「赤くすれば怖いとでも?」毒娘 uzさんの映画レビュー(感想・評価)
赤くすれば怖いとでも?
クリックして本文を読む
冒頭、土足で不法侵入するカップルや管理の杜撰すぎる不動産屋にイライラ。
彼氏さんにはまったく同情できません。
メインに話が移っても、漏れなく無自覚にダメだったりクズだったりする人間ばかりで好きになれない。
「助かってほしい」と思うキャラがゼロなのは致命的。
おまけに行動が一時が万事「そうはならんやろ」なので、感情移入できず、現実味もありません。
(本当に“全部”なので、具体例を挙げきれない)
ちーちゃんの動機や萩乃の生い立ちは描かれず、萌花の過去も薄い。
こういった方向性のホラーで一番大切なのは、何より“情念”だと思うのだが…
塀の向こうに現れて、振り向くと引っ込むちーちゃんはバラエティのドッキリのよう。
ざんばら髪と妙な赤コートに対し、綺麗な顔と新品の赤ジャージがバランス悪すぎて、怖いどころか滑稽。
親まで出てきてご近所さんにも知れ渡ってるのに、生身では有り得ないこともチラホラ。
既に亡くなって怨霊化してるけど、両親は狂っていて受け入れられておらず、ってところだろうか。
(じゃなきゃサスガに警察がヒドすぎる)
無闇に蝋燭を使う作品もよく見るが、一個一個並べて火を点ける作業を想像すると笑っちゃうのよ。
『ミスミソウ』や『許された子どもたち』は良かったのに、まさかここまでヒドいとは…
コメントする
満塁本塁打さんのコメント
2024年4月10日
おっしゃるとおりですね。でも 稚拙すぎて印象に残りました。ただちーちゃんの立ち位置が 霊的なものなのか 現実なのか 川で飯食ってるし 不明でした。 失礼します。