「侵略と支配への恐怖は続く」猿の惑星 キングダム 椎名モモコさんの映画レビュー(感想・評価)
侵略と支配への恐怖は続く
シーザーの死後何世代かを経た未来を舞台にした新章の始まりです
回を重ねると段々話が娯楽に走ったりしてダレてくるものですが
本作はさすが頭のいい人が創っていて一切のダレはありません
お互いのテリトリーを守り侵害することなく共存する
というのがシーザーの理想でしたが当時もうまくは行きませんでしたが
今もなお侵略と支配に怯える世の中は一切変化することはありませんでした
チンパンジーは村を作り平和に暮らし
オランウータンはその数を減らし絶滅に瀕しています
そして支配者となったゴリラは人間の復権を恐れ
強力な戦闘力を武器に人間狩りとノア達の村を侵攻し
かつての人類の技術の扉を開けるべく奴隷としました
そして知能を失うことなく野生化しなかった人類ノヴァ/メイが現れ
謎のミッションへと行動するのでした・・・
いよいよ第1話以来のSF物語が幕を開けます
全く新しい局面を迎える次回作以降がまた楽しみになる作品です
コメントする