ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディのレビュー・感想・評価
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クリスマスの魔法
全寮制の学校での、家族と過ごせ無い立場の違う三人のクリスマス休暇の物語。
ついクリスマスの願いを叶えてやると言ってしまった教師のハナムに、何故かボストンへ行きたいと言い出す生徒アンガス。寮の料理長メアリー・ラムに諭され一緒に小旅行に行く事になる。
ライ麦畑のコールフィールドはペンシルバニアからNYに行き精神病院に入ってしまうが、アンガスはNYからボストンに行き、罰の陸軍学校には行かず信頼出来る大人に庇われ未来を目指す。
愛したいけれど相手と意思の疎通が上手くいかない人、愛されたいけど愛して貰えない人、愛し愛されたいけど大切な人を失ってしまった人。
孤独な彼らにはお互いに他人に心を開かない理由があったが、クリスマスの雪が溶ける様に三つの寂しい魂が寄り添い始める。
地味で派手さは無いがとても素敵な物語。
監督アレクサンダー・ペインの素朴で人間的な物語がとても好きだが、相変わらずポール・ジアマッティの演技が素晴らしい。
期待せず
特に期待はしなかったせいか?笑えてしんみりしてどこか清々しい気持ちになれる、良い作品だった!
時代は70年代。
スマホもない時代の全寮制の学校が舞台。
男子学生のロン毛が目立つこの時代。
年齢的に教師に反抗したり、粋がったりは当たり前だが、どこかまだ従順で素直な子達。
しかも金持ち笑
クリスマス休暇のベビーシッター笑に任命される嫌われ教師との約2週間のちょっとドタバタハートフルホリデー。
ユーモラスなセリフが楽しい。
変にベタベタしたところがないのもいい。
1人でアイススケートを楽しむ17歳とくわえパイプで眺める教師。
そんな平和な図、今じゃなかなかない、かも。
変に力説したり励ましたりしない。
自然に任せていく感じがよかった。
美しい雪景色!
またね!で終わるところも!
Life goes on だからね。
だいすきだった!!
テーマでたぶんすきな映画だな〜とおもってたら想像以上でした。2024年最高のクソじじぃムービーです。優勝です。ぜんぶがだいすきだった。公開したら観に行くしフィジカルリリースも待ち遠しい。おもいだしただけで胸がぎゅっとあったかくなる。
愛と友情と笑いが溢れてる❤ ❤ ❤
#TheHoldovers #ホールドオーバーズ
試写会当選@神楽座🌟
装苑onlineさんありがとう😊💕
高校の時に過ごしたboarding school生活を想起させる映画だったー🍀休暇中は現地の子はみんな自宅に帰るけど、短い休暇だと留学生はそのまま寮に留まるからまさにこの映画みたいな感じで。学校がないのに寮に残って過ごす非日常感とか家族に会えない寂しさとかこんな時だからいつもと違うことしちゃうぞ(*´艸`*)という特別感とか、そんな感覚がスクリーンからよく伝わってきてなんだか懐かしかった💜
面白かった💕
寮にこもって過ごす話の『ロードムービー』感の強さww
X世代の象徴の先生とZ世代の象徴のタリー氏だけど、共に過ごすうちにお互いを尊重して分かり合えるようになるだけにとどまらず、世代を超えた友情を築いていくという良質のフレンドシップムービー✨✨そしてキッチン長のラム姐さん、なんなら安定の寮母さんでしょ??
以下、箇条書き👇
・幾つになっても人って変われる!
・『古き良き』にはそれなりに理由が!
・泣くより笑える良作!
・シニカルユーモア満載!
・みんな一度観たらいいよ!
(無関係だけど)
・グッドワイフでエルズベス役やってるキャリープレストン出てる!←スピンオフドラマ観たい…
ぎっしり盛りだくさんの133分
1970年のクリスマスの話し。最初はブレックファストクラブみたいな話しかと思いきや、登場人物が絞られて行く形に。自分の中ではオッペンハイマー、関心領域、パストライブより、一番アカデミーに近い作品でした。登場人物もはじめは全然好きになれなかったけど、最後はみんな好きになる。
あーもっと長い間、味わっていたい
鑑賞後に全員にハグしたくなった!
