猿の惑星 キングダムのレビュー・感想・評価
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エイプの叡智!
猿達の守るべきもの、戦うべきもの、理念や道理、を理解した眼の奥の思慮深さを強く感じました。まさに人間の進化を見るようです。猿の気持ちになると人間の身勝手さが浮き彫りなります。同じストーリーを人間目線で描いたアナザーストーリーも見てみたい映画でした。
人類愚民化計画
猿の惑星のオリジナルはすでに人類が知性を失っていて、猿が地球を完全支配していた世界。今回のトリロジーはいまだウィルスに感染してない人類の生き残りと知能が上がってきている猿たちの戦いを描こうというのかな。これってまあ、ターミネーターみたいなもんだね。人類が自分たちより知能が高い相手から攻撃を受けて戦うという筋は。
現時点では地球上人類に対抗できる知能を持った生物は存在せず、たいてい敵は宇宙からの侵略かAIというのがパターン。このシリーズは猿が進化して人類の脅威となるというもの。同じ知的生命体同士、戦い合うのかそれとも共存共栄を目指すのか。やりようによっては面白くなるのかも。解釈しようと思えばいくらでも解釈は膨らむ。せっかく人類のように知能が高くなった猿たちが、人類と同じように支配欲、権威におぼれて他部族を襲い支配しようとする姿はまさに猿真似という言葉が示す通り皮肉な物語だ。人類と同じく彼らも愚かな歴史をたどるんだろうか。
前トリロジーの主役のシーザーをキリストのようになぞらえて彼の教えを自分たちの都合のいいように解釈して権威に利用するなんて人類そっくり。
そして今作は新トリロジーの一作目だけど、おそらく二、三十分くらいで語れる内容を二時間以上に引き伸ばしてるから、まあ展開は遅いし、内容がないこと。
端的に言えば一人の若者が苦難を乗り越えて一人前の鷹匠になってゆく物語だけど、正直退屈過ぎて次第にストレスが溜まってきて神経伝達物質の放出が抑制され神経細胞間での情報伝達が阻害されて脳の機能が低下していくのが分かった。こうやって人間の知能を下げて、猿たちは地球を乗っ取ろうというのだな。三部作というからにはすべてを見終わったら人間はあっぱらぱーになって地球侵略完了というわけだ。そうはいかんぞ、まず次の作品は見ることはないだろうから。
前回のトリロジーも内容ほとんど覚えてないくらい印象が薄かった。あらためて今回、新トリロジーって、どんだけ猿の惑星好きなんだろ。正直見る気なかったけど時間調整でやむなく見たら予告編から想像してた通り、何一つ印象に残るものがなかった。
この作品を見て得られるものが何一つなかった。しいて言うならCGはすごいねえというくらいかな。確かに猿のCGは完璧、「ジュマンジ」の頃と比べようもないくらい。そして猿のCGもすごいけど、人間のCGもよくできてたねえ。あの女の子はほんと本物かと思うくらいよくできてた。馬もCGだろう、多分。
でもCGがよくできてると逆に見ていて飽きてくる。ジュラシックワールドシリーズも見てるうちに恐竜がただのでかいトカゲにしか見えなくなってくる。
やはり配信で十分だったな。
期待外れということはないが、期待を超えることもなかった。
まあ期待通りといえば期待通りともいえる。
しかし、見終わった後のスッキリしないというか、物足りなさは何だろう。
『猿の惑星』はオリジナルからほとんどの作品を見てきた。
私が好きなのは、初作とティム・バートンがリメイクした『猿の惑星』だという点を踏まえたうえで読んでほしい。
初作は、言わずと知れたチャールズ・ヘストンが主役の作品である。
作品を見たことない人でも、エンディングの衝撃的なシーンをどこかで見たことがあるかもしれない。
ティム・バートン版は、不評だったが、私は好き。
特にエンディングのリンカーン像が・・・
初作の自由の女神像のエンディングに対するティム・バートンらしいオマージュが記憶に残っている。
今回の作品は、そうしたサプライズがなかった。
意表を突かれる展開も新解釈による展開もなかった。
『人間とエイプの共存』をテーマにしながらも、その扱いが薄かった。
もうすこし刺激的な展開が欲しかった。
というのが感想。
今回登場する人間メイは、過去作のウィルやマルコムとは違ったタイプで良くも悪くも人間らしい人間。愛情はあるが、狡猾で打算深い人間。
そうした人間の共存は可能なのか?
