「今作に関わった制作陣全員。」猿の惑星 キングダム 案山子男さんの映画レビュー(感想・評価)
今作に関わった制作陣全員。
前回の『聖戦記(グレート・ウォー)』だったか。
「あの少女って、後のテイラーと共に行動する女性なのか?」
「って事は、次の作品で逆転した世界になる過程を描いて終わるのかなぁ・・・」
こんな事思いながら、劇場を後にした記憶がある。
で、期待を持って鑑賞しに行ったのだが・・・
シーザーは、開始数分で死亡扱い。
時はかなり経過している模様。
シーザーの教えを教わること無く、鷲と共に平和な生活を送る猿のイーグル族。
シーザーの教えを間違えて解釈した挙句、侵略大好きなカルト集団と化したゴリラ様一族でいいのか?
猿のイーグル族は、シーザーの教えを間違って解釈をし、侵略大好きなカルト集団と化した一族に村を襲撃され、捕虜として捕らわれる。
逃れたノアと、シーザーの教えを布教させようとするオラウータンと、謎の人間の女性。
3人の旅が始まる。
こんな感じで物語が展開する。
このシリーズって、60年代に制作された『猿の惑星』の前日譚って位置付けで始まったのでは?
少なくとも、このサイトに掲載されている『創世記』と『新世紀』。
作品詳細欄には記載があるんだけど。
『聖戦記』だけはこの表記が無いのには謎があるんだが。
前述の事から、この『創世記』から始まるシリーズに求めている事は、“猿が進化して、何が原因で人間を支配するようになったのか?
そして、人間は話す事が出来なくなり、衰退したのか?”
この過程を描いてもらわないと困るんですけどねぇ・・・
ってな事で、今作に関わった制作陣全員。
過去作を全く鑑賞した事無いのか?
って、思えてしまう位、方向転換してしまった感じ。
知能が発達した動物同士で行われるお山の大将争いと、人間の裏の狙いに2時間30分近く付き合わされるとは思いませんでした。
しかも、今作で登場している人間って何なの?
冒頭にて、「謎のウィルス(だっけ。)・・・」で始まっているのに・・・
何なんでしょうね?
あっ!!!
前3作品は、20世紀フォックス。
今作は、20世紀スタジオ。
ディズニーに買収されたんだから、シリーズの方向性変えられてもしょうがないのか。
ってか、フォックスのまんまでも、この内容になっていた可能性は否定は出来ないが・・・(涙)