劇場公開日 2017年3月11日

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「【”僕は全部知っている!”と”小四少年”は”少女、小明”に言った。1960年代の台湾の置かれた時代背景の中、少女・女性の強かさ、少年・男性の危うさ、脆さを描いた作品。】」クー嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【”僕は全部知っている!”と”小四少年”は”少女、小明”に言った。1960年代の台湾の置かれた時代背景の中、少女・女性の強かさ、少年・男性の危うさ、脆さを描いた作品。】

2021年10月27日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

難しい

ー 236分ヴァージョンを鑑賞。ー

◆感想

 ・小明は、小四や、ハニーたち少年にとっては、ファム・ファタールだったのであろうか。

 ・”僕は全部知っている!君は駄目な奴だ!”と小四に夜道で言われた際に、小明が言い返した言葉。
 ”私は変わらない。社会が変わらないのと同じようにね”
 ー 当時の台湾を暗喩しているのが、少女、小明であったのではないか?ー

 ・少年たちが憧れるプレスリー。

 ・大陸からやって来た、小四家の立ち位置。役人の父親の苦悩。

<固定カメラで、長廻しショットが多く、作品の全体像を理解するのに時間がかかる。
 この作品は、映画館でしっかりと観ないと、監督の真意は分かりにくいかな、と思いつつも、魅入られた作品。>

NOBU
CBさんのコメント
2021年10月27日

自分は、この映画が台湾の暗黒時代を背景にした映画だというキーポイントを知らないまま観てしまい、ちょっと失敗したなと思ってます。この前の「返校」で時代背景を初めて知りました

CB