ソウルメイトのレビュー・感想・評価
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ソウルメイト
ソウルメイト
面白かった。時の流れがある分、話しが結構飛び飛びで展開が早い感じもしたが、それ込みでも全然みれた。もっとじっくり3時間くらいかけて描いてもいいと思う。
リメイク版とだけあってやはりお話自体は、単調でよくある感じ。画も韓国ドラマを思わせるような特に面白くもない画作りだったが、構成と役者の演技力の力で心動かさせるところまで持ってきていると感じる。
つくづく、女性の価値観というものと男性の価値観は違うと思う。俺が女性だったなら、死ぬほど刺さる映画だったのでは?と思う。
男性は、あんなふうに心からの友達という関係になるには難しい。女性特有の母性や、相手を思いやる感情が相互に働くとあのような関係になるのだろう。
最終的にお互いに全てを言い合った。包み隠さずに。そこに至れるのがソウルメイトなのだろう。そして相手のそれを許すのでもなく、恨むのでもなく、受け入れると言う境地に至るには、何度も別れと再会を繰り返して時間をかけて育んでいくものである。学校や幼い頃の青春は一瞬で、その友情は脆く弱い。しかし、社会に出て恋愛し、傷つき、壊れていった先にある友情は、堅いものになる。
テーマはその名の通り「心からの友情」が誕生する瞬間だ。お互いに好きになったり嫌いになったり、恨んだわり妬んだり、男を取り合ったり。一見仲良くないように見えて、実はお互いにずっと気にしている。遠くに居ても、連絡を取らなくても心のどこかで繋がっている。それが「ソウルメイト(心からの友情)」である。
ログライン
仲の良かった幼馴染の自由人のミソ、現実派のハウンが、ジヌと出会うことで関係が壊れていき、別れと再会を繰り返して、心からの友情が芽生える話。
あらすじ
自由人のミソ、現実派のハウンは、幼い頃から仲が良く、お互いに絵を描くのが好きだった。
お互いに楽しい青春を過ごしていたのだが、ハウンがジヌという男と付き合い始め、3人でいることが多くなってきた。
3人で過ごす中でミソとジヌが惹かれあっていき、間違いを犯してしまう。
そんな最中、ミソは画家になるため世界を旅しに行く。5年もの月日が経ち、再開するミソとハウンだったが、堅実に生きるハウンと、旅をしたことで自由に拍車のかかったミソとの価値観の違いに2人はまた離れていってしまう。
そしてまた月日が経ち、ハウンがミソと再会したのは、ミソが付き合っていた人が自殺し、ジヌの家に居候していた時だった。ジヌとハウンの浮気のような行為に、怒りと悲しみを抑えきれないハウンは、ミソに「嫌いだった」と本音をぶつける。(ハウンは、ミソの軽い性格や自由奔放な姿が、自分とジヌとの間にヒビを入れている事が嫌だった)
その後ハウンは、ジヌに結婚を申し込まれ、結婚式を執り行うが、自分の夢を応援してくれないジヌを見て、ミソのように自由に生きるチャンスがこの後にない事を悟り、結婚式を抜け出してジヌと別れることにした。(これに関しては急に自分勝手になるハウンに多少困惑した。堅実に生きていこうとするハウンにあわせ、移住までする覚悟できたジヌがこれでは…)
ミソの前に現れたハウンは、身籠っていた。入院するハウンにミソは、つきっきりで看病していたが、子を産んだハウンは容体が悪化し死んでしまった。
ミソは、ハウンの子を引き取ることに決めた。ハウンが住んでいた部屋を整理しに行くと、ミソの顔が描かれた描き途中の絵があった。ミソは、ハウンのその絵を完成させた。まるでミソが隣で一緒に描いているかのように。
ちょっと難解な部分があったので、あらすじが下手くそでした。違うところがあればご指摘ください。
雷といえばワンダーボーイ
小学生の頃済州島で出会った絵が好きな女の子2人のその後の話。
