猿の惑星 キングダムのレビュー・感想・評価
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単純明快 猿の野望 VFXだかCGは素晴らしいが既視感が。 でも 娯楽作としては良い❗️誰でもOK
正統派作品 アメリカン正統派🇺🇸 ただ 後述するようにワシには猿もチンパンジーもゴリラボノボ、オランウータンも同じ猿。ただ大作感あり というモヤっとした理由で観ました。
結構 この手の 大型作品は 俺的には結構 星🌟5 満点いっている
同じ大金大作感でも アバターの青ばっかり🟦よりはマシ
ただやっぱり 300年後の人類文明が滅び 猿が支配する
同じ霊長類なのになぜ❓
猿が支配するっーても シーザーの名前の如く
日本的にはせいぜい 縄文時代❓
昔 『パンツを履いた猿』という本がベストセラーあったが
パンツすら履いてないぞ❗️
人間が残っててビックリ‼️
かつ いきなり 電源スイッチオン 戦車って 飛び級すぎ
大海の海の中から 一つのハードディスク状のものって
猿以前にワシがわからんわ❓❓
何 宇宙との交信📡📡📡❓
でもなぁ 本作 悪い猿のボス 善良な猿🐒とその仲間たち 人間
だけ理解してたら あとは 何にも考えずに見るのが 正解✅✅
猿の惑星シリーズ知らんがな 1968元祖 その後 3部作言うてもなあ
俺、根本的に 猿に興味ない人 動物園でも 猿とゴリラ🦍はかわゆくないし 獰猛でもないので飛ばす人だから
猿の惑星🪐 というより『猿のローマ帝国並みの 領土拡大への野望』がタイトルとして相応しい
惑星🪐やないねん 地球🌏やねん 惑星か❓地球も🌏
最後『タイタニック レオ様』入ってた・・気がする のは俺は変なのか
生命力にビックリ‼️だ。
老若男女誰でも付いてけます しっかし 最後の やってしまう理屈がよくわからない お嬢さん❗️
と みのも・・並に馴れ馴れしく女性に問いただしたいジジイ👴であった。
モーション・キャプチャー だか パフォーマンス・キャプチャーだかは素晴らしい
しかし 誰がどの役やねん というのは言わないお約束
開幕前 予告編で 元祖1968観てそうなジジイ2人組 予告の合間ごとに くっちゃべってた
普段なら 説教モードにシフトチェンジのワシも 今日は動かず。なぜなら 字幕版だから
字幕版は 観客の品質が保証されている。山のように動かず 武田信玄のような 将軍席の💺ワシだった。
パンフ🈶❓ 極めてアメリカン平均 日本のTV連動的な 普通の装丁 大量の文字数 で1行も読んでないズラ。
帰り道 見慣れない 白人若者が 多分高校生 たむろってたから
真ん中 通り抜けてやった
そしたら Whats a mysterious guy❗️だってさ 俺アメリカ様万歳🇺🇸なのだから せめて nice guy ❗️と言わんかい❗️
まあ strange とか peculiar よりはマシか❓そう 俺 Whatの後の 上カンマが打てない 時代遅れのジジイでございます
アメリカンな若造は 駅にいたぞ。上カンマじゃなくて何ていうのか?すら忘れたがな
「キングダム」のスケールが小さい! ドラマも浅い。猿たちのCGは凄い!
オリジナル・シリーズを繰り返し繰り返しテレビで見ていたファンです。
全3部作は、最初の1本のみ。バートン盤も未見。
感じたのは、話のスケールの小ささ。
平和を好むイーグル族の集落と、独裁集団キングダムの話のみで、地球規模を感じない。
予告編でボス猿が「何という素晴らしい日だ!」と言っていた場所も実はそんなに広くはなかった。
その場所が人類が遺した「ミサイルのサイロ」の付近で、終盤、猿たちがミサイルの中に避難するから、まさか、間違えて発射されるのでは!?という驚愕の展開を期待したが、通過するだけでした。
しかし、とにかく自然な猿たちの「CG」は凄い!!
かすかに微笑む微妙な表情なんかがとってもいい。
もう屋外でモーション・キャプチャー撮影ができるらしい。
特に今回は、猿と人間と鷹、おぼれる猿という水中表現まで満載なのに、全く違和感がない!
