「月川翔という監督は「君の膵臓をたべたい」(2017)を見たことがある。原作は清武英利の『アトムの心臓「ディア・ファミリー」23年間の記録』らしい。」ディア・ファミリー ドン・チャックさんの映画レビュー(感想・評価)
月川翔という監督は「君の膵臓をたべたい」(2017)を見たことがある。原作は清武英利の『アトムの心臓「ディア・ファミリー」23年間の記録』らしい。
動画配信で映画「ディア・ファミリー」を見た。
2024年製作/116分/G/日本
配給:東宝
劇場公開日:2024年6月14日
大泉洋(坪井宣政)
菅野美穂(坪井陽子)
福本莉子(坪井佳美)
川栄李奈(坪井奈美)
新井美羽(坪井寿美
松村北斗(富岡進)
有村架純(山本結子)
光石研(石黒英二)
上杉柊平(佐々木肇)
徳永えり(柳玲子)
満島真之介(桜田純)
戸田菜穂(川野由希)
月川翔という監督は「君の膵臓をたべたい」(2017)を見たことがある。
脚本の林民夫といえば、「チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話」、
「ラストレシピ 麒麟の舌の記憶」、「空飛ぶタイヤ」、「護られなかった者たちへ」など多くの作品を手掛けている。
原作は清武英利の『アトムの心臓「ディア・ファミリー」23年間の記録』らしい。
モデルとなったのは東海メディカルプロダクツの会長筒井宣政とその家族であるらしい。
株式会社東海メディカルプロダクツは、愛知県春日井市に本社を置く医療機器メーカー。日本初のIABPバルーンカテーテルを開発、医療用カテーテルを中心に製造している。心筋梗塞や狭心症などの患者の心臓の動きをサポートするIABPバルーンカテーテルで国産シェアナンバーワン。
実話がベースであるようだ。
小さな町工場を経営する坪井宣政は、
生まれつき心臓疾患のある幼い娘・佳美の余命が10年と宣告されてしまう。
理不尽な現実に絶望した彼は、
誰にも頼れないならと自分の手で人工心臓を作ることを決意する。
娘を救うために医療知識がないながらも諦めずに挑戦し続ける父親と、
それを支える家族の姿が素晴らしい。
家族は医者から、たとえ明日人工心臓が完成しても佳美ちゃんは治せないと宣告される。
佳美ちゃんのための人工心臓の開発は間に合わない。
そんな時に佳美ちゃんは、
自分の命はもういいから、
他の心臓疾患の人を救ってほしいと父に言った。
今を懸命に生きる姿と家族の絆、生きる証を感じた。
泣けるシーンはたくさんあるが、
終盤、有村架純の登場するシーンが俺にはジーンときた。
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。