劇場公開日 2024年1月26日

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「フランス映画っぽい余韻を残すタイプの映画」コット、はじまりの夏 yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0フランス映画っぽい余韻を残すタイプの映画

2024年1月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

今年43本目(合計1,135本目/今月(2024年1月度)43本目)。
(ひとつ前の作品は「劇場版 君と世界が終わる日に FINAL」、次の作品は「サイレントラブ」)

 まず、この映画はアイルランド製作とのことですが、話されている言語がよくわからないところです(英語の方言だとしてもほぼ聞き取れない。なお、作内では明確に英語を話す人もいる。発音が独特でドイツ語??と思ったりもする)

 主人公の女の子の俳優さん(子役さん)は相当頑張ったのだろうと思いますが、極端にセリフが少ないことと、意味があるのかないのか見極めにくい筋の話(粉ミルクか母乳か、何かのカードゲーム(トランプ)、慈善くじがどうの、あるいはサッカー(?)か何かの球技の話など)の話の「発散のしよう」がすごく、トイレで抜けたりすると(私は近いタイプなので行くことが多い)一気に???になる映画の代表例かな…といったところです。

 日本からだとイギリス文化はある程度ネット等で調べるとわかるし一部は一般常識の扱いでしょうが、アイルランドのそれはそうではないし、どういった知識を持っていけばいいか検討がつきにくいです。

 もう仕方がないのでアイルランドという、まぁ「旅行できないわけではないが、普通は候補としてすぐには選ばない」(新婚旅行などでアイルランドに行きたい、というこだわりがあるような場合は除く)地方のひと夏の思い出を描いた作品として見ることはでき、映画もフランス映画っぽく何らかの意味で余韻を残すタイプなので(全部理解できる方にはそうではないのかもしれないけど)、そういう「セリフ少な目、あまり訪れることがない地方の映画をみたい」という方にはおすすめです。

 採点に関しては以下を考慮したものです。

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 (減点0.2/とはいえ、かなりの方が理解しにくいのでは…)

 主人公の女の子の発言が少ないことに加えてあっちこっちシーンが飛んだり、カードーゲームやら慈善くじがどうこうといった本当に脈略のない話をするので、ある程度のアイルランド文化を知っているのが前提の映画なのかな、という気がします。

 ただ、そういう文化があるとしても、カードゲームにせよ慈善くじ(学校を建築するために資金が必要らしいとのこと)など、「趣旨はある程度理解できる」ものであるので、採点はこの程度にしています。
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 (減点なし/参考/ガンダムの特典?を渡されても…(映画館側帰責事由))

 当該のガンダムの映画とは5分違いだったので入口が大混雑で、提示されているチケットで判別しているはずですが渡されるというありさま。まぁ、それほど換金性があるものではないし、朝いちばんの回で受付(入場窓口)が混乱していたという印象もあり仕方なしかなという感じです(帰りに返そうかなと思ったら、帰りも激混みだった…)。

yukispica