ディア・ファミリーのレビュー・感想・評価
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あきらめの悪い家族の物語り
この家族は本当に諦めないのだ。どんな困難にぶつかっても諦めない。一旦は娘の命が救えないと分かった時に父は諦めかけた…しかしそこで娘から言われる「他の人の命を救って…」とこの事によって父は娘の願いに又爆進する。妻からは娘のそばに居てあげてと言われても周りから反対されても父は娘の願いを叶える事に邁進する。
そしてこの映画の凄い所が娘の葬儀の場面は無い。多分ドラマでは一番泣かせる場面でもあるのにそこはあえて省いている。この映画はただ単に泣かせる映画ではなく、希望の映画なのだ。だから最後のシーンは夫婦で光の中へ進む姿で終わるのだ。
大いなる愛
我が子【娘】の命を護りたい!
その切実な念いと願いを込めた愛は
いつしか多くの人々をも救済出来る力へと変貌を遂げていきます。
ひとりの父親の細やかな家族愛が
命限りある娘との約束を経て
菩薩的な愛へ・・
更に日本の医学界をも突き動かす大きな愛へと拡大していく・・
美しい、感動の物語です。
ラストシーンの老夫婦の姿は
まさに日本、世界の宝です。
終始涙が止まりませんでした。
魂【心】が浄化される久々の映画です。
ありがとうございます。
実話の重み
医療の知識が全くない主人公が娘のために人工心臓を作り始めるという物語。
実話であるということに価値がある。
結局娘の命は救えなかったがその努力は無駄ではなく結果的に多くの命を救った。
この物語の中で主人公は2度ほど挫折するのだが超前向きの妻と娘の言葉に奮い立ち研究を重ねる。特に妻の「次はどうする?」という言葉がすごく胸に響いた。
立ち止まったら終わりではなく物事は次があるんだよということを思い出させてくれる。
ここっていう場所じゃなくずっと涙
すごく展開を求めてる方は期待外れなのかもしれませんが、私は久しぶりにいい作品に出会えたなと思いました。
きっかけは娘を助けるために始めた人工心臓だったかもしれませんが、結局娘さんを助けらなかったこと、バルーンカテーテルの開発にシフトしたことは実話を元にしている分リアルでしたし、人工心臓が開発できれば、娘さんを助けられれば映画として良い結果だったかと思いますが、今もまだ人工心臓は不完全ですし、簡単ではないことを思い知りました。
それでもバルーンカテーテルにシフトしたことで多くの人の命を繋げていることは素晴らしいし、変わった家族の形かもしれませんがその形がとてもいいなとも思ってしまいました。
確かに残りわずかな命の娘さんとの時間をたくさん作ってあげてなかったことは少し残念な気はしましたが、いろんな家族があると思います。
私の家族もここまでではないですがドライなところはありますし、父が海外出張が多く学生時代までは一緒にいられる時間が一年の間で短いことが多かったです。
でも私は父をとても尊敬しています。
私事を挟みましたがそれぞれの家族の形があるところもとてもよかったなと。
ものすごい感動的なシーン!みたいなものはないですが、ジワジワ涙が溢れ、そこから最後までずっと涙が止まらず...涙腺崩壊してました。
娘さんは救えなく後悔はずっと残っている中で、最後にバルーンカテーテルで救えた方が大きくなって元気に生きられてる姿に会えたのは少しでも救いになったのではないかなと優しい気持ちで映画を終えることができて私は満足です!
父の深い愛情と諦めない不屈の精神
町工場の社長が心臓に疾患のある娘のために自ら人工心臓を開発しようとする。
とんでもない話だけど実際の話を元にした作品との事。
深く深く心に響く映画でした。
人工心臓の技術の難しさ、
医療業界のしがらみ、
娘の命のタイムリミット、
どんな多く困難にも娘の為にと突き進む父の道のりは壮絶で、鑑賞しながら心が苦しくなりましたが…父親を支える家族愛にも満ち溢れていて心を整えさせてくれます。
自分的には父親役が大泉洋さんで良かったです。
あまりに重たい役柄ですが、大泉洋さんの独特のコミカルさのお陰で観ている側が思い詰め過ぎず感情移入することができたように思います。
包み込むような優しさと強さを持つ母親役の菅野美穂さんに、三姉妹の女優さん達の可愛らしくも優しく芯のある演技も素敵でした。
愛の形って千差万別
とにかく人の愛に溢れている映画でした。
今日僕は昨年離婚した実の父と祖父、祖母に3年ぶりに会ってきたのですが、その後のこの映画だったのでその時間がこの映画を見た上でもっと自分の中で美化されたというか、正直あまり父の事は好きでは無かったのですが、数年振りに会うと昔と比べてあまりにも素直で、やっぱり人にも自分自身にも素直でいる事って大事なことなんだなって改めて思いました。
愛って僕は、受け取る側次第で、同じ言葉や行動でも
受け取る側の状況だったりその時の心情次第で愛にもなるし迷惑にもなると思うんですよね。
例えばこの話に出てくるよしみちゃんが思う愛を理解してその愛を貫き通した父は本当に素敵だと思ったし、自分はまだ子供も恋人も居ませんが、愛すると決めた人には覚悟を持って全力で相手の求めてる愛を与えたいなって思えました。
家族愛
丁寧に作られた昭和感にも満足!