とても心温まる愛に溢れた優しい物語。
観終わった後、全員にハグしたくなったよ。
特に年齢は低いけど背も知能も高い彼!
ものすごく痩せてるのもあって、お腹いっぱいご飯食べさせたくなったわね!
どの人も色んな過去によって捻れてしまい、自分の見せ方が下手くそな人ばかり。
この3人はみんな愛に飢えている。
最愛の息子が突然消えてしまって、気持ちのやり場のないメアリー。
ママの愛が足りなさすぎるアンガス。
すごく優しいのに人に接するのが下手くそすぎるハナム。
望まぬ結果から一緒にいるうちに、お互いの弱い所を自然と垣間見る事になったことで、友情に近い愛情を持ち寄って過ごすようになるのだけど。
皆で傷を舐め合うというより、心の瘡蓋を敢えて剥がしてケアしあっているのが良かった。
蓋をしたままでは前に進めないこともある。
お互いの秘密をちょっとずつ見せ合って、お互いにその傷に優しさを持ち寄ることで仲良くなっていく様に本当に心が温かくなった。
あと食事するシーンが多いけど、食べ物をくれるってすごく愛があるよね、と友人に言われて以来、私の中で美味しいものをくれる人は愛をくれる人=あなた良い人!なんだけど。
メアリーがせっせとみんなのご飯を作って食べさせている所でもうちょっとうるっときた。私ならムカつく奴にご飯なんて作ってやりたくない。メアリー、愛が深すぎるよ!
そして環境に感謝する、これは本当に改めて思ったこと。両親に心から感謝です。
ラストシーンは涙なしには見られん。
誰しも生き辛さを抱えて生きているけど、彼の「君は大丈夫。」の一言で私も頑張れる気がした。
全体的に内容はなかなか胸を締め付けられる所も多かったのだけど、同時にコミカルな場面も多く、結構大笑いするシーンが多かったです。
笑えて泣ける、の感じ。
とにかくとてもとてもよかったので、おすすめしたいです。
学校の先生の話が好きな人にもおすすめ。
心に温まる素敵な映画でした!笑えるシーンも多く映画館で観客の笑いが起きてました。
厳格で嫌われ者の教師、母に邪魔者扱いされている生徒、ベトナム戦争で一人息子を亡くしたばかりの料理長、それぞれが問題を抱え孤独で帰る場所がない。そんな三人が高校の寮でクリスマス休暇を一緒に過ごすことに。最初は反発する生徒に手を焼く教師。だが生徒の悪さはまるでかまって欲しいと言っているかのよう。やがて明らかになる一人一人の秘密(問題)。三人がそれぞれの秘密の共有で互いに相手を理解していくさまが素敵でした。ただ一緒にいるだけではなく理解してくれる人がいるっていいですよね。映画館で何度も笑いが起きていました。楽しいシーンも多い素敵な映画でした。大好きなクリスマス映画がまた一つ増えました。
人生はほろ苦い
人生のほろ苦さを感じさせながらもコミカルでハートウォーミングな素敵な作品でした。1970年代風な映像や編集、音楽もとても好み!派手さはないけど、どの世代、性別にも刺さるストーリーでおすすめ。
好きなタイプの作品
孤独な冬の雰囲気は寂しげなのに、クスッと笑えるシーンが多く、時々ポッと暖かい気持ちになりました。皆それぞれ苦悩を抱えているけれど、人間は案外強いものでは?と思わせてくれるストーリーでした。好きなタイプの作品!