超写実画の作者だけど名前しかわからない作者ハウンを探す為に学芸員に呼ばれたミソが、ハウンの手紙を絡めながら出会いから現在までを振り返るストーリー。
ジャニス・ジョプリンと27クラブの流れで結構早い段階で何だか読めてしまいますよね。
そこからの流れで女の子ならでは?なチョイドロな関係があるのは良いけれど、実は…とか言って感動させたいのがミエミエな感じは白々しいさも。
だとすると子供育てるのは無理あるしね。
ということで自分にはあまりハマらなかったかな。
そういえば、観終わってあらすじ紹介見て初めてリメイクって気付いたw
遠近法
リメイク元は未鑑賞。キム・ダミ主演作というのが鑑賞のきっかけになりました。
とても良い作品なんだろうなと思いました。ただ、この手の友情もので露骨に泣かせようとしてくるシーンが多く見られたのもあって、全体的にあまり乗れませんでした。捻くれた人間なので、こういう作品を素直に楽しめないのは損なのか得なのか…。
転校生としてやってきたミソとハウンが交流を深めるシーンや、学生時代2人でわちゃわちゃするシーンはとても好みでした。済州島の風景も相まって、こういう青春ってこの年齢でしか体験できないから良いよなぁってなりました。原付2人乗りも悪いことしてるけど楽し〜ってなってるのもたまりませんでした。
ジヌが絡んできたあたりから2人の関係性に小さなヒビが入ってしまい、どこか距離が生まれてしまうのは残酷ですが、そこからハウンの死だったり、出産だったり、ジヌのだらけっぷりだったり、時系列がごっちゃになって着いていけなくなったあたりから映画自体を咀嚼できなくなってしまったのが残念でした。
自分の理解力も足りなかったんですが、リメイクを観ている前提の作品なのか、それとも元もこれくらいややこしい作りなのか…。後半は感動するんだろうなーというシーンばかりでこれまた乗れませんでした。
役者陣の年齢を越える演技は素晴らしく、細かな感情表現や仕草、葛藤の様子だったりとどれを切り取っても凄さが際立っていました。「魔女」シリーズとは違うキム・ダミの側面を観れたのは大収穫でした。
ソウルメイトというテーマの深さにもっと触れれるほど人生経験を積みたいなと思いました。友人関係は深く狭くがモットーで。
鑑賞日 2/25
鑑賞時間 18:35〜20:50
座席 K-9
タイトルなし
キム・ダミは、何と言ってもイテウォンクラスが良かった、好きな俳優さんだったが、これも良かった。ハウン役も。二人の演技がかなりよかった。子役も含め。
三文小説的三角関係は山ほど見てきたけれど、この映画はそれ自体をあとで物語としてひっくり返すところがすごい。
もう恋愛の時代、性愛の時代は終わったのだということがまた明らかになる作品。彼女の右頬のほくろどころではなく、絵が好きなことさえ理解していないイケメンの、しかも憎めないいい人風の彼のあまりのみすぼらしさ。
ハウンは、ミソをモデルにして少しずつ開花していく。二人の設定は見事だ。キム・ダミは、年齢を重ね変化していくミソを見事に演じている。
韓国は古いから、女性の結婚モデルは未だに生きてそうだし、むしろ、今風に平凡に生きてほしいと親が願うのは、ありそうなのだけど。
胸に下げられたペンダントの27歳の意味が、ハウンの死亡診断書に重ねられる。青春映画でもある。
やっぱりキム・ダミは魅力的
小学生の時転校してきて孤独だったミソと友達になったハウンの2人は、それからずっと友達だった。絵を勉強しながら世界中を旅したいという夢を持つミソと、彼女の行動力に憧れを抱きながらも堅実に生きることを選ぶハウンは、性格が真逆なのにずっと一緒に過ごしていた。そんな日々がずっと続くと思われたが、ジヌとの出会いから、2人の関係は変化していった。互いのことを思い合いながらもすれ違い、やがてハウンはこつ然と姿を消してしまった。さてどうなる、という話。