今一つ入り込めなかったのは、人間たちと猿たちの間や、同部族内でのドラマが浅かったこともありました。
また、人間狩りシーンの人間たちは、野生で言葉もしゃべれないのに、レジスタンス?隠れていた人間たちは、300年経ったのに今と全く変わらないのが変に感じました。
最後に、やはり、馬に乗った猿にひもでつながれた人間が浜辺を歩くシーンでは、
お!まさかここで自由の女神が出るのでは!と期待したのですが、やはりそんなシーンはなく残念。
前3部作とかでもありませんでしたか?
【"エイプと知性の残る人間の共存は可能なのか。”前シリーズのシーザーに代わり、今シリーズのシーザーは知性ある人間を敵視する扇動的な強かモノです。今作は新シリーズ第一作としては上々の出来だと思います。】
ー 冒頭、前シリーズのシーザーの亡骸が火葬されるシーンから始まる。彼のシーザーは人間に反旗を翻すも理性的なエイプであった・・。-
◆感想
・前シリーズ最終作から7年近く経ったが、”猿の惑星”シリーズはマダマダ続くんだなあ、と思いながら劇場へ。
・前シリーズのシーザーの性格が好印象だったので、今作はどうかなと思っていたが、まずはノアというイーグル族の若いエイプが出て来て、その表情の感情の機微の表現の細かさにやや驚く。
ー モーション・キャプチャー&VFXの進化は前シリーズでも凄いと思っていたが、今作は更に深化したように思う。-
・ノアは凶悪な武装ゴリラ集団にイーグル族の村を焼き払われ、ラカと言うオランウータンと旅を始めるが、一人の女が付いてくる。ラカは彼女をノヴァと名付け、食べ物や暖かい衣服を与えるが、ノアは未だ懐疑的である。
ー ラカが前シリーズのシーザーの考えを尊重しているように見える。-
■武装集団を率いていたのが、プロキシマス・シーザーと言う支配者だという事が分かるシーンは印象的だ、彼が、大勢のエイプの前で演説し扇動する姿は大袈裟に言えばヒトラーの様である。そして、そこが今作のタイトルでもある”キングダム”であるという事も。
更に、プロキシマス・シーザーは喋れる人間から知識を得ており、強かな面も併せ持つエイプであった。
ー この辺りから、映画はググっと面白くなってくるのである。ー
■ノヴァの本当の名は、メイで彼女は知性ある喋る事の出来る人間であった。彼女が”キングダム”に来た理由が分かるシーンも面白い。彼女の狙いは”キングダム”内にある且つて人間が作った施設を復活させ、世界各地で生き残っている人間達とコンタクトを取るために、施設内から通信機器の基盤になる装置を取る事だった。
ー この辺りから、この映画は更にグググっと面白くなってくるのである。ー
■エマが仕掛けた爆薬が爆発し、”キングダム”に大量の海水が流れ込むシーンも圧巻であり、更にプロキシマス・シーザーがこじ開けようとしていた”施設”の扉が開き、内側からノアやノヴァが現れるシーンも、見応えがある。
そして、エマはノアを羽交い絞めにするエイプの胸を銃で撃ち抜くのである。
ー 人間が覚醒し、エイプに対しそれまでの屈辱を晴らす第一歩の瞬間である。-
■更に、ノアがイーグル族の誇りを賭け、殺された亡き父を想い、鳥の歌を謳いあげプロキシマス・シーザーを見事に海に突き落とすシーンも興奮する。
<今作は、前半から後半のノヴァが隠していた事実、狙いが明らかになる過程と、ノアが見事にイーグル族の男として、成長する過程が面白い作品である。
特に、後半の展開は、新シリーズ第一作としては上々の出来だと思った作品である。>
ラスト
だけですね、個人的に「新たなる帝国」を上回る部分は。この後は、結集した人類と猿の全面戦争、「続・猿の惑星」のように核兵器を持ち出すバッドフラグでしょう。
大体、愚かなのは人間との視点がまるで抜け落ちてしまった。猿も猿でシーザーのタブーを犯して平気で殺猿する、最早“人間”に堕してしまったんでしょうね。
正直、大コケ希望、続編不要。
ストーリーってよりかはCGの技術の高さのほうが見応えあったかな! ...
