「ジアマッティを始めとするが役者陣がとにかく良い!」ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ Yタッカーさんの映画レビュー(感想・評価)
ジアマッティを始めとするが役者陣がとにかく良い!
アレクサンダー・ペイン特有のペソース漂う人情劇。今回は70年代に作られたようなエイジング加工を施してあり、この作品自体が登場人物と同じように世間から疎外した佇まいになっているのが良き。ジアマッティの偏屈な教授、人知れず家族の悩みを抱えた青年を演じた新人ドミニク・セッサのビビッドな魅力、そしてダヴァイン・J・ランドルフが深刻になりすぎない絶妙な塩梅で息子を亡くした母の喪失を演じる。2時間以上ある作品だが、この3人のアンサンブルが映画に実に心地よい空気を醸成していて、緩みなく観れる。
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