夢か現実か、ちょっと混乱した場面も有ったが、面白かった。
高校生くらいからミソ役を演じたキム・ダミは相変わらず魅力的だったし、ハウンも悪くなかった。
子供を残して消えるか?なんて途中不思議に思ったが、なるほどの結末で安心した。
韓国では娘が亡くなったら、実父母が孫を育てるという選択肢は無いのかな?なんてちょっと不思議に思った。
こじらせるよねー。
三角関係でもただならぬこじらせ方。もりあげるよなー。子供の頃からの友人や恋愛関係を成長と共に描かれているけれどどろどろさせなたいこじらせ方がうまい。が、やっぱりなんでも語らないと人間関係は難しい…きちんとした美しくまとまっていたから良いのだけれど…。
キム・ダミが生意気可愛い
オリジナルの香港映画は未見。
トレーラーはありがちなシスターフッド映画かなと思えるルックでしたが、その実は時系列と二人の視点を交錯させて驚愕のラストに落とし込む複雑かつ巧妙な脚本が見事な一筋縄でない作品。
あと、なんといっても主演のキム・ダミの存在感が凄い。ややもするとバリバリ整形の平均値美人が並ぶ韓国映画で、この個性は際立ちます。邦画で言えば安藤サクラみたいな立ち位置かな。
高校生からアラサーぐらいの年齢幅を演じてますがどの演技もとても良い。特に学校のグランドでスクーターに乗りながら男子生徒と会話するシーンは生意気可愛くて最高です。「魔女」での可愛いから不気味への豹変も凄かったんですが、表情の引き出しが多い役者ですね。こりゃ今後も追っかけねば。
ガチソウルメイト
まさにタイトル通り。原題は分からないけど。泣くつもりで見たが、泣けるの?と思いながら、やっぱ泣いた。友情すらももはや越えている。さすが韓国。濃い~のよ。久し振りにマイ・ブロークン・マリコを見たくなった。これは終始泣いて、マンガ読んで追い泣きしたけどね。
これからは、二人で一人
ミソとハウンという幼馴染みの2人の女性の、十数年に及ぶ友情の物語に胸が熱くなる。
性格も価値観も異なる2人は、必ずしもずっと仲が良い訳ではなく、1人の男性を巡る感情のもつれや経済観念の違いなどが原因で、別離と再会を繰り返すのだが、そうしたことを通じて、切っても切れない「腐れ縁」のような関係性がうまく描かれていると思う。
それは、異性との恋愛とは別次元の、人と人との強固な絆であり、タイトルにもなっている「魂の結び付き」と呼べるものだろう。
最近流行りのLGBTQのような話にせず、純粋に「友情」だけを描いているところにも好感が持てる。
ハウンのブログを辿る形で、過去と現在を行ったり来たりする語り口には、入り込みにくいところもあるのだが、自由奔放なミソが、画家になる夢を諦めて会社勤めになるのと入れ替わるように、堅実なハウンが、教師の職と結婚を投げ出し、画家になる夢を叶えようとする展開は鮮やかで、怒涛のラストまで目が離せなくなる。
2人の名前を形どったピアスや木片のブローチといった小道具のほかに、拾ってきた猫やジャニス・ジョプリンのエピソードなども良い味を出している。
ただ、洞窟でのキスの真相のように、「登場人物は皆知っているのに、観客だけが知らなかった」みたいなトリッキーな描き方をしているところもあるので、何が事実なのかが分かりにくいのも確かである。
特に、ハウンがバイカル湖に行くシーンは、真偽不明で混乱するが、これは、ハウンにそう生きてほしいと願うミソの幻想で間違いないだろう。
ミソは、これからも、ハウンに代わって絵を描き、ブログを更新することによって、ハウンと共に、やりたいことをやりながら、自由に生き続けるのだろう。
確かに悲劇的ではあるが、それと同時に明るい希望を感じることのできる素敵なエンディングだったと思う。
大切なあなたは私のソウルメイト!生まれ変わっても私たちは親友!!