ストーリーってよりかはCGの技術の高さのほうが見応えあったかな!
猿と人間の派手な対決も共存も特になく、ある意味拍子抜けした感がある。
結局は復讐と言えども同族同士の殺し合いになってるのはある意味リアリティがある。
共存の難しさ
前作でもノヴァという名付けの女の子はいたんだけどノヴァというのは輝きという意味にもとれる。と今更実感したのは今作でもリブートの一作目から出ているシーザーの家紋のようなアイコンが今作にも描かれているが、そのアイコンとノヴァという言葉をリンクさせると不思議と「光っているマークだ!」と鑑賞中に気づいた。
今作の女の子はルパン三世の藤子のような目的のために盗むという使命を帯びていて猿側と一時的に共闘したが結局すべて交わることはなく去っていく。ここで正直「なんで一緒に協力していかないんだ!?」という都合の良いストーリー展開を望んで履いたのだかよくよく思ったら数百年程度で憎しみが消えるかと言ったらそうではない。人間として生きていたらやはり地上の土地は俺達のものだと思うし、あの世界の人間からしてみれば猿に身内を殺された人たちはたくさんいると思う。
そりゃ猿側と共存できればいいんだけれどなかなかそうはいかない。共生ができるのは理想なんだけれど手を取り合うことの難しさを最後に醸し出すのが素晴らしいと思った作品だ。
猿vs仮面ゴリラvs人間。
300年後の地球を舞台に退化した人間と逆に高い知能と言葉を身に付けた猿科の生物に支配された人間の話。
仮面ゴリラ軍に奇襲された猿軍、父を殺され捕らわれた仲間達、仮面ゴリラを追う猿軍ノア、途中出会ったオラウータンと人間のノヴァ(メイ)と行動を共にする事に…。
猿の惑星シリーズはほとんど観てなく…。
テレビ放送された作品でラストに自由の女神像が倒れてる?砂に埋もれてる?だけは鮮明に覚えてて。
本作に関しては繋がり的なものは特に感じず、ほぼ初見の私でも分かりやすかった!…んだけどアクションシーンは見応えありだったけど、時間を感じてしまったのと眠気がきちゃった(笑)
このシリーズ好きな方には熱い1本なんでしょうね!とりあえず続編ありな終わり方だったから公開されれば観に行こうと思います。
メイ役の子良かった!
VFXの技術向上と丁寧な仕事
冒頭の荒廃して緑に覆われた都市の映像と、エイプの動作と豊な表情が素晴らしく、いきなり惹き込まれました。VFX技術の向上もあると思いますが、作り手の感性や丁寧な仕事、愛情を感じました。
リブートシリーズの数世代後の設定ですが、1968年第1作のオマージュも所々にありましたね。人間の女性にノヴァと名付けるところ、X型のかかし、女の子の人形が「ママー!」としゃべるなど。
言葉をしゃべれる人間が多く生き残っていそうな設定。新型コロナウイルスでも、重症化する人もいれば、無症状の人もいる。ウィルスが蔓延しても全滅することなく、しぶとく生き続ける人間。人間と猿(エイプ)の共存がシリーズ一貫してのテーマと思うが、人間側がそれを許容することはないと感じました。続編でどのように展開するのか楽しみです。
シーザーを継ぐ者
シーザー三部作の意思を受け継ぎ、シーザーが何者であるかを知らない世代の物語。前三部作を観ていなくても歴史を語るかのように丁寧に復習してくれるのでうろ覚えでも問題ないだろう。エイプが支配しているであろう星で人間を見つけるのだが、森で出会った小動物に人間が餌をやるかのようにエイプが人間にリンゴを投げて餌付けするシーンはどちらが優位であるかを表現するのに印象的なシーンである。
今作の主人公の名前はノア、となると旧約聖書のノアの箱舟を想像するのではないだろうか。鷹との共存関係やタンカーのような船、洪水に飲み込まれる様はまさにノアの箱舟である。
人間の思想をシーザーが解釈し、シーザーの思想をラカが伝え、ノアへ受け継ぎ、人間の元へ戻り、再び人間がどのような道を歩むのか次回作へ期待である。
天体望遠鏡で他の惑星をみるシーンやラジオ通信をするにしては巨大すぎるパラボラアンテナが複数あるような施設から想像すると三体人ではないにしろ、既に人類は他の惑星で繁栄をして、本作の舞台は猿の惑星だがそれ以外の惑星がどうなっているのかという想像も絶えず、続きが楽しみである。
共生がテーマだが実に難しいと実感
