「Killing time」タイガー 裏切りのスパイ ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
Killing time
ありがたいことに前2作がTV放送してたので一気に完走して、3作目は劇場で鑑賞。特典はポストカードでした。
やっぱ劇場で観れたのは良かった!と思えるくらい映えるアクションや爆発が堪能できて、他作品とのコラボまで発生して2時間半と長尺でしたが、勢いに任せて濃密な時間を楽しめました。
序盤のアクションからいきなり贅沢なものが観れました。バイクアクションですが屋根の上を伝って伝って銃も走りながら撃っちゃったりしての映像の暴力が襲いかかってきてくれてキャッキャしてました。
アクションが落ち着いてからはドラマパートが始まりますが、ここ辺りはかなりしっかりしたスパイドラマがあって、ここがしっかりした作りなのもあって緩急は激しいですが、話を噛み砕くためにスクリーンに釘付けにさせられます。
「PATHAAN パターン」の主人公パターンが滑車に乗って上空から参戦した時はテンション上がりました。最強格の男たちがタッグを組んでキャッキャしながら敵を蹴散らしていく様は爽快でした。
橋の上での攻防は見応えたっぷりで、銃撃戦に打撃戦と地に足ついた状態でも派手なんですが、ランチャーも出てくるわ爆発するわ、ヘリコプターまでやってくるわで絶体絶命的な状況でも機転を利かせて武闘派&頭脳派(?)スパイが潜り抜けていく様子は本当に楽しかったです。
そうはならんやろみたいな脱出シーンでもこの2人なら説得力を持たせてくれるのが凄かったです。会ったばかりなのに信頼がぶち抜けてる。
「PATHAAN パターン」の時はタイガーの事を知らなかったので、なんかすげぇ助っ人きたなくらいの印象でしたが、両作品を知ってから観れたので胸熱さマシマシでした。
ラストの政府内の敷地内での戦闘は入り乱れつつもドラマとアクションが良い塩梅で盛り込まれていました。
ドラマ部分は結構重い描写がされますが、これはシリーズ共通だったので、回を重ねるごとに説得力は増していったと思います。別れのシーンはかなり残酷でキツいものになっていました。
その鬱憤を晴らすかの如くタイガー含めチームが暴れ回って蹂躙してくれるので観ているこちらも応援に身が入ってしまう作りなのは流石だなぁってなりました。
1・2と引き続いてエンドロールではとんでもない人数を引き連れて踊るのも景気がいいなってなりました。あの10分だけで映画1本作れるくらいの予算は使ってそう笑
何度でも甦るぜ!な勢いで幕引いていったので、また数年後タイガーに出会えるかもしれません。この派手さ、これぞインド映画だ!という作品に出会えて良かったです。
鑑賞日 5/7
鑑賞時間 10:20〜13:10
座席 F-6