遠く離れていても
私たちは通じ合っているでしょう?
どれだけの時間を
あなたと過ごしたと思っているの?
大切だから
あなたが傷ついている姿は耐えられない。
もっと好きに…自由に生きていいの!
でも、私があなたを大好きなことは忘れないでね。
あらすじ
大胆で活動的なミソと慎重派なハウン。
親友の二人はやがてそれぞれの道を歩み始める。
終盤は理解しにくいが、
ミソの「それなら…せめてこうであってよ…!」
という痛切な願いのように感じた。
ハウンはミソから自由に生きることを学んだが、
ミソがハウンから学んだのは愛情かな。
鑑賞中、今は連絡も取り合っていない
自分自身の親友を思い出した。
私はどちらかというハウンのような
保守的な生き方で、
活動的な親友が憧れでもあり
気にせずにはいられない存在だった。
ミソとハウンのようにぶつかり合えるほど
素直ではなかったので彼女たちの関係性は眩しい。
人はそれぞれ違う生き方を、
自由に生きていいんだよ、
でも見失ってはいけないものがあるんだよ、
と教えてくれる作品。
誰かにとって大切な私を、
自分自身も大切にしようと思えた。
世界には
自分のソウルメイトと呼べる人が、存在するのかもしれないですね。もちろん人間ですから、ぶつかる時もあるとは思うけど、どうしても離れられない関係の人がいるのでしょう。キム・ダミさんは少女時代から大人まで演じ分けていて良い俳優さんですね。
ジャニス・ジョプリン
原作は中国のネット小説で、その原作を大きく脚色して作った中国と香港の合作映画、その映画を更に韓国がリメイク、だそうです。
原作の小説もリメイク元の映画も未チェックなので、どんなリメイクしたのか、どれだけ変えたのか、不明。
とても美しい話で、のちに“午前十時の映画祭”的なモノに選出され、名作として扱われそうなぐらいの、いい話です。
それで、この評価(80点ぐらい)
ラブストーリーじゃなく友情の物語で、青春映画と言えなくもない…
いい話だからケチつけたくないんだけど、
少ーし退屈だったかな…
ちょっとメロドラマっぽさが強すぎたんじゃ…もっとメロドラマっぽさが弱かったら…
韓国の映画だからかな…
好みもあって、いろいろ言ってしまったが、とても美しい話です。
気になったら観てみて下さい。
友情を超えていくものかも...
まず、キム・ダミのミソはキュートだし
チョン・ソニのハウンは美しく、
それぞれにとても魅力的な女性でした。
ということで
概ね真面目(そう)な大人しそうな女子の方が強くて、
押さえていた分、弾けると反動が大きい。
まさに、ハウンがそんな感じ。
ミソの方が強そうで弱い、
転校ばかりしていたから他人に気を使って生きてきたんだろうな…。
そんな二人が幼いときに出会い、
お互いに無いものを補うように惹かれあう。
なぜ、女の友情は、
いつも男の影で縺れてしまうのか…
縺れて解けて、離れてくっついて、
それでも遠くにいても、
いつまでもお互いを思い続け合う存在、
嫌いなんだけど大好き。
もう、魂レベルで繋がってるから、
自分でもなんでだか判らないまま、相手を想っている。
恋人より強い絆なのよね、そうソウルメイトって。
現在のハウンが出てこないことと、
ミソが27歳でこの世を去ったジャニス・ジョプリンに憧れている話をした時点で、
ハウンの現在の状況への伏線だとは判ったけれど、
それをどのように回収していくのか、
ハウンの今、結婚、子ども、人生を
ブログを上手く使い、
ミソの人生とシンクロさせながら描いていくストーリー展開は、
秀逸で飽きることなく、集中して観ることができました。
しかし、やはり、この結末は悲しいな…。
幼なじみは一生友達だよな。
元の作品は観てないし、予告編も観てなかったが、女の子がメインなので韓国映画にしては暴力少なめで楽しめるかもと着席。
転校してきたアン・ミソちゃん、挨拶しないで逃げ出す。友達も欲しくないって。うそっ!と思ったら、そういう理由だったのね。気持ちちょっと分かるわ。でも、何で母親は娘を置いて引っ越しちゃったのよ。どんなに嫌がってても、普通連れて行くしかないじゃん。それでミソはハウン家族と同居する事に。なんだそれ?ミソの生活費はどうなってたの?
