「誠実に作られている印象。」WILL あま・おとさんの映画レビュー(感想・評価)
誠実に作られている印象。
狩猟する人は私の身近にもいるが、嘘や誇張は特に感じなかった。誠実に作られているように思う。
狩猟に縁がない人にも伝わるよう、鮮烈な映像で見せてくれている。また、殺生とは?東出さんはじめ狩猟をする人が何を感じているのか?それらについても深めようと試みている。難しいことなのに、なかなか頑張っている。
東出さんの心の窮地は狩猟が支えた。そして今、狩猟がある生活により、前よりもっとバランスが良く充実した生き方ができているようだ。
彼のように野山を駆け回ることなど、私にはできない。でも、彼のように視点を変えることが必要な時もあるのかもしれない。また、自然の摂理の中で自分は何?と考える必要がある…。ということを気に留めておきたいと思った。
場面がよく飛び、時系列も行ったり来たりなので実は観ていて少し疲れた。
また、流されたラップ音楽は、決してきらいじゃないがクセはあるので、気分のノリを選び、突然わーと流されて少し疲れた。もう少し短めにするとかなるべくバックで流すとかのほうが私的には助かった。
また、インタビューなどで言葉を引き出そうとしているようだけれど、無理して理屈でまとめなくてもよいのかな…と感じた。
しかし好感は持てて、かなり印象に残る映画だったと思う。
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