ディア・ファミリーのレビュー・感想・評価
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ハンカチ必需品
映画が始まる前にトイレに行き用をたして手を洗う時にハンカチを忘れたことに気付きました。でも、男なんでまぁええか!いつもの事や、と気軽に考えて劇場の席につきました。この後ハンカチがない事をこれ以上なく後悔するとも知らずに、、、
映画は実話を元に諦めずに娘の為人工心臓の開発に人生をかける男の話 大泉洋が熱演、他のキャストも見事に演じきりました。映像も昭和の町並みや今はない電車や旧型新幹線、を再現しとても懐かしく50代60代といった世代にはたまらないものがあったかと思います。50代以上の方なら是非みて欲しいですね。
冒頭に戻りますがとにかく泣かされます。悲しいシーンで泣かされ、熱く語るシーンで泣かされ、ラストの辺はぐちゃぐちゃの顔を手でビチャビチャになりながら鼻をすすっていました。あちこちの席ですすり泣きの声が聞こえてきました。
これから見る人、ハンカチは必需品です。
家族愛
で、次はどうする?と
何があっても諦めず、前を向き続ける家族と絆。
困難な大きな壁に当たってもへこたれない精神力には家族という支えがあった。
行き詰まった時、誰かの言葉で報われたり前に進める時もある。努力を積み重ねても必ずしも良い結果が返って来ない時もあるが、誰かを想う気持ちがあれば一生懸命やれる。
他の人の為にその技術を活かしてと次女に言われ
バルーンカテーテルを本当に作ったのは
胸が打たれた。
家族愛を感じた映画でした。
driving forth
夏至の日にこの映画を見た。母の死から5週間が経とうとしている。母も父も私の中で生き続けてはいるけど、人は何の為に生きるのか、という馬鹿げた問に付き纏われている。「今だけを見よ」と言われ日々実践しているが、根源的な問いに対する答えにはならない。
人は死に向かって日々を生きている。「死ぬ為に生きる」という所に根本的な矛盾がある。どうあがいてもやがては死ぬ、だからこそ、日々を精一杯生きるのだろう。
私の親しい人が病の床についている。その人の事を思いながら、それと母の事を思いながらこの映画を見た。医学の進歩はやはり凄まじい。それを支えているのは「情熱」だ。何が何でもやる、絶対にやる。私がやる。という情熱だ。「driving forth」という語感がピッタリだ。それは今の私が最も手に入れたいものだ。
生まれつき心疾患がある娘の為に全てを投げ打ち人工心臓の開発に素人が取り組む。その開発はできなかったが、その過程で得た知見が国産のバルーンカテーテルの開発に繋がった。17万人の生命を救ったとクレジットタイトルで流れた。
私が最も印象に残ったシーンは校門への坂道を一歩一歩、登って行く靴音だ。その一歩は医学の進歩であり、困難への挑戦であり、歩み続ける鼓動だ。
不可能を可能にするには「脳のリミッターを外す」しかない。脳は楽な道、楽な方を選択するようにできているから、運動でも勉強でも、人工心臓製作でも、「それはムリだ」「無謀だからやめておけ」と脳は指令を出す。それに抗う力がdriving forthだ。
個人のリミッターが外れても、次には組織のリミターがかかる。国産よりもアメリカ産というバイアスも手伝う。
物理的に物が動くには最初のエネルギーが最も大きい。その源は自分の為ならば湧いては出てこない。他者の為の時、最も大きなエネルギーとなる。
動き出しはしたけどそれが軌道に乗るとは限らない。何度でも、何度でもチャレンジし諦めない、折れない心、それにはやはり、周りの人の理解と協力が不可欠だ。だから映画のタイトルが「ディア・ファミリー」なんだ。ファミリーには工場の従業員もデータを提供し開発に協力してくれた医師も含まれる。
・医学の進歩を信じろ。
・家族の力を信じろ。
・不可能を可能にする意志の強さを信じろ。
人や社会を変えるのは人の思いや願い
落涙のプロジェクトX
全体的にテンポが良く、あっという間の上映時間でした。俳優さんの演技...