大泉洋さんのシリアスな役は、私が見るのは「月の満ち欠け」のとき以来になります。「月の満ち欠け」の洋さんもなかなか良かったのですが、なにぶんストーリーが荒唐無稽なために、醒めてしまった感もありました。
今作は、直球勝負のヒューマンドラマという感じで、実は私は、難病ものとか家族愛ものとかっていうのは、そのわざとらしさが苦手だったりしたのですが、今作は実話ベースということもあってか、ストレートに受け止められ、安心して物語世界に没入できた気がします。
それと、細かい昭和感の再現に感動でした。特に、昭和の名古屋駅、ゼロ系新幹線の車内、485系?特急の外観(しっかり「JNR」の表示も)と車内など、昭和の鉄道少年であった私は、思わず懐かしさに不意打ちをくらわされた気分でした。「月の満ち欠け」のときも、1980年くらいの高田馬場駅前の再現に思わず声が出そうになりましたが、今作もとても丁寧に作られてましたね。まだ多くの人が記憶を持っている50年くらい前までの風景の再現というのは、知ってる人が多いのでごまかしがきかず、時代考証的にいちばん難度が高いのかもしれません。
いろいろな面で、61歳の私が満足できた作品でした。
実話だったから余計に・・・
良い映画でした。
とても辛く苦しく、悲しい話で、見終わった後も涙が出てくる程でした。
私と同様に、近くの席の女性が目頭を押さえ、涙をこらえている様子でした。
映画が終った後、しばらく観客の方が誰も立たないのです。
私は呼吸を整えてから、席を立ちました。
今、レビューを書いているのですが、涙が出てきてしまいます。
まだ鑑賞されていらっしゃらない方は、是非時間を作って映画館へ行く事をお薦めします。
原作未読
とにかく全体的に良く、冒頭の何をやってるのかよくわらないものでも物語が進むにつれあー、冒頭のシーンはここに繋がるのかと理解できたし構成としてもいいように感じた。
ん
お父さん筆頭に坪井家の家族愛、現実ではどうしようもできない壁にぶつかった時の折れても立ち直る直向きさ全てが刺さりまくり、特にラストの方は涙無しには見れませんでした。
映画なんだからそんなチャチャ入れんなとも思うが作品を客観的に見た時、町工場の社長によくあんな機械を作る・買う費用があったなと疑問がついたのと有村架純にしては出番の少ない役柄ではあったもののそれにしては比較的おいしい役所だったなと感じた。
前向きに泣ける
めっちゃ泣きましたです。😭
2024年劇場鑑賞8本目は松江東宝シネマで「ディアファミリー」。泣きましたー。ぼろぼろぼろぼろ。😭
世界で17万人の命を救ったIABPバルーンカテーテルの開発に係る実話小説の映画化。原作「アトムの心臓 〜ディアファミリー〜 23年間の記録」。
小さな町工場を経営する坪井宣政(大泉洋)の娘、佳美は生まれつき心臓疾患を抱え、幼い頃に余命10年を宣告されてしまう。どこの医療機関でも治すことができないという現実に立ち向かい、娘のために自ら人工心臓を作ることを決意する父、宣政。知識も経験もないものづくりの専門家の父の情熱は果たして愛する娘の命を救えるのでしょうか?