猿の惑星の過去作は観ずに鑑賞しました。
猿が支配する地球という時代ですが、
知性のある猿といっても人間っぽくはなく、猿が進化したような造形です。
冒頭から息をもつかせぬテンポの良い展開で、ずっと面白いし目が離せないシーンが目白押しです。
前半1時間はあっという間でしたね。
そこから、主人公ノアとオランウータンのラカとの出会い、そしてノアのまわりを前半からチョロチョロしていた
フレイヤ・アーラン演じるメイと出会い、ノアに徐々に「人間を受け入れる」変化が見られ、3人の旅が始まるんですね。
このあたりは、ノアの気持ちと行動の変化が見どころで、ラカ・メイそれぞれとの良い関係性が築かれていくところに
温かさを感じましたね。
メイは、前半は動物的な動きで、ノアたちの食べ物を盗んだりして野生の人間的なキャラづけなのですが、
実は知性が高く・・・というか、現代の人間そのもので、凛とした佇まいと確かな意思みたいなものも感じられ、
只者じゃないという雰囲気は満々しています。
ただ、中盤から後半にかけて、ちょっとスローな展開でしたし、
もうちょっとコンパクトにできたんじゃないかと思いました。
本作145分の超大作ですが、120分に縮めることもできたんじゃないかと思います。
この長さがネックなんですよねー。中だるみしてしまいました。
そして後半は、メイが主人公か!?といっても過言ではないほど、メイの独壇場になっていきます。
人間の残した謎の軍事施設で暗躍、そしてノアと仲間たちvsプロキシマス・シーザー&シルヴァとの戦いで
イーグルのサンに助けられ勝利します。ここではカタルシスを感じることができて、実に映画的な面白さを味わうことができました。
ラストでのノアとメイの対話。ここは深かったですね。
メイはノアの姿勢次第では、ノアを殺すつもりであることがわかりますが、結果、ノアとは共生可能と判断したのでしょう。
そして最後の最後は、メイが謎の軍事施設から盗んだロック解除装置を、また人間が住む基地的なところへ持ち込み、
その基地的なところにいる人間がアメリカに住んでいる人間との通信をするところで終幕。
結局、人間は退化して野生動物的になっている人たちもいれば、現代の人間のような人たちもたくさんいるっぽい。
ということは、猿が支配する猿の惑星とは言えないんじゃないか?
というオチだったかと思います。
続編をつくれる終わり方ですね。
それにしても映像と音響が素晴らしいですね。ほぼCGかと思いきや、ロケ撮影をしているので、圧巻の自然の映像と
CGの掛け合わせに感動しました。Dolby Atmosで観てよかったです。
というわけで、私の大好きなフレイヤ・アーランがもはや主役級の活躍をしてくれているので、大満足だったのですが、
やはり上映時間の長さはネックでした。それがなければ4点をつけていたと思います。
なんて素晴らしい日だ!
新3部作から7年!猿の惑星待望の新作!
シーザーの死から何世代も経った後の世界!
主人公のノアは、イーグルというチンパンジーの部族でシーザーのことなどは全く知らず、人間は野蛮で盗人なので見かけたら追い払うぐらいの存在で平和に暮らしてた。
そんな中、一人の人間の女の出現で、村はプロキシマスシーザー率いるボノボとゴリラの一族に焼き払われ、父は殺され、部族猿はみんな連れ去られてしまう。
一人残されたノアは、みんなを救いに行く途中、同じくプロキシマスに仲間を殺されたオラウータンのラカそして、言葉を話す人間メイと仲間に。ラカはシーガーの真の信奉者。人間と猿が手を取り合いより良い国を築けると信じている。
しかし、抵抗虚しくラカは死に、メイとノアは捕まってしまう。
連れて行かれた先はプロキシマスシーザーのキングダム。
そしてプロキシマスシーザーは人間の遺物のサイロを開け、知識を得ることに躍起になっていた。
メイはこの知識が猿の手に渉ることを恐れて、プロキシマスシーザーに使える人を殺し、ノアたちを利用してでもその知識を爆破させることを選ぶ。
メイを信じていたノアは、メイが仕掛けた爆弾で防波堤が壊れ、猿たちが海に呑まれるの目の当たりにしシーザーの教えが果たして本当に正しいか疑問になる。
プロキシマスシーザーは倒し、村に帰るが訪ねてきたメイに疑問を投げかける。
地球の全て人間のものなのか?