もう少し描いてほしいところだったが、次回作で期待したい。
エイプと人類
リブート3部作 猿の惑星聖戦記から7年余り。
再び新たな作品としての公開。
VFXの進化、モーションキャプチャーなどの技術は現実にない世界を自然に描写する。壮大な世界観、類人猿エイプが生態系の頂点にいる。
最初期作は60年代。そこからリブート作含め10作余り。
長いフランチャイズ作品である。
初期作主演はチャールトンヘストン。晩年は全米ライフル協会会長としての名の方が、有名になってしまったかもしれない。ベンハーなどで活躍したスター俳優だった。
今作、リブート3部作との直接的なつながりは冒頭
シーザーのくだりがあるぐらいで、未見でも楽しめる作品ではあるだろう。ただ、前3部作を鑑賞しているとより世界観の認識が深まるのは違いない。なぜ人類が衰退していったのか、エイプたちがなぜ人類と立場を逆転させたのか、をその存在意義まで深く考察し、アクションと両立させたシナリオ、演出が素晴らしかった。
とくにリブート1作目創世記、3作目聖戦記は深遠なテーマを含みつつ、ヴィジュアル、アクションも濃厚。
エンタメ作品としてなかなかにシビアだからでもある。
もちろん2作目も。
その点においては、キングダムは今ひとつ踏み込めていないかもしれない。
新たな作品として始動を始めたが、その世界観をより深く認識していれば今作をもっと楽しめるだろう。
もちろん単独作としてよくできてはいる。
人類にしろ、類人猿にしろ権力をもつものの支配、被支配の関係性の描写。力をもちすぎると、ろくなことにならないし、ろくなことをしない。
現実でもそうであるように。
様々な物語でも描かれてきている。
権力が腐敗するのではない、腐敗するのが権力だ、
とのある作家の言葉は言い得て妙である。
ノアとプロキシマスシーザーの対決、人類の生存者メイとの関係。
ラストでは、この作品もまた新たな序章にすぎないことを
知る。
現実にコロナ禍を経験、今もウイルスは定着しているが…
そうしたこともふまえて観ると、人類の創造する技術の進化
は認めるが、ウイルスもまた生き残りをかけ変異している。
猿の惑星全体を俯瞰してみた時、現実に人類が衰退し、
違う種にとって代わられる、ということもあり得ないこと
ではないと思わされる。
相変わらず人類は殺し合い、ウイルスの脅威は人間に確実に
迫っているからだ。
リブート3部作の中、猿のシーザーはなんとか人類との共存を図ろうと苦悩する。
今作ノアにもシーザーの血が流れている。
苦悩の物語が始まるのだろうか。
監督ウェスボール。メイズランナー、ゼルダの伝説のメガホンも任されているという。
これからの人である。
海猿 リミットオブ ‥‥
前作から何世代もあとのエイプ達。でもまだ大半は野生に近いが、どこか人間味が増してきたかな。敵は猿というかゴリラ寄りだけど。
序盤の事件以降のストーリーが少しヌルっとしてたが、中盤から面白くなってきた。
あの女の人が何者なのかがキーになってくるけど、最後まで微妙な表現だった。何故大半の人間が退化した世界に、普通に喋れる人間がいるのか、仮説を立て次回作を楽しみに待つのも良いかな。
終盤はホント海猿。伊藤由奈の「信じよう~」が脳内再生しかけたけど笑
必殺イーグルアタック!!は地味でしたね
英語を喋る猿サルさる
このシリーズは今まで観てませんでした
ゴジラVS コング観て、猿の惑星見てるみたいだなーと思って、、暇もあったのでこっちも観てしまった w
もう一生分のサルの顔を見た気分です
猿と言ってもいろんな種類がいます
チンパンジー、オランウータン、ゴリラ…
まあ悪いヤツは大抵ゴリラです
映像はスゴイです
サルは英語を喋ります
Thの発音もするのかなぁとか余計な事ばかり考えちゃう
まあ沢山のサルを見る映画です
ノア目線で見られたらおもしろかったのかもしれない。 人間がでてくる...
ノア目線で見られたらおもしろかったのかもしれない。
人間がでてくるまてが長くて眠くなって来た。
そのエピソードいる?ってのも多くて…
ついつい前作と比べてしまう。
前作の、ジーラだったっけ
女の博士は最初エッって感じだったけど見てるうちに可愛らしくなって来たけど
ノアにあまり魅力的ではなくて感情移入できなかった。
サルは服着てなくて…野生の人間が布を付けてる。
後半は面白くなって来たけど
最近は昔の映画の名前を借りて新しいのを作るけどどれも前作を超えることはない。
違うタイトルつけたらいいのに
伝説級のラスト、、じゃーなかった
新たな三部作の始まりらしいですけど、次は見に行かないかなあー。お猿さんの顔芸ももうここまで来ると飽きるというか、それだけでは感動出来ない自分がいました。やはり脚本、プロットの練り込みが足りない様な気がしますわ。盛り上がってるところ申し訳ないけど、星二つです。
毎回考えさせられる
このシリーズ、毎回気持ちが猿側になったり、人間側になったり、感情揺さぶられます...
結局、猿が支配する世の中がいいのか、人間が支配する世の中がいいのかは難しいなぁ。
猿に知識がつけば、身体能力では完全に負けているので、人間て弱いなとは毎回思います。
時代時代の支配者は変わっていくのは当然...
人間は何に滅ぼされますかね。
猿?ウィルス?災害?
