「いやー泣ける、実話ベース」ディア・ファミリー だるまんさんの映画レビュー(感想・評価)
いやー泣ける、実話ベース
予告からうるうるしてしまいます。ある意味予告通りではありますが、予告通りでは無いとも言えると思います。
王道で予告通りでもここまで泣かされるとは、実話ベースと思ったらたまらないストーリーですね。
良い意味で、単純に泣けて幸せになる万人受けする映画ですね。
予告で、福本莉子と松村北斗の名ゼリフ。
娘にあんなこと言われたらもう無理でしょう。
そしてあのセリフにはちゃんと続きがあります。
大泉洋の涙。あそこがピークなのだろうと思っていましたが、開始60分であの名ゼリフ。あれ、このあといったい?と、思っていたよりも話は進みます。
詳しくはネタバレしませんが、予想していたラストでは無く、そのシーンすらない。考え方を変えれば、「希望」と物語だと思います。
はじめは自分の娘の命しか見えていないちょっとワガママな父親。自己中とも言えます。ほかの娘が亡くなっても常に娘を見ています。あの状況では当たり前なのですが。
あの一言から、それ以外にも目が向き始めるそこからがこの物語のメイン部分と言えます。
そういう意味で、単純な親子と命のストーリーとは違い、予告を裏切る展開といえますね。
ちなみに、実話ベースというところも泣ける。
所々、嗚咽レベルですね。
自宅で一人で見てたら号泣してそうです。
帰り際、「これって実話じゃないよね?」って声が聞こえましたが、確かに、これは実話じゃないと、「そんなバカな」「そんなこと言える?」と作り話だったらリアリティが無いかもしれません。しかしこれば実話ベースなのです。
私は子供が大人を気遣って無理をしたり頑張ったりするシーンはどストライク過ぎて泣いてしまう。
月川監督って、高校生の恋愛映画のイメージでしたが、人間ドラマも行けるのですね。
キミスイも泣けたなぁ、、、あんな泣ける映画はなかなかない。難病少女という意味では同じか。
あと、他の映画であれだけ予告を見させられれば、どうしようも無いのですが、あの名ゼリフ、名シーンを知らずに観られたら、、、もっと良い映画なのだろうと。
今年こそ、最優秀主演男優賞だ!
最優秀PR俳優賞って部門作れば毎年大泉洋だな。