猿は言葉を話す前に戻れてというのか。
その後、メイは要塞に隠れる人間たちにサイロから取ったものを渡し、人類は再び衛星を使い交信を始めるーーー
ハッピーエンドだけど、今回も猿の惑星は本当に考えさせられた。
人間以外の知的生命体が現れた時、人類は共存なんてできるのか?欲張りな人類は戦争という道しかないのだろうか。
プロキシマスシーザーの人間は信用ならないという言葉が本当に心に残った作品だった。
イケメン猿バトル(T_T)目新しさはあまりなし
前半のモンキーバトルアクションは迫力ありワクワクしましたが、シナリオはどんでん返しや驚きはあまりなく残念。
オランウータンはやっぱり可愛(笑)🦧
今までが結構面白かったので、期待しすぎたかな。
次回が心配
猿の国王が「良い人」に、人間の少女が「悪い奴」に思えてしまう
主人公のチンパンジーとオランウータン、そして人間の少女が出会い、共に旅をする前半は、それぞれのキャラクターのアンサンブルが面白く、それなりに楽しめた。
ただ、猿の「王国」が舞台となる後半になると、色々と違和感を覚えることが多くなり、物語に入り込むのが難しくなる。
まず、本作のヴィランである猿の国王だが、そんなに極悪非道な暴君ではなく、憎むべき敵と感じられないのは気になった。
昔、人間が地球を支配していたことを知る彼が、人間に警戒心を抱くのは当たり前だし、猿の世界を守るために、人間の武器を手に入れようとするのも当然のことなのではないだろうか?ましてや、彼は、私利私欲をむさぼったり、配下の猿たちに理不尽な圧政を敷いている訳でもないし、知性を持つ人間は手厚く遇し、自ら教えを請おうとする向学心すら持ち合わせているのである。
いくら拉致された猿たちを解放したいからといっても、そんな国王に歯向かい、人間に味方する主人公の行動には、今一つ共感することができなかった。
人間の少女にしても、武器庫から通信機のチップを奪取することが目的であるならば、猿の追っ手から逃げ回るのではなく、始めからおとなしく捕まって、王国に潜入すればよかったのではないかと思ってしまう。
やがて、任務のためとはいえ、仲間である人間を手に掛けた頃から彼女に対する不信感が募りだし、ラストで、彼女が、猿たちを利用しただけのしたたかでずる賢い人間であったことが判明すると、なんとも釈然としない気持ちになってしまった。
彼女のような、知性を持った人間の出現という、本作の一番のサプライズについても、そのような人間が昔からずっと生き延びていたのか、それとも一度失われた知性がまた蘇ったのかがよく分からず、モヤモヤさせられた。
前者だとしたら、猿に対して、とっくの昔に反転攻勢を仕掛けていたはずで、なぜ、何百年もたってから衛星通信を回復させたのかが分からないし、後者だとすると、武器庫の構造や通信装置等に関して高度の知識を有しているのは不自然で、とてもゼロから学び直したとは思えない。
その他にも、武器庫の入口が、海のすぐ近くの、しかも海面よりも低い場所に設置されているのは、どう考えても理屈に合わず、もしかしたら潜水艦でも隠されているのかと思ったが、まさかの戦車が格納されていて驚いてしまった。これでは、クライマックスで水没させるための、ご都合主義の設定と捉えられても仕方がないだろう。
それから、猿と人間とが共存へと向かう糸口が、最後まで示されなかったのは予想外で、仮に続編に持ち越されるのだとしても、そうした展開がなかったことは、本作の一番の違和感であり、物足りなさでもあった。
シリーズ再開?人種差別主義から「同和」に至る
4番目の作品だが、人物は新しくて前の世界観は同じなので、前作まだ見ない人と前作を見た人両方とも鑑賞オーケー❗️