シーザーの死から300年
「猿の惑星 創世記」からのシーザー三部作に続く、新シリーズ(?)
監督が「メイズランナー」シリーズのウェス・ボールって事で、大丈夫か?と思ったけど、なかなか良かったと思います(^^)b
まぁ「メイズランナー」も1作目はまあまあ良かったんだけどねぇ~
内容としては、シーザーの死から300年後の世界が舞台で、シーザーを知りもしない少年の猿ノアが主人公。
そのノアが何故か買いかぶられる。確かに優秀なんだけど、それを何故見抜けたのかがわからなくてモヤモヤ…
そんなモヤモヤな違和感がいくつかある脚本だけど、アクションはよく出来てて見応えあり(^^)b
続編ありきな「メイズランナー」を思い出させるラストで、続編は大丈夫か?って感じです(^_^;)
もうウッキッキとは言わない。
前シリーズのシーザーの死から300年後の世界。
とてもドラマティックなストーリー展開で、冒頭から
エンディングまでゆるむ事なく観られる。
VFXとCGの映像もとても良くなっていて、エイプの出来は
前シリーズと比べ物にならないほど、自然。
人間側の描き方も、なかなか良かった。
3部作になる予定みたいなので、次の展開が楽しみ。
ネイチャーSFを味わえた
私は「猿の惑星」を一度も見たことなく、観てこなかった理由は「人間=悪」という演出が多かろうという偏見な考えを持ったまま、2024年にまで鑑賞してきませんでした。
そして、今作で初めて「猿の惑星」を観てきました。圧倒的大自然、文明を上書きにするほどの植物の生命力。知性を持った猿たちの生活様式。何もかも新鮮に感じて、良いSF映画だと思いました。
なによりわかりやすい。初心者でも楽しませる親切設計と表情豊かな猿の表情で何を考えているのかピンとくる自身の感受性を刺激する演出。大雑把なハリウッドの気遣いを私は感化されました。
スター・ウォーズ8以降、ハリウッドのSFはポリコレのプロパガンダとして利用されてしまっているが、今作でアメリカの映像スタッフの本気を見せつけられた印象でした。
「物足りない」・「シンプルすぎる」という印象を持たれるかもしれないが、人類を知らないイーグル族の若者ノアが知性と勇気で困難を乗り越え、エコー(人間)を知ることによって、葛藤や冒険を追体験できると私は感じました。
吹き替え版を鑑賞しましたが、主人公ノアは松岡禎丞さんで聡明さと悩める若者を演じていて作品の雰囲気を盛り上げてくれましたが、やはり、悪役プロキシマスを演じたのが竹内力さんだったのが衝撃的だった。全く違和感がなかったし、ハマり役でした。
面白かった
あまり周りでは盛り上がってなかったが、シリーズファンなので鑑賞しました。
正直疑問に思う箇所もありましたが、脳内補正というか、今後なにかしら明らかになるのかなと楽しみにする方向で解釈。
個人的な反省点として、前作までの軽いストーリーの復習をするべきでした
猿か人間か
たどり着いた海岸の砂浜には半身埋もれた朽ちた自由の女神が…
この金字塔とも言える映画をリアルタイムで観て強烈な印象持ってから幾星霜時は経ち時代は変わりセクハラだのパワハラだのジェンダーだのと少数派が多数派を締め付け人権云々は分かるのだけど黒とか白とか南とか北だとか領土か宗教か今だに戦争、紛争は収まらない。民主主義は多数派で成り立っているしかし多数が正しのか平等とは何か…。
そして猿か人間かどちら側に立たずどちら側にも狡さや主張があり考えさせられる作品になっている。特にノアが父親を亡くしその亡骸の前で見せる演出はノアの性格と状況を現すものも相まって胸に迫るものがある。猿同士が見分けがつきにくい所は本物のチンパンジーもそうだから仕方ないか…。とはいえ映画エンタメ面白く出来上がっているし、VFXと現実は全く見分けがつかなくなった、しかし一作目のような強烈な物はない。
新たな展開のなった本作この先どのような結末になるのか。
中盤までは眠くなるが終盤で盛り返す
猿の惑星シリーズは一応前作見ているものの、「シーザーっていたなぁー」程度の記憶で鑑賞。
シーザーが人間と協力していた時代から何世代も後の、もはや「シーザーって誰?」と忘れ去られてしまう時代の話。そして今回の物語の主人公となるサルの村にとっては、人間は言葉を話さず退化した生き物という認識。そんな中で、一人の人間の女性が急にその主人公サルの近くに現れ、本を読み過去の話も知るインテリなオランウータンの助言もあり一緒に行動をするようになる。
そうして「異なる種族同士で協力しあうハッピーエンド」かと思わせて実際は少し異なる結論を描く「最後まで見ないと楽しめない」作品です。
前半から中半までは、物語の整合性に疑問を感じる点が多々あり少し退屈してしまいましたが、終盤で一部疑問が解消され「そういうことね」と腑に落ちました。
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