マンガ家、堀マモルのレビュー・感想・評価
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とどきましたぞ!
感想をうまく文章にできないので、ひとこと、
とどきましたぞ!!わが心に
といった感想です。
ハリウッド映画の金儲け主義的な映画に食傷気味だった。年のせいか、脂っこいものが食べれないのと同じ感じで、心は拝金主義、ヒット至上主義的な作品を受け付けなくなってきた。
そこへこの映画である。まったく、儲けようとする気はないでしょう。儲かる筈がない。
ただ、撮りたいという情熱だけで、撮った作品のような気がする。
今日観た映画館の来場者、私を含めて4人だよ、儲かるわけないよね。
エンドロールを見ると、本当に大勢の人間がかかわっていが、これだけの人間を結集する力というものはどこからくるのか。
カネになるからなどと考えている人は、一人もいないだろう。いたとしたら相当おめでたい。
日本映画の斜陽が言われて久しいけど、このような映画がつくられていく土壌があるのならば、独自の映画文化が花開くのではないかとなどと思ってしまった。
いいじゃないの日本の映画。
微力ながら応援いたします!!
石
男女間の恋愛ものではなかった😰
三浦貴大があまりにもいい先生役でちょっとコケた。
進路指導の先生役は室井滋???
あの世に引き込まれそうな瞳が印象的だった映画「六人の唄う女」に出てた桃果さん。
主演の山下幸輝さん、竹本千代さんもいい役者になりそう。
先に行ってしまった友人を思い出した。
今月はちょうど三回忌の月命日だった。
そんなことやっぱりあるんですよね。
親に遠慮して育ち、空気が読めなくて、勇気がなくて、いつも一緒にいたのにちっとも有り難さに気がつかないちょっとダメな男の物語。
託された石は重いかもしれないけど、やっぱり持っていてほしいンだね。
(一緒にいるから)頑張りなよ。
って言われた気がした。
桃果さん良い! 槇原敬之のエンディング曲良い!
「唄う六人の女」を観て桃果さんに魅せられて、桃果さんの出演作ということで観に行きました。
おじさんが観るような作品ではないと思ったけど、年配の男性客も多かったです。
お客さんの多くは若い女性で、作品にシフトしてるか、あるいは山下幸輝さん目当てか。
桃果さんは期待を裏切らず魅力的で良かったです。
作品内容は皆さんがお書きになっている通りで、不意に何気に感動しました。
エンディングの槇原敬之さんの歌声と曲がさらに後味を良くしました。
良い曲です。良い映画を観たな、という思いにさせてくれます。
その時間を過ごすだけでもお金を払って観る価値があると思います。
もう一つのルックバック
お話の骨格には「またそれか」と感じる部分はあるが、『ルックバック』にどこか通じる「子供の頃から夢見て来た漫画家への道」というテーマの描き方に瑞々しさが感じられ、結局最後にはグッと来てちょっとウルウルしてるんだよな。
期待せずに見たけど
見る予定してなくて飛び込みで見ましたが良かったです!
心の中の闇に明かりが灯ってほっこりできる優しい映画だと思います。
原作者でもあるsetaさんの歌う主題歌の「さよなら僕ら」も槇原敬之さんの歌うエンディングテーマの「うるさくて愛おしこの世界に」も作品の世界をぎゅっと濃縮していて素晴らしく、特にエンディングは槇原敬之さんの歌声に感動しました。
夢を追いかけてる人、今に挫折しそうな人、大事な人と別れざるおえなかった人、そんな人達はじめ老若男女問わず多くの人に見てもらいたい、そう思える映画です。
意外と胸にジーンとくる
漫画家を主人公とした物語で、けっこうひねりを加えたストーリーになっており、同じシーンが何度もくるような感じでした。
漫画家の頭の中から離れない葛藤を描いており、後半は胸にジーンとくるシーンが何回かありました。
「ルックバック」を思い出すような話なのですが、こちらの映画の方がリアリティを感じ、心に響いてくるものがありました。
山下幸輝さんと桃果さんの新鮮なコンビの演技も見所です。
分担作業ができなくなったマンガ家
ファンタジー感は残るものの、意外性のあるストーリーで涙しました‼️題名だけみると消去かもだが、おすすめ
マンガ家志望の男と、脚本が上手い女の話とだけ もう一度見たい‼️
エンディングの槇原の歌も良い感じです❕
心に残る優しい作品
解説には三人の幽霊とあったので、「三人のゴースト」風の作品と思ったが全然違った。三人の幽霊?が出てきたことや守が漫画を描けなくなった訳、幽霊の正体が中盤になって分かる脚本が上手い。わざわざ母が握るおにぎりを食べに行くのも、食べた感想も重要なシーンの一つ。回想シーンの雰囲気がよく、映像もキレイだった。
経験の浅い俳優や子役の演技がかえって自然に見えてよい。愛役を竹原千代にしたのも納得する。岡部たかし、坂井真紀、三浦貴大、占部房子など、実力ある俳優の演技がストーリーを引き締め、竹中直人もチョイ役で出る。
映画館内にポスターがなく、見た回の客は私を入れて四人。上映終了になる前に、多くの人に見てほしい作品。
春役の桃果と子役も可愛かった。
主人公のキャラが微妙に安定していない? でも悪くないです もう少し...