人生のヒントは意外なところから
アレクサンダー・ペイン監督が名優ポール・ジアマッティを
主演に迎えて描いた心暖まるストーリー。
マサチューセッツ州にある全寮制の寄宿学校で
ある事情からクリスマスを共に過ごすこととなった
生真面目で皮肉屋で学生や同僚からも嫌われている教師ポール、
母親の再婚によって他者からの愛情を受け入れられない青年アンガス、
ベトナム戦争で一人息子を失い、悲しみに暮れる食堂の給仕長メアリーの3人。
プロローグから逸脱することなく進行していく序盤から
クリスマスを分岐点として展開される心理描写の転換がシームレスに描かれ、
ポール、アンガス、メアリーそれぞれの魅力がじわじわと足の先から染み込んでいく。
他者との関わりによって人生が好転していくという
ありふれたストーリーではなく、生まれ、時代、とりまく環境など
すべてが異なった3人の人間が交わることで生み出された唯一無二の時間が
確かに本作品の中に存在していた。
利他的とはもしかすると最大の利己的な行為なのかも…。
シンプルに楽しく泣ける素晴らしい作品でした。
不器用に支え合う人たちを描いた素晴らしい映画でした。
ハル・アシュビー監督の映画が好きな方にぜひ見てほしいです!いつもどこにいてもベトナム戦争の影があった時代に、いやみな教師とちょっと不良な青年、息子を亡くした寮母が年末の何日かを一緒に過ごす物語です。
クリスマスのにぎやかな雰囲気を祝いきれない3人はぎこちなく、でもとても正直で愛おしいです。
お互いの悲しみや生きづらさは理解しきれないけれど、不器用に支え合う様がハル・アシュビー監督の映画のような優しさで、大好きな映画でした。
キャット・スティーヴンス(ユスフ・イスラム)の曲の使われ方も『ハロルドとモード』が思い出されてグッときました。
教師のポールは徹底した偏屈おじさんっぷりですが、最後の決断は本当にかっこよかったです。
きっとこういう形で戦争に反対し、次世代を助けた人がたくさんいるのだろうなと気付かされました。
ポールがあの後もずっと、偏屈で元気でいられますように。
そして、この映画がたくさんの人に見てもらえますように!
こういうの、ちょっと感動したいんですけどね…
第96回アカデミー賞では作品賞、脚本賞、主演男優賞、助演女優賞、編集賞の5部門にノミネートされた作品、学園ものでコメディ?ハイハイ、大好物ですよ!IMDbでも星8.0/10、アカデミー賞に複数ノミネートなんて、めっちゃ期待するじゃないですか。
見終わった感想は「うーん」…てな感じなので、特に感動することなく最後は後味良くない感じだったので、なんで作品賞?って感じです。絶対ゴジラ・マイナス1の方がレベル高い…。
「ホールドオーバー」って残留者とか居残り組的な意味で、クリスマス休暇に実家に帰らなかった先生と生徒、寮母さんが寂しいクリスマスを過ごす…というストーリーです。
カナダで過ごす2回のクリスマスとも、昔のホストファミリーに招待され、ご馳走をいただきました。お正月はあっさり週明け月曜から仕事、みたいな感じですがw、クリスマス当日はほとんどのお店が閉まり、もちろん何のイベントもなく、ほとんどの人は働かず家族と過ごすのが定番です。
寄宿学校で過ごす生徒たちはクリスマス休暇が何より楽しみでしょうが、一人だけ帰れない男の子が。彼と一緒に先生が色々連れて歩く珍道中?的な、新しいバディものです。
個人的には少年成長物語が好きなので、意地悪なクラスメイトとか、泣き虫韓国人の子がカッコよくなるのを期待しましたが、ストーリーの中心はただ一人帰れなかった男の子と先生と寮母さんのみ。ちょいちょい観客から笑いはあるものの、終始…あー、こういう感じかー😩と切なく思いながら観てました。
私も2年近く日本に帰れてないので、切なさと恋しさしか共感できず、どんなに先生が優しくても家族に会いたいよねー…という感想です。
アカデミー賞ノミネートは…、かなり過大評価な気がしましたが。
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