劇場公開日 2024年5月10日

「リブート三部作よりは面白くなりそうな予感」猿の惑星 キングダム のりちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5リブート三部作よりは面白くなりそうな予感

2024年5月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

「完全新作」と宣伝されていますが、世界観はリブート三部作と地続きで、
人間の作ったウィルスによって知性を得て、人間との共存を模索しながら、
猿のカリスマ的指導者となっていったチンパンジー、シーザーの死から
300年後の地球が舞台です。

リブート三部作については、一作目を除いて、二作目以降、
猿だらけの暗い絵面で、お話も娯楽性に欠ける駄作だな、
と個人的には思っていましたが、今作は、人類文明が衰退した
緑豊かな地球を舞台に、比較的娯楽性の高い作品に仕上がってます。

画のトーン、音の使い方、音楽などオリジナル(1968年)への
リスペクト、オマージュも随所に見られます。

予告編を見る限り、猿の王国の主プロキシマス・シーザーが悪役で、
それに対して、チンパンジーの若者ノア、オランウータンのラカ、
知性を持った人間の少女メイ(ノヴァ)が共闘するお話、かなと思いますが、
そう単純ではなく、それぞれのキャラクターがもっと複雑な描かれ方をしています。

知性を持った猿(プロキシマス、ノア、ラカ)の人間に対する視線と洞察、
人間(メイ、トレヴェイサン)の本質と、知性を持った猿に対する視線、本音。

特に、プロキシマスとメイの描かれ方は興味深いです。
考えさせられました。

IMAXで鑑賞しましたが、シネスコよりは天地が広く感じるけど、
IMAXのフルサイズではないような?
予告編を見ると通常版はシネスコのようなので、
シネスコ版は上下が多少トリミングされているのかな?

のりちゃん
トミーさんのコメント
2024年5月15日

共感ありがとうございます。
今後、ノアとメイが引き続き対決姿勢になっていくのか? どの位後の話になりますかね。

トミー