それから始まる友情話し。てか、友達と言うより姉妹に見えた。そんなに仲良しじゃないんだけど、楽しかったり腹立ったり、それってほぼ家族の関係じゃないかな。
で、大きくなったら、想像してた通り、三角関係発生。ハウンの彼氏ジヌ君、結構良い奴な感じだったのに、突然ミソにチュ〜。このキス、お互いの同意ありだわ。て事はミソの気持ちも怪しいよ。どんどん距離が空いて行く2人。でもハウンとジヌは別れない。この2人の関係もよく分からなかった。最後なんて、まさかのミソの嘘映像でビックリしちゃってウルッ。
とにかく2人の絵がうま過ぎで驚き。確かに技術はあってもセンスはなかったかもね。
久しぶりにジャニス・ジョプリンを何度も聴けて楽しかったです。
未完成なものが重なることでテンポが削がれるが、ビジュアル訴求力はとてつもなく強い
2024.2.24 字幕 MOVIX京都
2023年の韓国映画(124分、PG12)
2016年の香港映画『ソウルメイト 七月と安生』のリメイク映画
小学校以来の腐れ縁とある約束を描く青春映画
監督はミン・ヨングン
脚本はカン・ヒョンジュ&ミン・ヨングン
原題は『소울메이트』で、「ソウルメイト」という意味
物語の舞台は、韓国の済州島
そこで両親と暮らすコ・ハウン(チョン・ソニ、幼少期:リュ・ジアン)は、堅実に生きてほしいと願う両親の願いに応えながらも、得意な絵で生活したいと考えていた
ある日、彼女の通うクラスにソウルからアン・ミソ(キム・ダミ、幼少期:キム・スヒョン)という少女がやってきた
ハウンの隣の席に座ることを促されたが、荷物を置いたミソは、そのまま猛ダッシュで逃げてしまった
途方に暮れる教室、ハウンは隣に座っていたという理由だけで、彼女のカバンを届けることになった
海岸近くでミソを見つけたハウンは、彼女がいる展望台へと向かう
それから仲を深めていった二人は、ハウンの家に居候するまでになっていった
ミソの母(ホ・ジナ)はミソを置いて恋人の元に行ってしまい、それから彼女はハウンの両親(チャン・ヘジン&パク・チェンソン)の世話になっていく
物語は、高校生になったハウンに「想い人」が登場するところから動き出す
同じ学校に通うジヌ(ビョン・ウソク)に恋をしたハウンは、サークルの集会ゲーム「ゴー・ストップ」にしてペアになることができた
喫茶店で彼の似顔絵を描いたハウンは、勇気を出して告白をし、二人は付き合い始めるようになる
映画は、大学合格の祈願のために山に登り、その洞窟で「あること」が起きてからおかしくなる3人を描いていく
足を痛めたハウンを置いて、洞窟に向かったミソとジヌは、そこで口付けを交わしてしまう
よそよそしさから距離を取り始めたミソは、その後、ミュージシャンのギフン(ナム・ユンス)と付き合い始め、彼のためにソウルに行くと言い出してしまう
その別れには様々な意味が込められていて、それでも切れない絆というものが描かれていた
物語は「ミソを描いたハウンの絵」を起点として、学芸員(カン・マルグム)から連絡が入る現代パートが描かれ、ハウンが残したブログを読み進めながら、ミソが過去を思い出す形式になっている
現代パートでは、ある商社に勤めているミソが女の子(のちにアン・ハウンと判明する、演:キム・ソホン)を育てている様子が描かれるものの、父親らしき人物は登場しない
ある時点を最後に連絡を取り合っていないことが仄めかされるものの、その理由は最後まで明かされないまま、すべての伏線の回収はジヌに向けての制裁のようにも思えてくる