妻・陽子役を演じた菅野美穂さんの強さ、3人姉妹のそれぞれの向き合い方に心打たれる。娘を持つ父親として、私の心も張り裂けてしまいそう。感情移入が半端ない。😭
作品では脇役で出演されていた有村架純さんの言葉に、さらに涙腺崩壊です。🥺
誰かのためになること
この映画は佳美の病気が軸にあるけれど、そこに焦点を当てて涙を誘う話でないことは、彼女の死が描かれないことからもわかる。嗚咽を堪えるくらい泣いたけれども、悲しい涙ばかりではなかった。そして人工心臓を作ること自体に焦点を当てた医療ドキュメンタリーでもない。
最後の方の授賞式のシーンで、宣政(父)は佳美との約束のために奔走したのであって、別に世のためという思いではないという葛藤があったのだろうと感じられる。でも、彼の奔走により多くの苦しんでいる人がたしかに救われた。その事実に宣政も救われた。それを最初はちょっと無神経だと感じた記者によって描かれるのが秀逸。こう繋がるのか、というサプライズもあった。
自分や身内のためだけでなく、誰かのためになることが、自分自身のことも救う。一度は離脱した若手医師が自分の医師免許を賭けて宣政を助け、多くの人を救うことを決意したシーンや、また別の医師が「やっと筒井さんの力になれる」と言ったシーンもよかった。彼らにも人生があり葛藤があり、かつて力になれなかったことへの後悔があって、それをやっと埋めることができ、救われたのだと思う。
いろんなことを考える映画だった。観る観点によって、涙するポイントは違うかもしれない。でも、どの角度から見ても感動すると思う。
泣けない
全く泣けない。
展開も結構無理矢理すぎる。
正直内容よりも、エンディングのDearが良かった印象しかない。
娘(名前はもう忘れた)が亡くなるのも、ぬるっとした亡くなり方だった。
というか娘が助からないと分かったのも早すぎるし。大泉洋が娘に寄り添わないことも普通にムカついた。
最初は面白いと思ったけど、バルーンカテーテルが出てきた後は眠すぎて寝た。
号泣号泣
それで、どうするの、次は!?
娘の命を救うために頑張る父親大泉洋、お涙頂戴物だなと思っていたら評価が高い。「言えない秘密」のレビューでも書いたような「推し活」によって評価が押し上げられた訳でもなさそうだ(大泉洋だからね)。
新宿ピカデリーで実話の映画化「ディア・ファミリー」を。原作未読。
私は心臓に異常が有る。日赤で検査をして判ったのだが、生まれつき冠動脈の位置が常人とは違うそうである。従って心臓に負担が掛かると冠動脈が圧迫されて虚血の症状が出る事がある。それが心電図に現れるため健康診断で指摘され、検査を受ける事になったのだ。
幸い日常生活を送るのに問題は無いが、今後の生活で問題が生じ無いよう予防的に冠動脈が圧迫されないようにその部分にステントを入れる事も可能だと言われた(入れなかったけど)。それまで考えた事も無かったけれど、ステントやカテーテルを体内に入れると言うことは自分にも起こりえる事だと、その時に知った。
映画の前半は、心臓の弁に異常が有り手術を受ける事も出来ない娘が余命10年程だと言うことで、娘のために人工心臓の開発に尽力する父親・筒井宣政(大泉洋)とそれを応援する妻と家族の姿が描かれる。妻を演じる菅野美穂の立ち位置が良い。
医学の知識も無い町工場の親父は心臓について学び、(製品が海外でバカ売れして)工場で稼いだ私財を投げ打って設備投資(8億円!)をして、大学医学部の学生達の助けを得て人工心臓の開発に没頭する。しかし、人工心臓は出来ない。
後半は、人工心臓を諦め娘の意志を組んで人の命を救うために日本人には合わずに事故が多発する外国製のIABP(大動脈バルーンパンピング)バルーンカテーテルを日本人向けに改良して立派な製品とするべく努力を重ね完成させる。しかし、完成してもその採用にはまだ高いハードルがあった。
医師となった人工心臓開発時に助けを得た当時の医学生達の協力で筒井宣政の改良したバルーンカテーテルは使われるようになる。非協力的だった大学教授(光石研)にバルーンカテーテルの採用を認めさせた後の大泉洋のガッツポーズはグッド。
長年の医学への貢献を認められた筒井宣政は表彰されるが、表彰式の取材に来た記者(有村架純)もまたバルーンカテーテルで命を救われたと感謝されるのである。
人工心臓は今でも作られておらず、バルーンカテーテルは17万人もの人々を救った事が字幕で説明される。
脚本的には工場従業員の不満、心臓の悪い娘の生活や状況の変化等描き込みが不足と思われる部分もあるが、父親と娘、姉と妹、そして支える妻。素晴らしい「ディア・ファミリー」の物語であった。
大泉洋はどんな作品でも大泉洋である事が多いが、本作はちょっと違ったかな。佳美の幼少期の鈴木結和ちゃんが可愛かった。
結局、しっかりと、お涙頂戴されてしまったわい。
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