主人公のキャラが微妙に安定していない?
でも悪くないです
もう少したくさんの映画館でやると良いですね
あと、槇原敬之の曲が合っていた
若い人には響くかも。
レビュー評価が高いのと邦画の若手監督を応援したい気持ちで見てきました。
題材からしてファンタジー要素が強いストーリーと思っていたら、私小説のような雰囲気で全体的に重めですが内容は軽め。私の歳にはどうもなじめない空気感でした。
脇役の演技達者な大人達のおかげでなんとか成立してる作品。
アニメにして「あの花」風にしたほうが感動した気がします。
おススメ度は普通よりやや下。若い人にはグッと来るストーリーかも。
いい話だなとは思う
125本目。
いい話だと思ったし、そういう繋がり、展開が良かったりもする。
でも、ちょっとキレイ過ぎないかと言うのと、腸見せろと言う割には、それか?と言う感じ。
自分としては、人間の泥臭い所だったり何かを期待するんだけど、作品のバランスを考えるとそうはならないかあ。
将来へ繋ぐ終わり方ではあるけど、自分にはそうは思えず、そこまでな感じがする。
彼を評価したのは、編集者であって読者ではないんだから。
不思議な感覚になる作品
初投稿で新人賞をとって以来、描きたいものがなくなった漫画家・堀マモルの部屋に、海、樹、愛の幽霊たちが現れた。漫画を描かせてあげる、と言って、小学生の海は母に言てなかった本当の気持ちを、中学生の樹は周りにうまくなじめず孤独を抱えた自分に絵を褒めてもらい学校を去った先生への感謝を、思そして高校生の愛は一緒に漫画家になる夢をかなえようと誓った春への気持ちを話してくれた。彼らの話をマモルは3編の漫画に描き上げていった。そしてマモルは大切な人で友だった春との別れや約束など、自分の過去と向き合い・・・という話。
春が死んだことで漫画が描けなくなった、マモルは結局2年間何をしていたのだろう、なんて思った。
絵が上手いだけで、漫画家としてストーリーを描くのが苦手なら、イラストレーターなど他の職業に付けば良いのに、と思った。
幽霊が過去の自分だ、というのはなんとなくわかったが、ずっと自分の思いを閉じ込めて生きてきたのだというのはわかるが、これからどうするか、だと思うけど、どうなんだろう?
setaの原作で、音楽も担当していたようだから、なかなか才能の有る人なんだろうと思う。
なんかこのシーン繋がりが、とか、わざとデジャブ?とか思いながら、繋がり感にちょっと違和感を持って観てたが、榊原有佑、武桜子、野田麗未と3人も監督がいたことでなるほどと納得した。
マモル役の山下光暉は元カープのマエケンに似てて1人で受けてた。
春のお母さん役・坂井真紀が相変わらず美しくて素敵だった。
堀マモルの描く世界に優しく切なく浸る
観ようかどうしようか迷ったのですが、お目当ての作品の上映前に時間が空いたので鑑賞してきました。公開初日の夕方だというのに観客はたったの二人。世間からあまり注目されてない作品ですが、なかなかおもしろく、迷ったけど観てよかったです。そう思って終了後にもう一人の観客に目をやると、じっと座ったまま余韻に浸っている…かと思いきや、超爆睡してました!笑
ストーリーは、新人賞受賞以来、描きたいものもなくスランプに陥っていたマンガ家・堀マモルが、編集者にダメ出しされてアパートに帰ると、どこかから現れた男子小学生、男子中学生、女子高生の3人が「マンガを描かせてあげる」と言って自身の体験を語り出し、それをネタにして描いたマンガは編集部でも評価されることになるが、そこにはマモルだけが知る秘密があるというもの。
マモルの部屋に突然現れる3人が語る思い出に合わせて、何度も回想シーンが差し込まれますが、きちんと時系列が整理されているので混乱することはありません。この3人の正体もうすうす予想でき、なんとなく先が読めそうな展開なのですが、その外見がうまくミスリードしています。そして、3人が語るエピソードを一つ一つ丁寧に描き、それをマンガに落とし込むことで、堀マモルの描く世界に優しく切なく浸れる構成になっており、なかなかに引き込まれます。
この重層的な演出が、マモルの変容と重なってじわじわと効いてきます。全体的にナチュラルな演技や過剰に煽らない演出が落ち着いた雰囲気を生み出し、これが本作の紡ぐストーリーによくマッチしています。他にも、バカ、石、デビュー作、タイトルなど、終盤にかけてさまざまな伏線を回収していく展開も心地よく、脚本がかなり練り込まれているのを感じます。