涙だけでなく勇気が出ます
熱演に泣ける
感動必須の映画は苦手なのですが、大泉洋ちゃん主演なので観てきました。
次女を救おうと奔走する父と、その父を支える母と、明るくふるまう娘たちの物語でしょうか。
実話が基になっているせいか、リアルさが心に響いて泣けました。
洋ちゃんにも娘さんがいるので、更に熱演になったかな~と思います。
こういう人々が技術の進歩を支えているのかもしれません。
それにしても番宣の洋ちゃんと菅野美穂さんが、映画の中のシリアスなキャラクターと全く違っていて、そのギャップ(シリアスなドラマの間にお笑いのCM が入るみたいな感じ)で、 一寸不愉快かな。
洋ちゃんが面白いのはわかるけど、番宣のやり方をもう少し映画に沿わせてくれたら~と思ったので、-0.5ポイント。
Dear
予告から滲み出るお涙頂戴が好みじゃなくて、観る予定は無かったんですが、評判がどのサイトでもどのレビューでも観てとれたので、時間もぴったり良い時間にあったのでそのまま鑑賞。
予告編だけで判断してすみませんでした!と謝罪してしまうくらいに、作品として面白く、実話ベースだからこその親子愛に感動し、お仕事ドラマとしての良さも合わさって素晴らしい作品に仕上がっていました。
医療に関しては全くの素人の主人公が、娘の命を救うために人工心臓を作ろうとする物作りの側面が強く描かれていて、ただでは転べないと強くあり続ける主人公の泥くささに胸打たれました。
最初は手術を検討したり、既存の人工心臓を頼ろうとするものの、どれもうまくいかず、それならば人工心臓を作ってしまおうという行動力がたくましく、多くの土地へ飛び、勉強もして、それでもうまくいかないという苦悩しながらも解決していくパートが悲喜交々していました。
そこから娘が自分の命よりもこれからの命を優先してと言うシーンはグッときました。
バルーンカルーテルの制作に着手し、1度人工心臓の制作時に逃げ出した1人の医者が、手伝いしてくれるという胸熱展開には心を持っていかれました。
家族の支えがこれでもかってくらい大きくて、長女は心折れそうな時に尻を蹴り上げてくれますし、三女はどんな時も明るく立ち振る舞ってくれますし、奥さんは寄り添いながらも色々な案を出してくれて、その上で共感も反対もしてくれていたりと、この暖かさが国産のバルーンカルーテルが医療に繋がっていくんだなと嬉しくなりました。
教授が上からの命令だの、実現は難しいだの、あーだこーだ理由をこねて協力をしないような態度は実体験だとしたらキツいもので、金も時間もかけてきたのに、実績が無いからという理由で突き放すのはいかがなものかと主人公と一緒に怒っていました。
いざ実現、しかも多くの人を救えるとなったら手のひらグリンッとして交渉にかかりますが、そこでスイッチを切り替えて商売に打って出た主人公の心意気に惚れました。
大泉洋さんの演技はとっても好きだったんですが、この切り替えは過去最高だったのでは…と思えるくらい良かったです。
若干2000年代パートでの心臓の病気をバルーンカルーテルで救ってもらった記者との対話のシーンは現実でも実際あったのなら申し訳ないんですが、これがフィクションだったら無駄に泣かせにきたんだろうなぁと少し冷めてしまいました。
エンドロールでミセスの「Dear」が彩ってくれるのも良かったです。
映画を観る前にこの曲を聴いた時は可愛い歌詞だな〜と思っていましたが、本編を観終わってから聴くと歌詞がひとつひとつ刺さりますし、何気無い日常というものをしっかり落とし込んでいて、改めてミセスの凄さに気付かされました。
多少脚色はあれど、1本筋の通った作品に仕上がっていました。
感動を超えて明日からの日々の生活を前向きに過ごしたいなと思いました。お見それ入りました。
鑑賞日 6/19
鑑賞時間 10:00〜12:10
座席 L-27
予告の音声でもう泣いた
超前向き家族
日本一頑張る父ちゃん
ここまで頑張れる父ちゃんはいない。自分はそこまで頑張れなかった。絶望に打ちひしがれる中、父の背中を押した長女のひと言もよかった。偉業は、亡くなった次女を含め、家族で、いや、陰でサポートしてくれた工場の人、研究で手を取り合った若き医者たちも含め、成し遂げることができた。思いが束になれぱ、どんなに険しい困難も乗り越えることが、できる、かもしれない。
今まで観た映画で最も泣きました。文句なしで良い映画です。
ハンカチ二枚、ご用意ください。
日本人向けIABPカテーテル開発秘話
先天性の心臓疾患を抱えた二女(福本莉子)のために、人工心臓の開発に身を捧げた父親(大泉洋)と、その家族のお話でした。実話を元にしたストーリーということで、莫大な開発費を自費で賄い、日本のみならずアメリカの病院にまで飛んで可能性を追う父親の信念と行動力は驚くべきものでした。ただ、映画としては余りにストレートで、直接的に涙腺を刺激されている感じだったので、もう少し捻りが欲しかったかなと思わないでもありませんでした。
ストーリーを離れたところでは、闘病の中で成長する二女を綴った1970年代、80年代のシーンで登場する風景や、女性陣の衣装や髪形、そして特に車なんかが郷愁を誘うものでした。
また、個人的に興味深かったのは、人工心臓の開発を断念した後に開発に着手したIABPバルーンカテーテル。以前この種の医療機器の販売に携わっており、かつ本作のモデルとなった父親が設立した会社には、かつての同僚も勤めていたりして、その点実に身近なお話であることが分かりました。ただ15年以上医療機器業界にいて、IABPバルーンカテーテルの存在も知っていたのに、外国製しかなかった同製品の日本人向けの改良品が登場した裏に、こんなストーリーがあることを知れたのは、非常に印象的でした。
また、原作である「アトムの心臓『ディア・ファミリー』23年間の記録」を書いた清武英利氏。どこかで聞いたお名前だと思ったら、元々読売新聞の記者で、後に我が栄光の巨人軍の球団代表やGMを務めたものの、色々あって解任されてしまった方でした。なるほどお名前を知ってる訳です。まあ作品とは関係ありませんが。
そんな訳で、本作の評価は★3とします。
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