だが、二週間前のゴジラ・コングの物語と似ている所があり、飽きっぽい感じがあるかもしれない。時間は長いけど、見れば面白くなれると思う。他の作品に比べて、このシリーズの人と猿の共存の命題を考えるのが魅力的な所だと思う。
そして、猿の中にも「独裁」の人種主義者があり、共存を求める主人公との対立しつつ、全体主義から団体への損害を表す。隠された対立が深くなる武器はどうなるか。更に主人公は「一般人」からの成長も良い所だった。
最後のシーンから考えると、人は裏に野心や殺意がなければ 異種にも共存できるだろう。
進化したことで、善悪、生きることが難しくなった
吹き替えで観てきました、このシリーズを全ては観ていませんが、この話だけでも理解できます。
シーザーという猿一匹が亡くなり、そこから長い歳月が過ぎた後の話となっています。
人間と猿の立場が入れ替わったことによって色々と起こる問題は人間と猿だけでなく、猿同士の間でも弱肉強食、支配者と従う者の構図ができています。
猿も進化すれば、人と同じような生活をするのか、映像がきれいで観ていてびっくりです。
人間と猿の共存はできるのかという点が、とても難しい問題となっています。
猿のノアは最後は勝利を勝ち取り仲間と一緒に帰っていきますが、人間のノヴァとは共にという選択、道はありません。
猿たちを恐怖で支配するシーザーの存在が亡くなったことにより平和が訪れます。
ですが、長く続くはないという不安な影をラストで感じてしまいます。
人間は絶滅したかと思われていたけど言葉を失うことなく生きていたことにほっとしますが、これから先、何か、いえ、絶対、何かが起きるという感じがします。
今は猿の時代だと、彼らに協力する人間もいます、気持ちはわからなくもないです、多分、大抵の人間が、彼の行動を責めることはしないし、自分ならそうしても不思議はないと思います。
ラカという博識のおラウンターンが出てきます。
猿でありながら知恵があるので、彼が時には理解のある人にように思えました、できることなら生きていてほしかったです。
続編が続くのか?
この先何が起こるか、全く予測不可能の展開でずっと引き込まれる。
見てて楽しみだったのは人間の英知を保存したサイロの中身とは?
メイ(ノヴァ)が探す「沢山の人が話せる本」とは?
はたして本(暗号解除SSD?)の役割とは!
あのサイロの中身は人間の物なのでエイプに渡すくらいなら人間の手で処分するのか。
しかし疑問も沢山残る。
電流が出る杖のバッテリーの大元の発電は?(ダイナモ式か?)
錆びついた天体望遠鏡が何故か動く。
ボロボロの巨大アンテナが可動するもんなのか?
人工衛星は可動してるのだろう。
シーザーが亡くなって数世代の年月とは300年なのか?
海水が流れるが水位以上に入り過ぎじゃないか?
『猿の惑星:創世記』(2011年)で報道されたイカルス号の件は回収するのか?
そして続編はあるのか!
BAPE vs X-Large
鷹狩りが一人前として認められる集落で育ったひよっこお猿が、人間の女性を助けながらゴリラ王国を倒す事で成長していく物語。
ノア、アナヤ、スーナはなんとなくハリー、ロン、ハーマイオニーみたいな感じ。
確かに猿の惑星のお話だが差別や人種問題など本来あった本質的なテーマより、CG映像でいかにありえない映像をリアルに見せるかというVFX技術の方に重点を置いたビジュアル作品の様に思えた。
重要なミッションをこなすメイ役にはフレヤ・アーランは少し若すぎではなかったか。
プロキシマスの吹き替えが竹内力と後から知って吹き替えを観ればよかったと少し後悔。
ライトニングって名前かっこいいと思ったけどお前なのかい!
