「技術開発への理解と医療権威主義との葛藤」ディア・ファミリー てつさんの映画レビュー(感想・評価)
技術開発への理解と医療権威主義との葛藤
町工場の社長が娘の病気を治したいという一心で人工心臓の研究に取り組み、大学教授が一旦協力しながら、中途で限界に直面し、方針転換した後、実用化に向けて成果を提示したのだけれど、門前払いにしてしまった。新たな協力の申し出を受けて方針転換が花を開かせた。唯一人のための技術開発に資産をつぎ込むことへの家族と職場からの理解、そして医療権威主義との葛藤がよく描かれている。人工心臓が機械だったり樹脂だったり、監修者自身も実体験を基にして再現しているようだ。自動車も、当時のデザインがよく反映されている。
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