に出会えて良かった映画でした。
地元の超名門「金城学院」。
映画原作の舞台となっている「東海メディカルプロダクツ」のある春日井市に住んでいる。工場の前をよく通っている。主人公家族の母親と三姉妹が通った金城学院高校の映画イベントにも出席した。最初は、地元で実際にあった話であるという以上の興味はなかったが、映画イベントに参加して、家族の思いを知り、企画者の岸田プロヂューサーの熱い思いを知って映画に対する興味が高まった。
実際の作品を見た率直な感想は、実話と言うよりは映画作品として完成していたと思う。どこからが創作かは分からないが、単純に娘の命を救うために医療器材の開発に頑張った父親という話ではなかった。最初の人工心臓の開発は、結局成功しなかった。しかし次にバルーンカテーテルの開発に成功し、多くの命を救うことになる。前半はありそうな話で、医療界の(壁)との対決も面白く見ることができる。しかし後半のバルーンカテーテルの開発では、この家族の底力みたいなものが十分に発揮される。娘の命が助からないとなってからの展開は、新鮮な驚きとともに感動が詰まった奇跡の物語である。家族一人一人の思いが胸に迫り、協力してくれた医療関係者の思いにも強く共感させられる。意地悪な石黒教授にさえも温かい視線を向ける自分に気づく。
お父さんのすごさは十分わかるが、佳美さんの存在が尊い。家族一人一人の存在感が際立っているのは見事である。配役も含めて、この作品の成功の要因であろう。映画イベントを開催した金城学院にも感謝したい。
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