マンガ家としての仕事のリアリティはやや薄いかもですが、描きたいのはそこではありません。一人のマンガ家が、自分の原点を確かめ、亡き友の本当の思いに触れ、その絆を再確認し、もう一度立ち上がって前を向く姿が心に沁みます。ここにやっと堀真守が、マンガ家・堀マモルとなったのです。「堀マモル」は真守と春であり、きっとこれからも二人は二人三脚で執筆を続けていくのでしょう。
主演は山下光輝くんで、マンガ家として変容していくマモルを好演しています。脇を固めるのは、桃果さん、岡部たかしさん、坂井真紀さん、三浦貴大さん、占部房子さん、竹中直人さんら。中でも、坂井真紀さんと三浦貴大さんの丁寧な演技が涙を誘います。
余談ですが、本日4本目の鑑賞で、本作の直前に「サユリ」と「愛に乱暴」を観ていたので、おにぎりを作る占部房子さんを見て「生き返った!」とニヤついたり、「さっきの小泉真守はクズだったな」とマモル比べをしたりで、別の意味で楽しめました。
ハートフルコメディーと思わせて、感動のラストへ
マンガ家の卵と幽霊たちのハートフルコメディーという雰囲気から始まり、徐々に「マンガ家、堀マモル」の物語に繋がっていく。
脚本が上手いんだよね。1人1人の幽霊のエピソードで伏線を張りながら涙腺を弛ませる。マモルが過去と向き合う本筋では、伏線を回収しながら感動のエンディングへ。
主人公のマモルを演じる山下くんは、素人っぽさが演技プランなのか、元々なのかはわからないが、この作品のテイストにあっている。幽霊たちに過度なリアクションをするわけでもなく、ごく自然にマンガ家としての興味を優先しているように感じる。
幽霊である少年たちは、成仏はするものの死んだ原因については何も言わない。死因について言わない理由が、この作品のミソでもあるので、見てのお楽しみでございます。
漫画家が過去にスリップして過去の自分探しをするお話。
今年308本目(合計1,400本目/今月(2024年8月度)33本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
レビュー作はそこそこヒットしたけれど、その後がうまくいかなくなった漫画家1年生か2年生の方が、ある日の大雨?の停電であたりが真っ暗になり、そこにあらわれたのはいわゆる「おばけ」。そのお化けとの交流をもとに自分の過去を探して自分が本当は何をしたかったのか、漫画家になって何を(出版社等からの「これ描いて」などの依頼とは別に)本当はしたかったのかというのを探す「自分探し」タイプの映画です。
このような事情なので、時代が行ったりきたりという部分がありますが、タイムラインはあって1線で過去と未来を延々ずらしているだけなので見やすい事情ではあると思います。
この作品で述べられている「あること」は、誰でも経験することはあるでしょうし、そのことを漫画にするかどうかは別として、ずっと自分の中にだけしまっておく「思い出」とするのか、常識的な範囲でそれを広めていくのかといったことは実際においては個々判断が分かれます。この映画ではその一つの解決策が示されますが、それが正解であるとはもちろん限りません。日本の映画ですが、「どの結論が一番良いのかは自分で考えてね」タイプでフランス映画らしき部分もあります。
マンガ(コミック)を描くシーンもあるので、それらの職業に興味がある方にもおすすめです。
採点にあたっては以下まで考慮しています。
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(減点0.3/無権代理と表見代理の考察が雑)
預かったものを勝手に本人の了承なくいきなりコンテスト類に出す行為は、無権代理か表見代理(権限踰越の表見代理)とみなされる可能性があります。この場合、追認はどうするのか、第三者の保護要件はどうなのかといった扱いが個々結構面倒だったりします。
もちろん展開としてはありうる展開だとは思うのですが、法律系資格持ちはこの部分はちょっと気になったところです(厳密に(登場人物から)責任追及されると勝てない事案)。
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