何も知らないまま、成長していけば自分かハウンの面影が見えてくるわけであり、それを含めても、あの洞窟でおかしくなった二人の関係に対する罰のようにも見えるのである
映画は、香港映画のリメイクだが、リメイク元は「ウェブ日記の映画化のために作者を探す」というものになっていて、それ以外の流れはほとんど同じになっている
だが、小説から絵画にしたことで、メリットとデメリットが両立する流れになっている
リメイク元は書かれた日記を追いかけるのだが、本作の場合もその日記を追いかける格好になっている
それよりは、ハウンの絵を見ながら過去を思い出していく方が良くて、最後に辿り着く絵で彼女の本当の想いに気づくという流れの方がスムーズだったように思えた
日記の完成とそれに付随する絵画が同時並行しているので、それよりは絵画だけに集中した方が良かったのではないだろうか
いずれにせよ、絵画にしたことによるビジュアルの訴求力は素晴らしく、中途半端に日記を挿入したことでテンポが悪くなっているように思えた
公開されているものと公開されていないものでは追いかけていく理由も異なっているので、改変をするならばそちらに振り切れば良かったと思う
最終的に、ハウンの未完成の絵を完成させて展覧会に出品することになるのだが、それがハウンの願いだったのかはわからないので、秘匿で始まった物語は秘匿のまま終えた方が綺麗にまとまったのではないだろうか
ストーリーはもちろん、音楽と映像の美しさにシビれる
1998年から2019年ぐらいまでの2人の軌跡と奇跡。
儚く美しい愛の物語を大切や人と観てほしいです。
登場人物たちと同年代ということもあってか、彼女と一緒に成長してきたような気分になり、ノスタルジックな気分になりました。
高校生の頃に使っていたガラケー、遊びに行ったクラブ、ピアスを開ける時のあのドキドキ感……何もかもが懐かしい。
アジアでは2011年ぐらいから流行り出したFacebookでむかしの友人を検索したりするのも、あるあるだよなぁ。
透明感溢れる映像美とドラマティックな音楽に包まれながら見る2人の“友情と愛”。ラストの展開には涙、涙でした。
キムダミ最高!
キムダミが好き。
釜山に旅行中に現地の映画館で上映してて知りました。日本での公開が楽しみでしたが、上映館が少ない。また車で2時間の遠征です。
「ソウルメイト七月と安生」はお気に入りに入れたまま見ていませんでした。前日にこれが原作と知りました。見るか迷いましたが、まずは韓国版からでも鑑賞です。
キムダミは相変わらず良い。少年ぽいイタズラ好きっぽい、切ない良いキャラ。
チョンソニは初めてしましたが、芋生悠にしか見えない(笑)、こちらも実は切ないキャラ。インスタみると日本に来ていたのでプロモーションかと思ったけど違うらしい。
ストーリーはとても良いですね。
10代の恋愛と友情と、感情が曖昧な切なさが良かった。日本でもリメイクして欲しいと思いつつ、日本だと有り得ないところがあるので、日本版があったら気になってしまいそう。
ソウルメイト同性よりも異性だとややこしい、と思っていましたが、同性でもややこしい。
予告で「秘密」とか煽られたけど、半分予想通りで半分驚き。予告なければもっと楽しめただろうけど。
過去と現在の行き来はキムダミの髪の長さで分かりますが、夢?妄想?のとの区別が付きにくく分かりにくい点と、物語のキーにもなる絵画がどう見ても白黒写真。もう少し絵っぽさがあった方が、、、あれは写真ですよね?
それでも良いストーリーでした。
全96件中、61~80件目を表示