続編を匂わす終わり方の様に思えたがどうなんだろうか。
本作の監督ウェス・ボールの次作は「ゼルダの伝説」らしいがあまり期待しないことにする。
エイプVSエイプなので戦いは地味だが、壮大な新章の幕開けとしては及第点
2024.5.10 字幕 イオンシネマ京都桂川
2024年のアメリカ映画(145分、G)
『猿の惑星』シリーズのリブート最新作
『猿の惑星 聖戦期』の続編で、シーザーが伝説になった数世代後を舞台にしている
監督はウェス・ポール
脚本はジョシュ・フリードマン&リック・ジャッファ&アマンダ・シルヴァー&パトリック・アイソン
原題は『Kingdom of the Planet of the Apes』
物語の舞台は、シーザー死後の数世代後を舞台にして、エイプたちはそれぞれのコミュニティを作って方々に散らばっているという状況になっていた
そのコミュニティのひとつ「イーグル族」は、成人になるとお供のイーグルを飼育するしきたりになっていて、その儀式のために、イーグルの卵を獲りにいく必要があった
若きエイプのノア(オーウェン・ティーグ)は、友人のアナヤ(トラヴィス・ジェフリー)、スーナ(リディア・ベッカム)とともに断崖絶壁にあるイーグルの卵を探しに出掛ける
何とか2人分の卵を見つけたものの、ノアの分が必要で、彼はさらに危険な場所へと足を踏み入れることになった
狩猟を終えて馬に戻った彼らだったが、馬の背にかけていた布がなくなっていることに気づき、その行方を追う
ノアは近づいてはいけないとされる「彼方の谷」に続くトンネルの手前で布を見つけるものの、それにはエコー(人間)の血と匂いが付着していたのである
映画は、「彼方の谷」からの来訪者によって、イーグル族の仲間たちが拿捕され、その闘争の末に父コロ(ニール・サンディライズ)が亡くなってしまう悲劇を描いていく
生き残ったノアは仲間の奪還を誓い、「彼方の谷」へと足を踏み入れるのだが、そこはプロキシマス(ケヴィン・デュランド)が支配している国で、彼は「伝説のエイプ・シーザー」の後継者であると嘯く
ノアは道中にて、シーザーの真の物語を知るオランウータンのラカ(ピーター・メイコン)に出会い、さらに言葉を話せない人間のノヴァ(のちにメイと判明、演:フレイヤ・アーラン)とも旅を続けることになる
そして、ノヴァには真の目的があり、プロキスマスが統治する場所には、人類を救うあるものが隠されていたのである
基本的なラインは「ノアの成長」であり、物語の根底には「シーザー伝説の既知と無知」というものが描かれている
イーグル族にはシーザー伝説がほとんど浸透しておらず、プロキシマスはそれを悪用していて、真の物語を知るラカは憤りを覚えている
シーザーがかつて人類と一緒に過ごしていたことは誰にも信じられないもので、人類とエイプは共存できるのか問題は一応は描かれていく
だが、本作は「共存」を模索する物語ではなく、排除前提で動いている人類の思惑というものが露見する
そんな中で、ノアと出会って時間を過ごしたノヴァだけは、その可能性を感じ取ることができるかもしれない、という感じに結ばれていた
これまでのシリーズを知っていた方が良いとは思うが、「たどり着いた星は猿が支配する地球だった」というパッケージでネタバレしているオリジナルすら見ていなくても問題がない
「完全新作」を謳っているが、シーザー伝説がちょっと残っているだけなので、『猿の惑星』の続編である理由もなかったりする
これまでに試行錯誤されてきたものはほとんど置き去りで、次のシリーズの主人公となるノアの覚醒の物語になっているので、これじゃないと思う人がいても不思議ではないように思えた
いずれにせよ、これまでのシリーズは大体見ているが、オリジナルの衝撃以外覚えていない私でも何とかついていけた
シーザーが伝説化していることはきちんと説明されるので、「これまで大変な戦いがあったんだね」とさえ思えればOKだろう
主人公サイドが似ているので混乱するが、あっさりと二匹が退場させられるので、途中からは問題ない
後半に合流した頃には顔つきも変わっているし、記憶にも残っているので、見分けつかない問題は前半だけで済むのは良かったと思う
今回はスケジュールの都合で通常字幕にしたが、特殊効果がある劇場でも問題ないのかなではないだろうか
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